竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ...

フリーザとの苦戦の末フリーザに超元気玉を食らわせた悟空

だが、フリーザは倒しきれておらず、ピッコロやクリリンが倒されてしまう

クリリンが粉微塵にされたことにより激情で超サイヤ人へと覚醒する悟空

悟誠はフリーザのある一言で覚醒する

「ふざけてんじゃねえぞフリーザァァァァ‼‼‼」

果たして決着はどうなる⁉


ついに覚醒!超サイヤ人を超えろ!孫悟誠!

side悟空

 

オレ達が超サイヤ人(スーパーサイヤ人)に覚醒してからしばらく経ったころだ...

 

界王様がオレ達が戦っている間、

 

機転を利かせて地球のドラゴンボールを使い、

 

ナメック星の神龍『ポルンガ』を復活させて

 

フリーザに殺された者たちを地球へ転送させてもらった…

 

これで心置きなく戦えるようになった。

 

だが、フリーザの奴この星を破壊しようとしやがった...

 

奴の無意識の手加減により即破壊は免れたがあと五分もすればこの星は崩壊する

 

その前に奴を倒し、悟誠と共に地球に帰らなければならねえ…

 

奴との差は二人で戦ってようやく押せる程度の差しかねえ...

 

どうにかしねえとオレも悟誠も二人して終わりだ…それだけは避けなきゃならねえ…

 

 

「クソッ!何故だ!オレは宇宙の帝王なんだぞ!こんな猿野郎に負けるはずがないんだ‼」

 

 

「だが実際押されてんじゃねえかいい加減認めろよ、お前はもう勝てねえよ…」

 

 

「おのれぇ!おのれ!おのれ!おのれ!おのれ!

俺は!フリーザだ!負けていいはずがないんだ!!!

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼‼‼‼‼‼‼‼」

 

するとフリーザの身体がどす黒い球体に包まれた。

 

な、なんだ!?いったい何が起きてやがんだ!

 

すると球体にヒビが入りやがてヒビは球体の前進へと伝わっていきやがて球体が崩壊した。

 

そして中から出てきたフリーザにオレは息をのんだ。

 

そのフリーザの姿が異様なものだったからだ...。

 

 

「.........」

 

動きを確かめるように腕を動かしているソイツは此方に見向きもしない

 

 

「...親父、アイツは不味い...俺が止めておくからその間に親父は乗ってきた船で帰れ...」

 

悟誠がオレの所に飛んできてそう言った。

 

 

「何言ってやがる!おめえ一人で戦わせられるわけねえだろ!今までだってオレ達二人でようやく戦えてたんだ

おめえ一人でやったって殺されるだけだ!」

 

 

「...分かった、んじゃ、やるだけやってみるか!親父!」

 

 

「あぁ!...⁉」

 

刹那、重い衝撃がオレを襲った

 

 

「な…ん…で…」

 

オラの意識はそこで暗転した、

 

 

sideout

 

 

sideイッセー

 

 

不意打ちで親父を気絶させた俺は、

 

親父を担ぎ、急いでフリーザの乗ってきた宇宙船の方に向かった。

 

宇宙船に着くと近くにギニュー達が乗ってきただろう宇宙船があった。

 

俺はそれに親父を押し込めるとシステムを起動させた。

 

そうして扉を閉めると、宇宙船は親父を乗せ飛び立っていった。

 

 

「......すまねえな、親父、後で恨み言ならいくらでも聞いてやるから

今は我慢してくれよ…」

 

飛び立っていった宇宙船を見送ると、俺はフリーザのところに戻った。

 

 

「ふむ…ようやく戻ってきたか親子の別れは済んだのか?」

 

野郎...気づいてやがったのかよ...

 

 

「あぁ、良かったのかよ…お前が邪魔しに来ないなんてよ…」

 

 

「フン…我にはサイヤ人などどうでも良い…久方ぶりに目が覚めたと思ったら

このような場所にいたのだからな」

 

久方ぶりの目覚め?それに自分のことを我と呼んだ…こいつはフリーザじゃねえのか?

 

 

「どういうことだ…?お前フリーザじゃねえのか?」

 

 

「ふむ…我がフリーザかどうか…か...正確には我はフリーザであって

フリーザではない…我の生前の名前はフローズ…遥か昔に存在したフロスト一族の一人だ…」

 

フローズか…さしずめフリーザの祖先ってとこか…どうして祖先が出てきたのかは知らねえが

 

アイツから感じる気は尋常じゃねえ…おそらくこのまま超サイヤ人で戦っても瞬殺されちまうだろうな…

 

 

「そのフローズさんがなんでこんなところに出てきた!フリーザはどうしたんだ!

それとその姿…フリーザの奴はまだ力を隠していやがったのか?」

 

 

「質問の多い小童だ...まず子孫の事だが子孫は今我の中で眠っている…

次に我の事だが何故出てきたかは子孫の感情が影響だろう…

それと最後にこの姿だが…これは我が生前に切り札として使っていた形態だ…

名付けるなら、そうだな…皇帝形態(エンペラーフォルム)とでも名付けるとしよう…」

 

皇帝形態…フローズの切り札か...

