妖精世界の竜神 作:妖精さん
3日目。夜。散歩しているとメイビスとおじいちゃんが居た。しかも、メイビスは泣いていた。もしかして、虐め? 虐めなの?
「……何、してる……」
「おっ、オーフィスっ!?」
「まずい! どうにかするんじゃ、ラクサス!」
「どっちの意味でだ! どっちにしろハードル高すぎんだろ!」
「……メイビス……泣かせた……集え」
左腕が光り輝き、魔力が収束されていく。
「まっ、待つのじゃ!」
「誤解だ。俺達が泣かせた訳じぇねえ!」
「ぐすっ、ないてないです……ないてないですぅ~」
「泣いてる」
「ないてないです!」
瞳を潤ませて、ぽろぽろと涙を流しているけれどメイビスは認めていない。
「最初から説明するから、聞いてくれ」
「そうじゃぞ」
「……ん、話す……」
内容は簡単だった。フェアリーテイルのマスターにしか伝えられない秘密の事が、レイヴンテイルのマスター、イワンにバレていた事。それをばらしたのが、メイビスが指名した二代目マスターであるブレヒトが闇落ちしたそうだ。その事でメイビスが泣き出したそうだ。
「……そいつ、殺す……」
「いや、既に罰は与えております。それに彼らがあれからどうなったかは不明なのです」
「……ちっ……」
「だっ、大丈夫です。ないてませんから!」
「ん、よしよし」
「うぅ……」
メイビスをあやして、一緒に甘味を食べる。おじいちゃんとラクサスの奢りで。
四日目。本日は競技パートは
出場選手はラミアスケイルからシェリア。ブルーペガサスからジェニー。マーメイドヒールからリズリー。セイバートゥースからミネルバ。フェアリーテイルAチームからルーシィ。そしてクワトロパピーからロッカー。フェアリーテイルBチームからはオーフィス。ジュビアが行きたがっていたけれど、話したら快く譲ってくれた。各ギルドから選手が水着姿で一緒に着水していく。ちなみに水着はスクール水着。胸にはふぇありーている、おーふぃすと書かれている。メイビスに渡されたので着るしか選択肢がなかった。
「なんで譲ったんだよ?」
「お前なら水の中は最強だろ?」
「貴女達はジュビアに死ねと!?」
「よしよし」
ミラに抱きしめられて撫でられるジュビア。
『しかし、シェリアたんVSオーフィスたんの試合が見れますね』
『マニアックで素晴らしい。ありがとうございます』
実況はヤシマさん以外、変態だ。
「さっそくだけど、ごめんね! お願いっ、アクエリアス!」
「え、精霊?」
「向こうも人魚かい」
「うぉぉぉぉっ、水中は私の庭よぉぉぉぉぉっ!!」
ルーシィが呼び出した精霊、アクエリアスが水で一気に流していく。こっちはある魔法を使う。
「うわぁぁぁっ!」
「わいるどぉおおおっ!」
数人がまとめて場外へと出された・
『おおっと、いきなりラシェリア、ジェニー。リズリー、ロッカー、
「何やってんだあいつ?」
ガジル、魔法を使ってるだけ。
「何もできなかった!」
「嘘でしょ」
「やってくれるねえ」
『いきなり五分間ルールが適応だ!』
砂時計の砂が落ちだす。
『おや、いや気のせいだね』
『そうですか。さあ、勝つのはセイバートゥースか、フェアリーテイルか!』
「妾の魔法であれば、一瞬で決着がつくがそれでは面白くない。耐えてみせよ、フェアリーテイル」
ミネルバが魔法を発動すると水が熱くなったり、重くなったりしてきた。その間、ルーシィはどんどん攻撃されていく。
「そろそろ飽きて来たか。場外に出してやろう」
「こんな所で諦めたら、ここまで繋いでくれたみんなに合わせる顔がない! 私は皆の為にも絶対諦めない!」
そのまま攻撃を止めて何かを考えている。
『五分経過! あとは順位をつけるだけとなった!』
それから
「頭が高いぞフェアリーテイル! 我らこそ天下一のギルド・セイバートゥースぞ! しっかりと躾けをして身の程を思い知らせてくれるわ!」
ルーシィが場外に出そうになった瞬間、空間を操作されてミネルバの前へと転移させられる。そして、無防備なルーシィの背中に蹴りを放つ。どうやら痛めつける気みたい。だけど、そっちがその気なら乗ってやる。
「なっ!? がっ!?」
蹴ろうとしていたミネルバの足を滲み出るようにして、出現して掴んで握り潰す。水中の中で悲鳴が上がる。
「お嬢っ!!」
『おおっと、これはどういう事だ! 場外になったオーフィスたんが水中競技場の中に居るぞ!』
『ふむ。場外に出た彼女も居るねぇ』
『まさか、二人だったと!?』
「反則じゃねえか!」
『いや、これは……』
『どうしましたか、やしまさん?』
「……ジャスト、一分……良い夢……見た。ここらか、悪夢……」
