竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ…。

病に倒れた悟空を匿うため、急いで家へと戻った悟誠。

しかし扉を開けようとした瞬間勢いよく扉が開かれ顔面を強打するのだった…。

「痛ってぇぇぇぇぇ!!」


恐るべき真実!もう一つのタイムマシン

side悟誠

 

 

「大丈夫?悟誠お兄ちゃん」

 

 

「あ、あぁなんとかな…。」

 

おっす、俺悟誠!

 

父さんを運ぼうと家へと帰ってきたらいきなり顔面を強打されちまったよ…。

 

 

「すまねえだ、悟誠、それと二人ともよく無事に帰ってきたな!おっかあうれしいべ!」

 

 

「へ?(え?)」

 

いきなり二人揃って抱き締められ困惑する俺と悟飯。

 

 

「チチさん、オレ達もいるんすけど…。」

 

クリリンさんの言葉に母さんがそちらをみる。

 

 

「あぁ、クリリンさんも来てたのけ」

 

 

「どうも…。『悟空の奥さんだ…』」

 

クリリンさんがトランクスに耳打ちする。

 

 

「あ!は、初めまして!」

 

すると、部屋の奥からヤムチャさんが出てきた。

 

 

「あ!クリリン、悟誠に悟飯も!無事だったか!心配したぞ!」

 

 

「父さんの様子は…?」

 

 

「今、薬を飲んで今眠っているよ…。

ん?お前は未来からきた…。」

 

ヤムチャさんがトランクスに気がついて声をかける。

 

 

「そうか!お前が人造人間を倒してくれたんだな!」

 

 

『え…?いや…。』

 

口ごもる二人に俺は代わりに答える。

 

 

「ヤムチャさん、すみません。人造人間はまだ倒せていないんす…。」

 

 

「詳しいことは後で話すけど…。急いで武天老師さまの所へ移動しなければいけないんです!みんな揃って!」

 

 

「なに…?」

 

 

「新手のもっと恐ろしい人造人間がその内ここへやって来るんです。」

 

 

「え?」

 

 

「そ、そりゃ、大変だ!急いで準備しよう!」

 

俺達は急いで移動の準備を整えた。

 

俺は父さんの上半身を持ち上げてヤムチャさんに言う。

 

 

「ヤムチャさん、足をお願いします。」

 

 

「あ、あぁ…。」

 

 

「そーっとだぞ?そーっと…。」

 

母さんに言われながら極力揺らさないように寝室から飛行艇に乗り込む。

 

横ではクリリンさんとヤムチャさんが話している…。

 

 

「新手の人造人間ってのはそんなに強いのか?」

 

 

「えぇ、もう強いなんてもんじゃありませんよ。悟誠ですら避けるので手一杯だったんですから…。」

 

 

「なにっ!?それじゃ打つ手無しじゃないか、どうするんだこれから」

 

 

「とにかく、悟空が治るまでどうにか逃げ延びるしかないでしょう…。」

 

 

「それしかないか…。それじゃ、出発するぞ」

 

ヤムチャさんが飛行艇をの舵をとり、俺達は亀の爺さんの所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行艇の中でクリリンさんが事の顛末を母さん達に話してくれた。

 

それを聞いていた母さんが不意に悟飯に勉強をさせだした…。

 

母さん、こんなときまで勉強かよ…。

 

その後もこれからどうするかを話し合った結果…。

 

ブルマさんに連絡をとることになった。

 

 

「えぇ…。オレが連絡するんすか?嫌だな…。」

 

 

「ブルマさんと付き合い長いでしょ?お願いします!」

 

やれやれ…。と言いつつもクリリンさんは渋々引き受けてくれた。

 

 

「お前のおっかさんキツいんだよな…言うことが…。」

 

 

「あははは…。未来でも変わってませんよ…?」

 

いつの時代でもあの性格は変わってないってことか…。

 

 

ピッピッピッ!プルルル…。ガチャ!

 

 

『はい、もしもし』

 

以外とすぐ出たな、ブルマさん。

 

 

「あ、ブルマさん、クリリンですけど…。」

 

 

『あぁ、クリリンくん丁度よかった…。そっちに大きくなった方の私の息子のトランクス、いない?』

 

 

「え?あぁ、丁度いますよ?」

 

 

『良かった、ちょっと変わってくれない?』

 

 

「?…そのまま喋っていいっすよスピーカーから聞こえますから」

 

 

『そう、じゃあさ、トランクスあんたタイムマシン忘れてきたりしてない?』

 

 

「え?」

 

慌てて確認を始めるトランクス。

 

無くしたのか…。アレ無いと未来に帰れないんだろ?

 

 

「いえ、ありますよ?ちゃんとカプセルにしてしまってあります」

 

 

「あるらしいですよ?」

 

 

『そっか、じゃあ違うのかな?実はねトランクスのタイムマシンと似たような形の機械が捨ててあったって一般の方から連絡があったのよ、それで画像を送ってもらったらビックリよトランクスのタイムマシンそっくりなんだもの!

画像を送るから見てちょうだい』

 

そう言うと印刷口から一枚の写真が送られてきた。

 

『なっ!?これは…!』

 

それは紛れもなくトランクスが乗ってきたタイムマシンだったのだ…。




オッス!オラ悟空!

驚れえたぞ!まさかもう1台タイムマシンがあったなんてよ!

え?それもトランクスが乗ってきたやつと同じもんなんか?

次回!龍に選ばれし赤龍帝!

タイムマシンの真実!もう一人のタイムトラベラー

ぜってえ見てくれよな!

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