竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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前回の龍に選ばれし赤龍帝......


自身の気を理解するべく苦戦するビーデル。
散々苦労した末にようやく気のコントロールをマスターするまでに至るのだった。




ようやく開始だ!満を持しての悟誠の修行!

side悟空

 

 

オッス!オラ悟空!

 

こっちに出番回って来んのは久しぶりだなぁ!

 

オラは今大界王星っちゅうとこで界王さまと修行してんだ。

 

前にやったあの世一武道会ってのに参戦した時の優勝商品が、この大界王星でいっちばん強えっていう大界王さまに修行付けてもらえるって話だったんだけど、その大界王さまにまだ修行付けてもらえねえからこうして界王さまと一緒に修行してんだ。

 

オラが死んでからもう七年くらいになんのかな?

 

みんなは元気にしてっかなぁ......。

 

悟誠のやつもあん時よりも腕上げてんのかな?

 

オラが死んだ時はまだアイツの方が上だったけど今ならどうかな?

 

オラもアレからかなり修行して強くなったんだ。新しい力も手に入れたし、追いついたとは思うんだけどな......

 

 

「相変わらず古臭い修行をしておるの〜」

 

ん?界王さまの他に誰か別の声が聞こえんな、コイツは......

 

...........

 

あぁ!そうだ!界王さまと同じやつだ!えっと名前は確か...

 

 

「ん?おぉ、南の界王か。久しぶりだな」

 

!あぁ、そうだった!南の界王さまだ!!

 

その後ろには別の気も感じる。コイツは知らねえ奴だ......。

 

っと、そんなことより修行しねえと!悟誠もそうだけど、この世界にゃオラより強え奴がいっぺえいる。オラ、ソイツらと戦うために強くならなきゃならねえ......。

 

よーし、やっかぁ!!

 

待ってろ悟誠!いつかおめえを超えてみせっかんな!

 

 

 

 

 

――――――――――――sideChange―――――――――――

 

 

 

 

「よっ―ッ!ほっ―ッ!んやっ――ッ!」

 

 

「んっ...―――ッ!!」

 

悟天とビーデルが舞空術を使おうとピョンピョンと飛び跳ね、片や突っ立ったまま全身でリキんでいるのを見て俺は困惑していた。

 

 

「え、えっと......」

 

となりで見ていた悟飯もどう声をかけたらいいのかわからないのか、まともな言葉を話していない。

 

とりあえず俺は気のコントロールをうまく使いこなしてる悟天にアドバイスしてやるか

 

 

「俺は悟天に舞空術を教えるから、お前はそっちの子を教えてやれ」

 

 

「えっ...はい、分かりました」

 

そんなやり取りのあと、俺は悟天に近づきアドバイスをしてみる。

 

 

「悟天、跳んじゃ駄目だ。全身の力を抜いて気を集中してみろ」

 

 

「...?うん」

 

ピタリと跳ねるのを止め真剣な表情になる悟天。

 

 

「............」

 

フワリと風が静かに悟天を通り過ぎた時のことだった。

 

フワァッ...そんな擬音と共に悟天の身体が中に浮き上がった。

 

 

「...こう?」

 

 

「おぉ!そうそう、上手いぞ悟天!!」

 

まさか後も早く浮かべるようになるとは......

 

『相棒のときとは大違いだな』

 

煩いぞドライグ......

 

 

「わははっ♪浮いた浮いたぁっ!!」

 

ふわりふらりと危なっかしく飛ぶ悟天を目で追う。

 

 

「悟天、あんま無理すんな、落ちたら大変だぞ?」

 

 

「大丈夫だよ!!って!うわあぁっ!!」

 

そういった直後、浮いていた悟天の身体がいきなり落下を始めた

 

 

「!...悟天ッ!!」

 

慌てて飛び込み両手で悟天を抱き止める。

 

そのまま地べたを滑り止まったところで息をつく

 

 

「ふぅ...危なかったなぁ、大丈夫だったか?悟天」

 

 

「う、うん...僕は大丈夫だけど、誠兄ちゃんは?」

 

腕の中で凄く申し訳なさそうに悟天がいう。

 

 

「俺なら大丈夫さ、このくらい屁のかっぱだ!」

 

そう言うと悟天はパアァッと音が聞こえてきそうな程顔を輝かせて言った。

 

 

「凄いや!誠兄ちゃんはやっぱすごいなぁ!」

 

いや悟天よ、そんなことで顔を輝かせられても非常に困るぞ?