場外に出ていた俺の姿が掻き消えて時計が元に戻る。残ったのは水中に居る俺だけだ。
『どうやら、幻術で最初の一撃でリタイアしたと見せたようだねぇ。その証拠に砂時計の五分は動いていない。いや~騙されたね』
答えは簡単。レイヴンテイルが使っていた幻術を模倣して利用しただけの簡単な仕事。
「きっ、貴様っ」
「五月蠅い。猫如きが、吠えるな」
そのまま引きちぎってやる。血液が水中競技場の中に溢れて出る。
「くっ、このっ!」
こちらを場外に飛ばそうとするが、それよりも先に接近して殴る。
「がぁっ!?」
場外に出そうとなる直前で回り込んで蹴り戻す。ベキベキという音と共に背骨が折れた。更に接近して頭を掴んで投げようとする。
「ちょっ、オーフィスちゃんっ!?」
『こっ、これはひどいっ!!』
「……問題、ない……やられたら、やりかえす……無限返しで……何時、死ぬか……楽しみ……」
「すとーぷっ! ストップ! そこまでしなくていいからね!」
「む、躾け、大事。いったの、こいつ」
「あちらはあちら、私達は私達。ね?」
「むぅ……」
「というか、それ以上の攻撃は認められませんがぼ!」
『おーっと、レフリーストップだ!』
『まあ、本当に死にそうだからね』
仕方ないので、場外、セイバートゥースの観覧席に投げ飛ばす。絶対領土を使って空間操作をしつつ、死ぬことを防いだ。
「ちょっ!?」
「攻撃じゃない、渡しただけ」
「え~と、いいのかな?」
「まあ、いいガボ。治療班、急いで治療するガボ!」
あちらは放置して、ルーシィと向かい合う。
「えっと……」
「……さあ、勝負……」
「正気!?」
「? 当然」
ルーシィに向けて、駆け抜ける。
「っ!? アリエス!」
「もこもこですいません!」
紫色のもこもこした気持ちいのに包まれて、俺は……
「ぐぅ~」
「え!? 寝ちゃったんだけど!」
『おおっと、大変可愛らしい寝姿だあっ! あの怖いような強さを発揮した少女だとは思えない!』
『純粋なほど、恐ろしいからね』
『子供は時に残虐です。ありがとうございます』
「はっ!? ねっ、寝てない……ねてない……」
「いや、寝てたからね」
「……むぅ……もこもこがわるい……」
「ごめんなさい、ごめんなさい!」
「……罰……今夜、もこもこ貸して……」
「いや、いいけどね。というか、試合」
「あっ……」
「忘れてたのね」
「わっ、わすれてない、わすれてない……」
「嘘でしょ」
「集え」
「ちょっ!? 誤魔化しにそれは酷すぎる! ええい、バルゴ!」
水着姿のメイドさんが現れた。
「御呼びですか、姫」
「オーフィスちゃんをどうにかして!」
「畏まりました。それでは、オーフィス様こちらを差し上げますのでどうぞこちらへ」
バルゴが取り出したのはとても美味しそうなアイスだった。
「こちらです、こちらですよ」
「う~」
美味しそうなアイスについ唾液が出てしまう。そのままふらふらとつられて……
「……そんなの……のらない……」
「残念です。申し訳ございません、姫」
「ううん、時間稼ぎありがとう! いくよ、ウラノ・メトリア!」
「っ!? でも、無駄」
「知ってるわよ! だから、狙いはこっち!」
水中闘技場が爆発して、全体が場外にされてしまった。
「……でも、ルーシィ……落ちてる……」
「私の方が上に居るから、私の勝利」
「……えい……」
空気を蹴ってルーシィの上に移動する。
「にっ、二段ジャンプ!?」
「まあ、凄い技術なんですが、水中闘技場が壊れた時点で勝敗は決定してるがぼ」
まあ、そうだよね。ちょっと物理法則を無視して移動したけれど、無駄という事。無念。セイバートゥースから睨まれるが、完全無視。
「ルーシィ、アイス」
「はいはい。バルゴ」
「はっ」
アイスを貰ってぺろぺろと舐めていく。えろっちく舐めると会場が喜ぶ。この変態共め。
二日目
フェアリーテイルA:22
フェアリーテイルB:12
レインブテイル:26
セイバートゥース:20
マーメイドヒール:19
ブルーペガサス:17
クワトロパピィ:12
ラミアスケイル:20
三日目
フェアリーテイルA:42
フェアリーテイルB:30
レインブテイル:26
セイバートゥース:24
マーメイドヒール:22
ブルーペガサス:18
クワトロパピィ:13
ラミアスケイル:26
四日目。海戦終了時。
フェアリーテイルA:52
フェアリーテイルB:38
レインブテイル:失格
セイバートゥース:30
マーメイドヒール:26
ブルーペガサス:21
クワトロパピィ:14
ラミアスケイル:28
ルーシィとウェンディが勝ってるので、15P高いです。フェアリーテイル、圧倒的ですね!