 

アイツを倒すならもうあれを使うしかねえだろうな…ドライグ、いけるか?

 

『あぁ、いつでも可能だ…お前がその姿に覚醒したことであの力を発動させる条件がそろった…』

 

それならいい…そんじゃいっちょ付き合えよ相棒!

 

『応!異世界の龍と伝説の戦士の力…見せてやろう!』

 

 

「いくぜ!究極倍化(アルティメットブ-スト)…」

 

『Welsh Supersaiyan! UltimateBooster!!』

 

その音声と共に俺の身体がまばゆい光に包まれる。

 

 

やがてその光が晴れると俺の身体は金と赤のオーラに包まれていた。

 

 

赤龍帝の超龍形態(ブーステッド・ギア・ドラゴニックフォーム)

またの名を…超サイヤ人龍(スーパーサイヤ人龍)ってとこか…」

 

 

「ほう、面白い…我のこの形態とどちらが上か試してやろう...と、言いたいところだが

この星の寿命も持って後二分…なので、こういうのはどうだ?小童…

我とお主で互い全力の一撃を放ちそれを耐えられた方が勝者だ…どうだ、受けるか?」

 

 

「...あぁ、その勝負受けてやる…」

 

 

「フッ…そうこなくては面白くない、ではいくぞ!

はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

全力の一撃か…俺が打てる全力はウェルシュかめはめ波しかない…

 

あの技で仕掛けてみるか?

 

『いや、相棒…それならもっといい物があるぞ』

 

そんなものがあるのか?だが俺はあの技より強い技は知らねえぞ

 

『なら、俺の言う通りにやれ…そうすればお前にもできるだろう…』

 

お前の言う通りにやればいいんだな?分かった!それじゃ教えてくれ!

 

『あぁ、まずはなんでもいいから気を放ちやすい構えをとれ…』

 

気を放ちやすい構えか…なら!これだな!

 

俺は腰を落とし、手前で手を合わせ腰のあたりまで持っていきかめはめ波の構えをとった。

 

『そうしたら次はそこに限界まで気を溜めるんだ』

 

気を限界まで溜めるんだな?分かった!

 

俺は構えたまま限界まで気を込める。

 

シュイィィィィィン!!!!

 

手の中に大きな気の塊が出来ているがまだこれだけじゃないらしい

 

『気を限界まで溜めたな?なら最後だ…その状態のまま倍化をしてその倍化した力をその気に譲渡させろ…』

 

倍化させてそれを気に譲渡だな?んじゃ行くぞ!

 

 

「十億倍化…」

 

『One Billion Booster!!』

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!

 

一瞬で俺の力が上がっていくのを感じる...

 

 

赤龍帝の贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)!」

 

『Transfer!!』

 

気の塊に譲渡した途端、手の中の気が一瞬で膨れ上がった。

 

こいつは抑え込むのも大変だ...

 

『それで準備は整った…放つがいい!神滅具の真骨頂!ロンギヌス・スマッシャーを!』

 

こいつが...ロンギヌス・スマッシャー…こんなものを放てば惑星どころか、宇宙そのものが消え去るんじゃないだろうか…

 

 

「ほう…そちらも出来たようだな…ならば、いくぞ…『エンペラーノヴァ』」

 

大惑星ほどもある超巨大なエネルギーの塊がオレに向けて放たれる

 

俺は迎え撃つように手の中のそれを撃ち放った。

 

 

「喰らいやがれ‼ロンギヌス・スマッシャーァァァァ!!!」

 

ズッゴォォォォォォォォォォン!!!!

 

撃ち放たれたロンギヌス・スマッシャーはいとも容易くエンペラーノヴァを吞み降しフローズのもとに向かっていく

 

 

「我のエンペラーノヴァを降すか異世界の龍よ…我の負けだ…

また会い交みえぬことを願っている…」

 

その言葉を最後にフローズは極太の光線に呑み込まれその姿を消した。

 

 

「はぁ...はぁ...はぁ...終わった...のか?」

 

フリーザの奴は消え去った。

 

だがもう乗ってきた宇宙船に戻るまでの時間はない...

 

 

「へへっ...どうやらここまでみてえだ...」

 

親父の奴は無事に地球にたどり着けるかな?

 

着いてくれなきゃ俺がここまでした意味がねえ...

 

 

「親父、悟飯…後のことは頼んだぜ...」

 

その言葉を最後にナメック星は崩壊するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




オッス!オラ悟空!

ナメック星が崩壊してイッセーが死んじまった…

え?ポルンガの力なら何度でも生き返れるんか?

良かったな!悟誠!オラはもう少し遅くなりそうだ

次回!龍に選ばれし赤龍帝!

甦れ孫悟誠!英雄の義息子の帰還だ!

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