 

『そんなこと言いつつも顔は正直だな...』

 

う、うるさい!嬉しいもんは嬉しいんだから仕方ねえだろ!

 

 

「はは、ありがとな悟天。さて、あっちの方は」

 

チラリと二人の方を見る。うーん、まだ掛かりそうだな。

 

 

「よし、悟天、まだまだ練習だ!綺麗に飛べるようになるまで頑張るぞ!!」

 

 

「おー!!」

 

そうして再び悟天の舞空術の猛特訓を開始するのだった。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

あの後、なんとかビーデルも身体を浮かべる事に成功したのを見て俺は修行を見てやることを提案した。

 

悟飯にはなぜか最初こそ反対されたが、理由を聞こうとしたら押し黙ったのでそのままやらせてもらうことにした。

 

 

「それで?まずは何をすれば良いの?」

 

 

「ん?あぁ、じゃあコレを両腕と両脚に付けてくれ」

 

そうして手渡したのは父さんが俺を拾ってくれたばかりの頃に使っていた重いリストバンドだ。

 

家の物置にしまい込まれてたのを拝借してきたんだ。

 

 

「コレを?うっ...何よこれ...無茶苦茶重いじゃない...」

 

 

「これが強くなるための秘訣だ」

 

 

「......本当にこれで強くなれるのね?」

 

 

「あぁ、間違いなくな」

 

俺もほぼソレでここまで来たようなものだし

 

 

「...分かった」

 

渋々といった様子で自身の付けていたバンドを外して父さんのお古を付け始めた。

 

その様子を見届けてから俺は言う。

 

 

「それを付けて日常生活と、いつもの特訓をしてみろ、きっと強くなれるからな」

 

 

「ふぅん、なんかよくわかんないけど、明日も来ていい?」

 

 

「ん?俺は別に構わねえけど?悟飯、いいのか?」

 

 

「えっ...えっと...」

 

なんだ?煮えきらない奴だな......

 

 

「なによ、私がいたら不満なの?」

 

 

「い、いやそんなことは...」

 

そんな煮えきらない悟飯の反応に、ビーデルは『ふぅん』と意味ありげに呟いた後、懐からポイポイカプセルを取り出し、ソレを投げジェットフライヤーを出現させた

 

 

「何だ、帰るのか?」

 

 

「えぇ、あまり遅くなるとパパが心配するからね、それじゃあ悟飯くん、そのお兄さんに弟くん。また明日ね」

 

 

「おう、あぁそうそう!ちょいちょい」

 

 

「.....?」

 

不思議そうに俺を見るビーデルに俺は耳元でコソッと伝えてやる。

 

 

〚さっきチラッと悟飯と話してたんだがよ、お前のその髪、短い方が悟飯の好みらしいぜ?興味があるなら切るのも一つの手だと思うぜ?〛

 

そう言った途端ビーデルの顔が真っ赤に染まった。

 

 

「うっ煩いわね!そんなことアンタに関係ないでしょ!!」

 

そう喚くとジェットフライヤーで飛んで行ってしまった。

 

その様子を俺達は見送るしかなかったのだった

 

 

「...兄さん」

 

 

「なんだ?」

 

 

「女の子って、よく分かんないです......」

 

 

「......そうかもな」

 




オッス!オラ悟空!

いやったぁ!ついに天下一武道会当日だ!!

皆にも久しぶりに会えると思うと楽しみだぞ!

あり?悟誠、おめえの嫁って......


次回!龍に選ばれし赤龍帝!
悟空の帰還!そして始まる天下一武道会!

ぜってえ見てくれよな!
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