古道具屋が鎮守府に着任しました。これより艦隊の指揮に入ります。 作:えぬろくよん
ほんとすんませんしたあああああああああぁぁあ!!!
めっちゃ遅くなってすんませんしたァ!
あれなんです、元々こんな流れじゃなかったんですけど、長門が勝手に暴れ回って収集つかなくなって……!
仕事で立体pop8個(一ヶ月)作ったり色々あって書く時間取れなかったりでほんとすいませんした……
あ、タイトルは誤植じゃないです
「うーん、どうしたものか……」
あくる日、僕は司令官室で頭を悩ませていた。なぜかと言うと……
「どうすれば長門は仕事をしてくれるんだ……」
その一言に尽きるのだった。
~~~~~遡ること数週間前~~~~~~~~
ここしばらく海域の攻略は順調で、つい先日川内を【ドロップ】した事もあり、僕の提督業も順調であると言えた。……そんな時こそ気を引き締めないといけないが、ここまで順調なんだ、少しは浮かれさせて欲しい。
そんなこんなで僕の鎮守府もだいぶ賑やかに……
「提督ー! 夜だよ夜、夜戦させてよ夜戦夜戦夜戦ー!!!」
「提督ー! ライブしたいライブー! 那珂ちゃん最近暇すぎてつまんないよー!!!」
「なーなー、ウチらいつになったら実践連れてってくれるん? 演習と近海警備だけじゃ流石に暇なんやけどな?」
…………賑やか……と言うか騒がしすぎるな、これは。
「……はぁ。君たちなぁ、もう少し静かにできないのかい?」
僕はそう促すも、「絶好の夜戦日和に落ち着いてなんかいられないじゃん?」とは川内の弁。いや、夜戦日和とか知らない。
そんな川内に乗っかる形で「だって最近なんもしてないじゃーん! 退屈!」と那珂が訴える。いや、今週の秘書艦は君なんだから仕事をしてくれ仕事を。
最後の龍驤は「訓練が大事なんはわかるけどな? そればっかじゃ意味あらへんねんで? 自分そこんとこわかってるん?」と訴えてきた。言ってることは正しいがそれは訓練を『真面目に』こなしたやつのセリフだと思うんだが。サボって妖精達と戯れっぱなしで言われても説得力の欠片もない。
「みんなの要望に応えたいのはやまやまだが、今は『彼女』をどうにかするのが急務なんだ。解ってくれないか?」
僕が現状の優先事項を口にすると揃って「あー……」と口にした。少なくとも彼女達も理解はしているらしい。
「でも提督ー」と、那珂が(珍しく)控えめに僕に聞いてきた。
「『あんな状態』で、ホントに仕事できるの……?」
と、司令官室の隅を指さした。
彼女の疑問も最もだろう。なぜならそこには────
「わたしはつよいー♪ びっくせぶーんー♪ わたしはむてきのながとさまー♪」
なんて歌ってるうちの唯一の戦艦(日向は航空戦艦になったのでこの場では純粋な意味での戦艦とする。)『長門』がちっちゃくなってそんな歌を歌っていた。
………………いやほんと、どうしてこうなった?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
話は数週間前に遡る。あれから何度か『出撃』と『建造』を繰り返し、結果として『川内』並びに『龍驤』を【ドロップ】することに成功した。そして何と、日向に続いて最高火力と言ってもいい戦艦の『長門』を建造できたのだ……が。
「……うーん。正直、過剰戦力だよなぁ……。」
「
「日向が居るからなぁ、ちよっと今の鎮守府
「ツイてるのかツイてないのか」、なんて言われてしまった。
そう、今僕達は建造ドッグに居る。今日の秘書艦は響だ。因みに、今の所秘書艦は1週間交代で変えている。彼女達に少しでも経験を積ませるため、それと負担を分散するためだ。あと、暇だからと工廠で妖精達と一緒に居た木曾もこちらに来ている。
