何が起きたかちょっと整理しよう。
アーロンに「今夜クトゥルフ神話やっから早く論文書き終われよ。」って大学から帰る途中に言われた俺は、浮かれて安全確認せず道路を渡ろうとした。耳を劈く悲鳴、頭を割る様なクラクション、響くブレーキの音。クラクションの方に顔を向けると、突っ込んでくるトラック。あ、死んだなって確信した。すまんアーロン、俺参加できないわ。
衝撃に備え目を閉じたが、一向に来ない痛み。もしかしてトラック止まったのか、と思って目を開けてみた。
すると何という事でしょう!活発なメインストリートが、真っ白な空間に!匠は、ペイントの消しゴム機能を奮発に使い世界を消してしまいました!
じゃねぇよ!
兎に角。周りに広がる、明らかに異世界な白い空間。そして目の前に座ってる、着物姿な男性。お前誰だ。
『・・・何から聞けばいいんだ。』
「説明するから、まず座りなよ。」
地面に胡座置いて座る。地面と地面じゃ無い所の区別がつかない。
『で、何が起こった。』
「君はトラックに轢かれて死んだ。これは知ってるね。」
『あぁ。』
「ここは現世とあの世の狭間。死後の世界に向かう君をここで捕まえた。」
『死後の世界ってあんのか。』
「輪廻、天国、極楽、黄泉。好きに呼べばいい。君の場合は・・・黄泉かな。」
『おう。で、その黄泉に行かなくていいのか、俺。』
「普通に死んだならね。でも、君はちょっと複雑だから。」
『複雑って何だ。』
男性はうーん、と首をひねる。説明し辛いのか?
「今、黄泉の神さん達ストライキ中なんだよ。」
『・・・はぁ?』
「で、その穴埋めるために臨時パートで他の神さん達をスサノオ様が雇ってる。」
『え、神様って就職なのか?』
「生まれつき就く仕事みたいなもんだ。でパートを雇って、誰がどの人間達担当すんのかゴチャゴチャしてたら、君に担当者がつかなかった。その事に誰も気づかなかった。」
『管理雑っ!』
「んで、管理されなかったから君は予定より53年も早く死んでしまった。」
『半世紀以上残ってたのかよ。』
「んで、君を捕まえるために急遽僕が送られたってわけ。」
『んでお前誰だよ。』
「パートで雇われた月の神さんだよ。」
『えっ、じゃツクヨm』
「の部下の部下辺りだね。」
『微妙な立場だな。』
「あはは。夜護神だから、夜神って読んでくれ。」
男性—夜神—が陽気に笑う。コッチは頭抱えたいよ。死因が管理不足って何だよ。納得できねぇ。
「でさ、月を守る者ってどんな力持ってると思う?」
『あ、何だよ急に。』
こっちは訴えられるか悩んでんのに。あ、でも天界に裁判とかあんのか?
『うーん、月?月って、見守る感じだよな。で、夜闇に隠れたものを露わにする・・・千里眼?』
「お、かっこいいね。」
『当たってんのか?』
「いや、僕は下っ端だから特別な力は無いよ。」
『おいっ!』
やだ、この神様。誰かもっと真面目な神様連れて来てくれ。
「あはははは。真剣に考えてくれてありがとう。これは、君の次の人生で重要になるよ。」
『次?』
「そう。スサノオ様が君を不憫に思って、特別に他の世界にトリップする事を許してくれた。トリップ先は〈家庭教師ヒットマンREBORN!〉。」
『え、漫画?』
「おう。」
『俺、途中までしか読んでねぇ。』
「その方が楽しいかと思って決めた。で、君はボンゴレの月の守護者になる予定。」
『おいその理由適当すぎんだろ。んで何、月の守護者?月って天候じゃねぇじゃん!んで予定ってなんだよ、予定って。』
「あぁ、それは僕が月の神さんだから月にした。きっと大丈夫だよ。」
『誰かもっと真面目な奴連れて来い。』
「で、予定っていうのはそのまんま。君の人生だから、好きな様にすれば良い。君にはその性質があるってだけさ。一般人として生きたければ出来るし、他のマフィアに入りたければ入ればいい。」
『へぇ、道は一つにあらずってか。』
「良いこと言うね。後、僕も全面サポートに回る。何時でも呼び出せるよ。」
『24時間カスタマーサービスか。』
あれ、俺ツッコミしかしてない気がする。神様相手にだよ?此奴がサポートって、不安しかねぇ。
「よーし、まとめをするよ。君はこれからカテキョの世界へトリップする。千里眼の力を持った君は、月の守護者になれる。ついでに、明日から並盛中学校の一年だ。ちゃんと行けよ。」
『え、俺中学生からやり直し?』
「まぁ、うん。」
『うわぁ、受験やだよ。』
夜神 がクスクスっと笑う。いや、笑わせたかったんじゃ無いんだ。本気で思ってんだから。
「で、最後に君の容姿をセットできるよ。漫画の世界だからね。皆容姿整ってるし。」
『あ、助かる。』
鏡を渡され、なりたい容姿を念じる。すると、思う様に姿が変わる。
『よし、できた。』
「え、それでいいの?」
『おう。』
「もうちょっと、こう、女性らしくてしても・・・」
『俺はこれがいい。』
「じゃ、いいか。」
いってらっしゃい、って言葉とともに視界が暗転する。
さよなら、前世。こんにちは、新しい人生。
主人公設定:
白銀祐斗
性別 女
年齢 20 → 12
身長 165cm
体重 40kg代後半〜50kg代前半
性格 面倒くさがり、流されやすい、理屈っぽい
容姿
首真ん中までのショートヘア。黒くてまっすぐ。
藍色の目。
可愛いとか綺麗とかよりかっこいい。
細い。胸は小さめ。よく男と間違われる。
良く男ものを着ている。てか、男物しか着ない。
設定
米国で理工学部の大学生だが、リボーンに死亡トリップ
原作開始少し後スタート
リング編の中盤位まで読んでるが、うろ覚え
月の守護者の資格あり
能力
千里眼