竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ…。

ブルマからの情報でもうひとつのタイムマシンの元に向かった悟誠達…。

そこには謎の生物の卵の殻が落ちていた。

人造人間に謎のタイムトラベラー…。

果たして悟誠達の運命は!


出撃!超ナメック星人&超サイヤ人!

時は元に戻り神と融合したピッコロが下界に降りたところから始まる…。

 

side神コロ

 

 

俺は記憶にある化物を探すため、ある町にきていた。

 

そこで謎の怪生物と対峙していた。

 

 

「何者だ貴様!何故ピッコロの名を知っている!?」

 

すると怪生物は拙い口調で話し出す。

 

 

「へぇ…。俺はお前の兄弟だ…。」

 

 

「なにっ!?」

 

ピッコロの兄弟だと!?馬鹿な!そんなはずはない!

 

 

「馬鹿なことを言うな!貴様の正体はなんだ?話すんだ!詳しくな!」

 

 

「ブルゥゥ……その必要はない、お前はすぐ私の食事になるからだ…。」

 

話すつもりはないらしい…。

 

 

「なるほど、そういうことなら何も聞かずに貴様の息の根を止めてやろう」

 

その言葉に怪生物は笑いだす。

 

 

「フェッヘッヘ…!ピッコロ大魔王がこの私を殺すつもりか…。」

 

コイツはいまだに俺をピッコロと勘違いしているようだな。

 

 

「フンッ、貴様はどういうわけかピッコロを知っているようだな。だが…。はぁぁぁぁぁぁッ…!!!」

 

 

「……!?」

 

俺は抑えていた気を解放させてから奴に答える。

 

 

「だが残念だったな。人違いだ」

 

 

「なにぃッ!?」

 

 

「フフフフッ…!」

 

 

「貴様はピッコロ大魔王ではないと言うのか!?」

 

 

「フフッ…そう言うことだ…。」

 

驚いてやがるな?フンッいい様だ…。

 

 

「貴様がこの町の人間を全て消してしまったのは俺にとっては好都合だった」

 

 

「なんだとぉッ!?それはどういうことだ!」

 

 

「思いっきりやれるからさ!」

 

俺は気を手に集めエネルギー波をやつに向けて放つのだった。

 

 

sideout

 

 

 

side悟誠

 

タイムマシンの一件から俺達は無事、亀ハウスへと戻ってきていた。

 

亀ハウスに戻るとクリリンさんからとんでもない事を聞かされたトランクスがジンジャータウンへと向かっていったんだ…。

 

 

「っ…!?この気は!」

 

おかしい…。どうしてフリーザ親子や父さん、ベジータさん、ピッコロさんの気が一ヶ所に…。

 

しかも今、もう1つデカイ気が現れてぶつかり始めた…。

 

 

「俺、少し様子を見てきます…。」

 

 

「行くのか?なら、オレも行くよ。」

 

俺は頷いて外に出る。

 

 

「僕も!」

 

 

「駄目だ!悟誠も行かせねえぞ!おめえ達はオラの大事な息子だ!みすみす危険な所に行かせる訳にはいかねえ!」

 

母さんが俺の前に立ちはだかる…。

 

 

「母さん、退いてくれ…。もうあなたに構っていられる状況じゃないんだ」

 

 

「駄目だ!絶対に行かせねえぞ!」

 

はぁ…。仕方ない、少し強引な手だけど…。

 

 

「母さん、許してくれ…。」

 

俺は母さんに近づいて抱き締めると手刀を首の後ろに叩き込んだ。

 

 

「へ…?悟誠?……!?」

 

ガクリと倒れる母さん…。

 

俺はその体を支えるとヤムチャさんに渡す。

 

 

「すみません、母さんと父さんのこと、よろしく頼みます…。行きましょう、クリリンさん」

 

 

「あ、あぁ…。」

 

 

「き、気をつけてな!」

 

俺達はジンジャータウンへと飛び立つたのだった。

 

 

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

 

 

ジンジャータウンに到着する前にトランクスと合流した俺達はその直ぐ後にジンジャータウンに到着した。

 

そこには以前のピッコロさんの気とはまるで別物の気を持ったナメック星人と全身緑色の怪生物がいた。

 

それを見てクリリンさんが口を開く。

 

 

「間違いない、神様と合体したんだ。あっちのやつは…。」

 

 

「…多分アイツですよ、例の卵から出た怪物は」

 

 

「うぇ…。スッゲェ気持ち悪い見た目してるなぁ…アレ」

 

俺達はピッコロ?さんの近くに降り立つ。

 

にしてもアイツ、なんで俺や父さん、ベジータさん達の気まで感じるんだ?

