竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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前回までの竜に選ばれし赤龍帝......。

順調に進んでいく天下一武道会、試合も第三試合に差し掛かった時のことだった。第二試合を不戦勝不思議な少年が悟誠の禁句を口にする。

「悟飯さんを利用させていただきます...申し訳ありません」

一体どうなる!?


爆発寸前!?持ち堪えろ孫悟誠!!

side悟誠

 

 

「おい...オマエ...今なんて言った?もう一回言ってみろ...」

 

 

「......っ...ぐっ...!」

 

俺はシンの胸ぐらを掴み思い切り自分の方へと引き寄せ、睨みつける。

 

許せねえ...コイツは今なんて言った?悟飯を利用するって言った...。ただでさえ稽古をつけた奴がボコされて腹が立って仕方ないって時にコイツは更に俺に油を注ぐのか?どうやら骨も残さず殺されたいらしい......

 

 

「界王神さま!?貴様...!!無礼だ......っ!?」

 

そう言って割り込もうとしてきた赤い大男に殺気混じりの睨みを聞かせてやる。

 

恐らく今の俺の顔は激怒した赤龍帝(ドライグ)のようになっているだろう。

 

現に大男はその場から大量の汗を流し動けないでいる。

 

他の出場者も気絶しているか目を逸らして冷や汗をダラダラと垂らしている。

 

 

「ご、悟誠...ちっと落ち着けって...」

 

その様子を見て父さんが慌てて声を掛けてくる。

 

 

「...父さんは悔しくないのかよ、息子が利用されようとしてるんだぞ?」

 

 

「いや、話だけでも聞いてやったっていいだろ...?」

 

 

「何をするつもりかも語ろうとしない、それが嘘の可能性だってあるんだぞ...」

 

 

「け、けどよぉ...」

 

そこで父さんは何も言えなくなってしまう。当然だ、俺の言ってることは正しくはないかもしれないが、少なくとも間違いじゃないんだから

 

コイツがなんだろうが関係ない、真実を話す気がないなら、ここで...殺す!!

 

そう決めて奴を締める手に力をさらに込めた時だった。

 

 

「は...話します...全てを...」

 

シンが苦しそうな表情のまま口を開いた。

 

 

「......信用できると思うのか?」

 

人間かどうかも怪しい...こうやって俺達を油断させて葬るつもりだろう......。

 

 

「おい、悟誠...いい加減にしなよ?」

 

ふと、後ろから声が掛けられる。

 

 

「18号...」

 

 

「弟を利用するって話を聞いて内容も聞かずに怒る?アンタはガキか、少しくらい話を聞けばどうなんだい?」

 

 

「......けど」

 

 

「...アンタの事だから、弟子見習いがやられた所に孫悟飯を利用するって言われて堪忍袋の緒が切れちまったんだろう?けどね、今ここでソイツを殺したら何も分からなくなるんだ、孫悟飯が利用される以上の酷い目に遭うかもしれない、お前の家族がみんな殺されることがあるかもしれない...この星そのものが消えてなくなるかもしれない...。そうなった時にアンタはどう責任を取るつもりだい?」

 

 

「............」

 

俺が原因で、父さんや母さんが死ぬ...?18号や娘...仲間たちが...

 

それはダメだ...そんなことになったら俺は生きていられる自信なんてない......

 

魂だけの存在になったとしてもそこから更に死を選ぶだろう......。

 

そんなことになるのなら、少しくらいは話しを聞いてやってもいいかもしれない......。

 

そう思えたら、自然と奴を締める手の力は緩んでいた。

 

 

「ゲホッゲホッ...うっ...ゲホッ...!!」

 

急に息が出来るようになり、激しく咳き込むシン。

 

その背中を18号が後ろから軽く摩っている。

 

そしてしばらくしてシンの息が整ったところでふと、18号が口を開いた。

 

 

「うちの旦那が悪かったね...どうも怒りに我を忘れる癖があってね...」

 

 

「......いえ、私も短慮過ぎました。申し訳ありません」

 

 

 

 

 

そうして息を整えたシンは表情を引き締め、言った。

 

「お話しします...。私たちの正体と、ここに来た理由を...」

 

 




オッス!オラ悟空!

ひえっ...!?おめえ達神様だったんか!?それも一番上の神!?

なんでそんな奴らが下界なんかに...えっ?ビビディ?ナニモンだソイツ......?

次回!竜に選ばれし赤龍帝!

明かされる真実!界王神と魔道士ビビディ

ぜってえ見てくれよな!
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