竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ……。

カリン塔にて修行の成果をカリンに見てもらった悟空。
精神と時の部屋で超絶パワーアップを果たした悟空だが、カリンはそれでもセルのが上だと推測した。

どうする悟空!


戦士の休日!セルゲームに備えろ!

side悟誠

 

よお!俺悟誠!

 

俺達は今パオズ山にきてんだ。

 

カリン様と別れてから俺達は母さんを連れて家に帰ってきた。

 

母さんが悟飯の髪型を見て嘆いてたけどそれはまた別の機会にて……。

 

今は悟空と悟飯そしてクリリンさんと一緒に釣りに来てるんだ。

 

こんなにのんびりしてていいのかとも思ってしまうけど……

 

まぁ、父さんがやることだから気にしなくてもいいよな。

 

 

「静かだね、ここ……」

 

 

「あぁ……」

 

 

「そうだな」

 

俺達は湖の側に寝転んで呑気に空を眺めていた。

 

ちなみに今は俺も超サイヤ人状態になっている。

 

父さん曰く『同じことでもやらねえよりやってた方がさらに強くなれっさ』とのことだった。

 

不意に悟飯が口を開く。

 

 

「ねえ、お父さん、それに悟誠兄ちゃん」

 

 

「ん?」

 

 

「どうした?」

 

 

「僕、嬉しいんです」

 

 

「??」

 

どうしたんだ?急に悟飯の奴……。

 

 

「なんでだ?」

 

 

「お父さんと悟誠兄ちゃんと約束したんだよ。昔、僕と釣りしようって」

 

 

「そんな約束したっけなぁ?悟誠、おめえ覚えてっか?」

 

 

「いえ、さっぱり……」

 

今までいろんなことがありすぎて、昔のこと思い出せねえよ……

 

 

「ほら!ベジータさんと初めて戦った時だよ!」

 

 

「ん?いつだ?」

 

 

「もう大分前の事だしな……」

 

それに俺は元の世界に帰ってたときに数年建ってるから特に思い出せねえ……。

 

するとクリリンさんが近くに降りてきて話す。

 

 

「ほら、あの時さ!思い出さないか二人共」

 

そう言ってクリリンさんが手を差し出してくる。

 

それを見て俺の記憶がよみがえってきた。

 

 

 

 

_______回想_________

 

 

 

『悟空よ、いつもお前に一人に運命を任せて悪いな…絶対に死ぬなよ?親友』

 

 

『あぁ、悟飯!父ちゃんが生きてけえったらまた魚釣りにでも一緒に行こうな』

 

 

『!はい!その時はイッセーお兄ちゃんも!』

 

 

『そうだぞイッセー。お前も死ぬことは許さないからな!絶対、生きて帰ってくるんだ』

 

 

『はい!クリリンさん、それに悟飯くんも!絶対に勝って帰ってきます!な、ドライグ!』

 

 

《あぁ…猿野郎如きに俺と相棒が負けたとあっては白い奴に笑われてしまうからな……》

 

 

『そうか、ならお前達を信じてるからな!』

 

 

________回想終了_________

 

 

 

 

「んな?思い出したろ?」

 

 

 

「あぁっ!」

 

 

そういやそんな約束してたっけか…すっかり忘れてた。

 

ドライグ覚えてるか?

 

 

『いや、俺も忘れていた……今思い出したところだ』

 

だよな、俺達からしたら一年ばかじゃねえんだもんな……

 

 

「そっか!あん時か!!」

 

父さんも思い出したらしい。

 

 

 

「あれからイッセーお兄ちゃんが本当のお兄ちゃんになったりして色々なことがあって一度も釣りに来られなかったんだよ?」

 

 

「悪かったな悟飯」

 

 

「俺なんかすっかり忘れちまってたよ」

 

 

「あはは、仕方ないよ。それまでに色々なことがありすぎたんだから」

 

くぅっ!やっぱ優しいな悟飯は!

 

 

「良い子だな!悟飯はよしよしぃ!!」

 

俺は悟飯の頭をわしゃわしゃと撫で回す。

 

 

「わっ!えへへ……」

 

悟飯も驚きつつも嬉しそうに撫で回されていた。

 

 

その横では何故か父さんとクリリンさんが湖に落ちて水を掛け合って遊んでいた。

 

 

『いったいなんなんだこの家族は……』

 

まあ、ドライグ。気にするなって!

 

 

『お前もずいぶん孫悟空に染められてきたな……』

 

 




オッス!オラ悟空!

のんびりするんもたまには良いな!

ん?なんだあの戦闘機…なにっ!?防衛軍がセルに総攻撃をかけるって!!

止めろ!セルに手を出すな!

次回!龍に選ばれし赤龍帝!

動き出す防衛軍!セル打倒なるか!

ぜってえみてくれよな!

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