 

俺はピッコロ?さんに問いかける

 

 

「コイツですか?ジンジャータウンの人達を殺したのは」

 

 

「そうだ、尾に気を付けろ…。ここの人間はアレで消されたんだ」

 

なるほどな、あの針みたいな尻尾でやりやがったのか…。

 

 

「な、なんでこんな奴から悟空や悟誠、それに天津飯達の気を感じるんだ!?」

 

 

「詳しくは後で話す、今はアイツを片付けるのが先だ」

 

 

「片付けるだとぉ…?そう簡単にいくと思うか?」

 

 

「しゃ、喋った!?」

 

 

「うげ…。あの見た目で喋んのかよ…。あまり相手したくねえけどやるしかねえか、ハァァッ!!」

 

俺は超サイヤ人に返信する。

 

 

「フンッ…。この状況ではお前にとても勝ち目があるとは思えんがな」

 

 

「……確かに、この場は退散するしかないだろう…。」

 

 

「くっ!逃がしはせん!もうさっき程度のかめはめ波では逃げることなど出来ない!」

 

なっ!?今、かめはめ波って言ったか!?

 

 

「かめはめ波!?コイツ悟空のかめはめ波がなんで使えるんだ!」

 

クリリンさんも同じことを思ってたらしい…。

 

 

「かめはめ波だけではないぞクリリン…。その気になれば元気玉でも多分出きるだろロロロう…。」

 

おいおい、クリリンさんまで知ってるなんてよ…。

 

 

「俺のことはしってんのか?怪生物さんよ」

 

 

「知っているに決まっているだろう兵藤一誠…。」

 

なんだ、間違ってんじゃねえかよ。

 

俺はニヤリと笑って返す。

 

 

「違うぜ?俺は兵藤一誠なんて名前じゃねえよ、俺の名は孫悟誠だ!」

 

 

「なぁにッ!?孫悟誠だとぉッ!?なんだそれはぁ…。」

 

驚いてやがるな?教えてやるか

 

 

「驚いたか?兵藤一誠は俺が人間だった時の名だ。

今は孫悟空の息子の孫悟誠、サイヤ人だ!」

 

 

「そうか、孫悟空の息子かぁ…。ということは孫悟空はまだ生きているのか…」

 

 

「当たり前だ!勝手にうちの父親殺すんじゃねえ!」

 

 

「そうか、まだ生きていたか…。やはり私の知っている歴史とは些か違ってきているようだな…。

だが、17号と18号は必ず手に入れてみせるルルゥ…。」

 

そう言うと怪生物は空高く飛び上がる。

 

 

『……!』

 

 

「私が完全体になるのを邪魔しようとしても!

お前達にはどうにもなるまい!17号達と少しはまとも戦えるのはピッコロと孫悟誠だけではな!」

 

そう言うと怪生物は太陽を背にある構えをとった…。

 

 

まさか……!

 

 

「太陽拳!!」

 

一瞬で辺りが目映く照らされる

 

 

『んなっ!?クソッ!!』

 

俺達は目潰しを喰らってしまい動けない。

 

 

「チッ…気配を消してやがる!アイツそんなことまで出来るのか…。」

 

ありゃ?これはまたドライグの出番か?

 

 

『どうやらそのようだ…。』

 

不意に左腕から声が聞こえてくる。

 

 

「なっ!この声は!?」

 

 

『こうして話すのは初めてだな、ナメック星人、俺がコイツの中に宿るドラゴン、赤龍帝ドライグだ…。』

 

 

「こ、これが悟誠の言ってたドライグ…。」

 

 

『俺は奴等の気配を感じ取れる…。案内しよう』

 

 

「!…本当か!?」

 

俺は力強く頷く。

 

 

「これは確かです。以前もこれと同じ方法で人造人間をみつけましたから」

 

『そう言うことだ…。分かったか?ナメック星人』

 

 

「お前がそういうなら確かなんだろう…。分かった!直ぐにやつを追うぞ!」

 

 

『はい!』

 

俺達は奴を追い始めるのだった。




オッス!オラ悟空!

待たせたな皆!オラもうすっかり元気になった!

ん?おめえ達、何か追ってるんか?

次回!龍に選ばれし赤龍帝!

英雄の復活!探せ怪生物セル!

ぜってえ見てくれよな!

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