さて、脇道に逸れた話を戻そう。今僕達の目の前にはかの有名な戦艦『長門』が居る。その性能から、「ビックセブン」の名を冠する程だ。しかし、史実においてはあまりに保護されすぎたため、あまり目立った戦果は挙げられていないらしい。っと、また話が逸れたな。ともあれそんな戦艦であるため、日向よろしく立派な女性の姿で現れる……と、思っていたのだが。
「わたしが、せんかんながとだ。よろしくたのむぞ。てきせんかんとのなぐりあいならまかせておけ。」
ムフー、という擬音すら聞こえてきそうなくらい清々しいドヤ顔でこちらを見つめてくるちんちくりん。そう、ちんちくりんである。………………、
「……なあ響。彼女は一体『何』だと思う……? 僕は彼女を戦艦と認めたくないんだが。というか駆逐艦の間違いじゃないのか。」
「
と、ここまで長門に隠すことなく響との会話である。だってどう見ても子供じゃないか。駆逐艦よりも小さいかもだぞ、多分。
「はっはっは。しんぱいしなくても、わたしがいればひゃくにんりきだぞ!」などとドヤ顔でのたまう長門(仮)を見つめて嘆息。そのまま後ろを振り向き、
「……なあ、君達。あまり言いたくないんだが、失敗じゃないかこれ? 流石に彼女を長門と思えないしできれば思いたくないんだが。」
などと、あまりといえばあまりな発言を振り向いた先にいた妖精に送る。「……わたしのちからがしんぱいなのか? だいじょうぶだ、もんだいない!!」などといっちょ前に吠えている駆逐艦ながもんはあえて無視する。
本人(人?)達は必死に弁明をするが、
「そう言えば、妖精さんたちが建造ドッグの中にチョコの材料も混ぜてたが、あれは結局何をするつもりだったんだ?」と木曾が零す。それを聞き再び妖精達に顔を向けると……
「ピ、ピューピューピヒュー♪」
と、音になっていない口笛を吹きながら目を逸らしていた……。いや何やってんのさ。
「……………………。」
と、先程からやけに静かになった長門(仮)を見て見ると……って、いない?
「さっきからわたしをむしするなー!!」
「ぐふぉえァ!!!?」
『ドゴォ!!』という音が聞こえてきそうなほどの衝撃が襲ってきた。
「さっきからきいていれば、くちくかんだのしっぱいだのとすきかっていいおって! わたしをばかにしているのか!」
「と、とりあえず君が僕に敬意を持ってないことだけはわかったよ……。」
『あれだけボロクソ言えば、そうもなるよ』とは響きの談。いや、でも言いたくなるじゃないかあれを見たら。何にせよ、とりあえずは……
「とりあえず、僕の上から降りてくれないかな長門。起きられない。」
「やだ。」
…………どうしろって言うんだ…………。
とりあえず、今のままでは埒が明かないので、一度実力を知るために実践に出てもらうことにした。海域はカムラン半島──通称2-1──に出てもらうこととなった。編成は、旗艦に龍驤、その後に弥生、深雪、青葉、神通、そして長門。なおしっかり部隊演習(自身の鎮守府内で行う紅白戦のようなもの。レベルに直接影響はないが、経験そのものは積めるためなかなか重宝する。)は行い、1-1などで軽めの実践は行った。
やや駆逐艦に偏った編成だが、長門の性能が本物ならそこまで苦ではないだろう。難しいなら日向を向かわせればいいだけだしな。
「それではこれより出撃してもらう。海域の解放も大切だが、今回は長門の実力を図ることに比重を置いている。今回は中破以上になったら無理せず帰投すること。……みんなを頼んだよ、龍驤。僕からは以上だ。」
「了解や。みんなぎょうさん鍛えたんやし、大丈夫や。ほな行ってくるで〜。」
と、いつものように軽く返す龍驤。先程も言ったが今回は海域の解放に躍起になる必要は無い。なので今回は長門がどうだったかの報告を待てばいいわけだ。
さて、どうなる事やら…………。
結論から言おう。
彼女は戦艦だった。が。
果てしなくポンコツだった。
いやどうするんだこれ?
……ね、誤植じゃ無かったでしょ?
……ほんと頭悪い話作ったなぁ(自画自賛)
こういうのでいいんだよ、こういうので