竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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どうも、ギオスです。今回は短めです、では、本編どうぞ!


赤龍帝の向かう先、目指せ悟空親子と武天老師の家

オッス!俺イッセーだ!

 

何となく空孫悟の真似をしてみたけど気持ち悪いな…

 

今は悟空さんの家に向かってる途中だ。

 

凄いんだぜ?何かよくわからない雲みたいな奴に載って

 

空を飛んでるんだから…助けてもらったときは 

 

混乱してて気づかなかったけど、

 

俺のいた所じゃありえない事なんだよな...

 

 

「おっ見えてきた!あれがオラ達の家だ」

 

悟空さんの声にそちらを向くと、そこにはぽっかりとそびえ立った山の上に

 

小さな家が建っていた。

 

 

「あれが悟空さん達の家...」

 

なんかこういうところまで空孫 悟(そらまご さとる)そっくりなんだよな

 

いったいなんなんだここ?ドラグ・ソボールの世界って訳じゃあ...ないんだよな

 

そんなことを考えているうちに家に着いた。

 

 

「オーッス、チチ!今けぇ()ったぞ」

 

俺達を乗っけていた黄色い雲?から降り、悟空さんが扉に手を掛けながらそう声をかける。

 

それに続いて入っていくと…すると中から

 

 

「悟空さ、悟飯ちゃん見つかっただか?」

 

女の人が出てきた、チチさんというらしい、悟空さんの知り合いだろうか

 

 

「おお、ちゃんとみつけて来たさ、その時にもう一人見つけてよ、連れてきたんだ」

 

 

「もう一人?誰だべ?」

 

 

「オラの後ろにいるじゃねえか!ほれ、おめえも挨拶しろよ」

 

そういうと悟空さんはその人の前に俺を引っ張った。

 

 

「あの…兵藤一誠です。悟空さんにはさっき助けてもらって知り合いました」

 

俺が自己紹介するとチチさんは俺の事をじっと見つめ...

 

 

「おめえ、ここら辺じゃ見ない顔だな、

いったい何処から来たんだ?」

 

そう聞かれ俺はどう答えたら困惑してしまう

 

どうするべきか、不思議な力を持つおB(異次元に消されたい)...ゴホンッでも、あれこれ考えても応えはなにも浮かばないので

 

素直に話すことにしよう…

 

 

「実は俺この世界の人間じゃないんです」

 

 

「ん?それって…どういう事だ?」

 

悟空さんはピンと来ないのか首をかしげている

 

 

「異世界って言うとあの世みたいなもんだべか…

でもどうやってそんなところから来たんだ?」

 

チチさんが疑問を口にするのを聞き俺は答える

 

 

「俺の住んでた所ではある噂が流れていたんです、

神隠しの噂が…」

 

俺はそこから自分に起こった出来事を

 

大まかに悟空さん達に話した。

 

悟空さん達はことのほかすんなりと信じてくれた。

 

俺の心配してたことは全くの無意味であることに

 

溜め息をつくしかなかった。

 

 

「そういえば悟空さ、おめえ武天老師様の所に行くんじゃ

なかったか?」

 

 

「あぁ!いっけねぇ!すっかり忘れてたぞ…」

 

チチさんの言葉に思い出したかのように驚く悟空さん

 

というか、むてんろうし様って誰なんだ?

 

 

「なら、早く行くべ!いつまでも待たせてちゃ駄目だべ!」

 

 

「わ、分かったよ…んじゃ悟飯、行くか!」

 

 

「うん!」

 

二人が出掛けようとしているが俺はどうすればいいんだ?

 

どうしようか迷っているとチチさんが

 

 

「悟空さ、折角連れてきたんだべこの子も連れていくだよ人数は多いほうが楽しいべ」

 

 

「え!?」

 

その言葉に俺は驚きチチさんをみると悟空さんが

 

 

「それもそうだな!そんじゃおめえ…えっと、

名前なんて言ったっけか?」

 

 

「あ、兵藤一誠です。呼びにくければ

イッセーって呼んでください」

 

 

「分かった!そんじゃイッセー行くぞ」

 

 

「はい!」

 

俺は悟空さん達に続いて外に出る

 

外に出ると悟空さんが何かを叫んだ

 

「金斗雲ー‼」

 

すると空の向こうから金色の雲が飛んできて悟空さんの前で止まった。

 

 

「あ、これってさっきの…」

 

 

「あぁ、これに乗って行くんだ!さあ、おめえも早くのってくれ」

 

そう急かされ雲に乗ろうとするが…

 

 

「おわっ!?痛ってぇ‼」

 

何故か雲には乗れず下に落ちてしまった。

 

 

「え?なんで?さっきまで普通に乗れてたのに…」

 

いきなりすぎて混乱してくる…なんだこれ?

 

すると悟空さんが

 

 

「あちゃぁ…おめえ清い心じゃねえな?」

 

そう言ってきた。へ?清い心?なんだそれ

 

…ちょっと待てよ?それって

 

「俺はこれには乗れないってことですか?」

 

 

「そういうことだな」

 

 

「…不幸だ…」

 

何処かの不幸高校生のような台詞を吐きその場に崩れ落ちる

 

 

「仕方ねえな、よっと!」

 

崩れ落ちている俺の視界がいきなり変わり混乱する

 

「え?うわっ!?なんだなんだ?」

 

よく見ると悟空さんが俺を担ぎ上げて雲に載っている

 

 

「これなら大丈夫そうだな!じゃあ行くか!」

 

「はい!おとうさん」

 

「わ、分かりましたけど…これは…」

 

しかし悟空さんはそのまま飛び出してしまった。

 

 

「ちょっと待て!俺の話を聞いてくれぇぇ~‼」

 

後には一誠の絶叫だけが残るのみだった。




はい、では今回はこれでおしまいです
どうだったでしょうか?たくさんのコメントお待ちしています

ではまた次回お会いしましょうseeyounextnovel!!

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