竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ…。

新たなる脅威を排除するべくピッコロはジンジャータウンでセルと呼ばれた怪物と対峙する…。
悟誠達が駆けつけるとセルは太陽拳を使いその場から逃走ししてしまう…。
早く見つけないと大変なことになってしまうぞ!!




英雄の復活!探せ怪生物セル!

side悟誠

 

俺達はピッコロ?さんに先程の奴が何者かを聞いていた。

 

途中、ベジータさんや天津飯さんも合流していた。

 

奴はセルと言う名でドクター・ゲロのコンピュータが造り出した人造人間だとピッコロ?さんは話した。

 

しかも、奴は17号と18号を吸収して完全体になろうとしているらしい…。

 

 

「俺としてはまだそれほどでもないうちに、セルを倒すしかないと思うが…。」

 

それには賛成だ、でも、確かドラグ・ソボールだとこの後の戦いで空孫悟の息子が覚醒するはずなんだよな…。

 

それはすなわち、悟飯が俺や父さんの超サイヤ人を超えて更に上の段階に上るということだ…。どうするべきだろうか…。

 

 

すると、ベジータさんが口を開いた

 

「セコい作戦ばかり立てやがって!合体したいんならさせてやればいいだろう!倒す相手が減って手間が省けるってもんだ!俺は敵がどうなろうと構わん!相手がどんな奴だろうとぶっ殺すだけだ!」

 

 

「甘く見るなベジータ!奴は合体すれば、あの全く手に負えなかった17号達を遥かに超えるというんだぞ」

 

 

「この俺に偉そうな口を聞くんじゃない!人造人間より先に消されたいか!」

 

ベジータさん、気が立ってんなぁ…。青筋なんか立てちゃって…。

 

 

「くっ……!」

 

 

「フンッ…俺は必ず超えてやるぞ、超サイヤ人を更にな!」

 

 

『なっ!?』

 

俺以外の全員が驚いてる…。

 

まあ、そうなるよな…。俺も知識?がなかったらこれより上があるだなんて思わないだろうし…。

 

 

「超サイヤ人を…更に超える…?」

 

 

「カカロットもそうなろうとするはずだ、必ず…。お前もそうなんだろう?孫悟誠」

 

いや、急に俺に聞くなよ…。まあ、上があるのは似たような現象があるのは知ってるけどさ…。

 

 

「え?まあ、そうっすね」

 

 

「フンッ…丁度いい、少し俺の特訓に付き合え、

お前も超サイヤ人になれるんだ少しは役に立つだろうぜ」

 

え?これって俺も行かなきゃ駄目なの?

 

 

「え…俺もっすか?」

 

 

「そうだ、同じサイヤ人なら分かっているはずだ、俺に逆らうとどうなるかはな…。」

 

いや知らねえよ!って言うか、俺、本気だしたらあんたより強いんだけど…。

 

 

「はぁ…分かりましたよ…。すいません皆さん、そういうわけなので後はお願いします」

 

 

「フンッ…そういうことだ、貴様等は貴様等で勝手にやるんだな、いくぞ!」

 

 

「はいはい、分かりましたよ…。」

 

俺はベジータさんについて飛んでいくのだった。

 

 

sideout

 

 

 

side悟空

 

 

オラは真っ黒な空間にいた。

 

 

「でりゃりゃりゃぁっ!!」

 

オラの目の前には歪な何かが立ち塞がっている…。

 

 

「はぁっ…はぁっ…だりゃあっ!!」

 

しかし攻撃しても攻撃しても奴は倒れるどころか効いている素振りもねえ…。

 

すると、奴の手が伸びてオラの首を締め上げてきた。

 

 

「グァァァァッ!!」

 

なんなんだ!強え…。こんな奴は初めてだ…っ!こんな変な奴は…!

 

奴は不敵に笑いながらオラの首を更に強く締め上げる…。

 

 

「グァァァァッ!!ァ…ァァァァァ……。」

 

駄目だ…。意識が持ってかれちまいそうだ…。

 

すると、オラを締め上げる手が離れ、オラは地面に落ちる。

 

不意に後ろから声がかけられた。

 

 

『親父、そんな奴に負けんじゃねえ!俺の父親ならそんな奴に負けてねえで勝ってみせろ!いくぜ!赤龍帝の贈り物!(ブーステッド・ギア・ギフト)

 

『transfer!!』

 

すると、オラの体に今までに感じたことのないような力かみなぎってきた。

 

 

「この力…。悪りいな悟誠、おめえの力借りっぞ!」

 

オラは気を溜める…。

 

 

「喰らえ!オラと悟誠の合体技!ドラゴン!かめはめ波ぁぁぁ!!」

 

刹那、オラの手から蒼い巨大な龍が飛び出し奴を呑み込んだ。

 

 

「ッッッッッ!!?」

 

奴は龍に呑み込まれて消えていった。

 

 

「……ふぅ、なんとかなったみてえだな、サンキュー!悟誠、って、あり?」

 

振り返ると悟誠はおらず黒い空間だけが残っていた。

 

 

「いったいどういうことだ?…ん!?」

 

不意にオラの体が浮き上がり始めた。

 

 

「なっ、なんだ!?」

 

オラはグングンと上へと引っ張られやがて光に包まれた…。

 

 

「うわぁーー!!」

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

目が覚めるとそこは亀ハウスの一室だった。

 

 

「…そっか、オラ、寝てたんか…。」

 

ふと、横を見るとチチが眠っていた。

 

 

「心配かけちまったみてえだな…。さてっと…。」

 

オラは外に出て少し考える。

 

さて、夢の中で聞いてはいたが、またとんでもねえのが現れたみてえだな…。

 

ベジータや悟誠でも勝てねえんじゃオラにも勝てねえ…。

 

やっぱやってみるしかねえみてえだな。

 

 

超サイヤ人を更に越える修行を…。




オッス!オラ悟空!

今度の相手は今までのようにはいかねえ…。
やっぱ超サイヤ人を更に越えるしかねえ!
ベジータや悟誠もきっとそうするはずだ!

次回!龍に選ばれし赤龍帝!

超サイヤ人を越えろ!いざ!精神と時の部屋へ!

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