雲雀さん事件から、結構時間が経ちました。
体育祭があったが、あれは男子のみ参加なのでつまんなかった。まぁツナ、隼人、武の勇姿を見れたのは良かったが。結局、チームワークの悪さでツナ負けちゃったし。最後乱闘だったし。大丈夫か、このファミリー。
数日後、ボンゴレからモレッティが遊びに来て、アッディーオ(さようなら)を見せてくれた。その際、訪れてきたDr.シャマルが俺の性別を見抜いたのはびっくりした。後ろから腰を抱かれた時はもっとびっくりして、顎を殴ってしまった。彼奴は危ねぇ。殴ったら、隼人にグッジョブって褒められた。お前、シャマル嫌いなのか。
ランボの保育係はツナの右腕—ってイベントもあったが、パスだ。俺、右腕ポジション狙ってないし。
リボーンのボンゴリアン・バースデーパーティーにも呼ばれた。けど、俺は出し物しなくてもセーフだった。
だって実は俺、まだファミリーに入ってない。
何で、って言われるとわからん。あれだけしつこくスカウトしてたリボーンが、あれ以来一回も誘ってこない。警戒してるのか?ツナは、それを良しとしてるし、隼人もその事には触れない。うーん。まぁ、いっか。
あれから、良く裏山で戦闘練習するようになった。地下もいいんだが、やっぱ広い方が良い!もう、リボーンにはばれてるから、隠さなくていいし。
まぁ、そんで今は冬の寒さが少し刺さる又もや平凡の日・・・のはずだった!
今日も裏山で大鎌を振るってたんだが、目の前には有名なあの方が。
「お前、誰だ。」
『いや、お前こそ誰だよ。』
いえ、知ってます。ディーノさんです。俺は鎌を持ってるせいか、凄い警戒してる。
おい、何でお前がここにいるんだ。しかも、ファミリー無しで。おま、ファミリーいないとダメダメだろ!
「可愛い弟弟子が住んでる町に、こんな不審者を放っておける訳ねぇ。始末する。」
『はいっ?』
鞭を構え、コッチに向かってくる。えっ、話し合いとか無し!?って、大丈夫なんお前・・・あぁ、ほら転んだ。
鞭が足に絡み、凄い勢いで転ぶ。頭を先に地面にぶつけたのか、起きてこない。
『・・・おーい、大丈夫ですか?』
返事はない。
『ったく、面倒だなぁ。』
鎌をしまい、ディーノを担ぐ。とりあえず、家で休ませれば良いのか?
*****
ディーノをソファに転がせ、隼人に借りた「薬学の勧めー癌治療編—」を読み始めて一時間が経った頃。やっと、ディーノが起きる兆しを見せる。
『・・・起きたか?』
少し、ボーッとした顔で俺を見た後、ハッとして自分の鞭を取り出す。
『止めとけ、お前さっきそれ足に絡んで倒れたんだぞ。』
「・・・・・・・」
わぁ、何で俺こんなに警戒されんだろ。
『んで、起きねぇから俺の家に連れてきた。で、気分は大丈夫そうか。』
「・・・・ああ。」
やっと返事してくれた。
「助けてくれて、ありがとう。さっきは悪かった。」
『いや、別にいいよ。大鎌振るってる中学生なんて、怪しい以外何者でもないもん。』
「・・・・・そだな。」
そこは否定してくれないんだ。
「俺はディーノだ。」
『俺は祐斗だ。よろしく。』
ディーノは笑って自己紹介する。うん、やっと笑顔見せてくれた。
「お前、相当な腕持ってんだろ。」
『何故、そう思う。』
「倒れてた木、切った跡が凄く綺麗だった。あれは、一振りで切らねぇとああならねぇ。綺麗に一振りで切れるとなると、どの武器でもかなりの腕前じゃないとできねぇ。」
『成る程。』
ディーノが、何か考え込むように黙る。何だ、何だ?
「お前、何処のファミリーだ?お礼がしたい。」
『いや、無所属だ。』
「その腕でか!?」
そんなに強いか、俺。確かに、雲雀さんに勝つけど。また、考え込むディーノ。
「・・・お前、俺んとこ来ないか?」
『・・・はい?』
いや、本当に大丈夫この人?
『嫌、何、何処?お前、知らない人スカウトして良いのか?てか、スカウト出来る立場なのか、あれで。』
「あれでって、失礼だな。俺はキャバッローネファミリー10代目ボスディーノだ。」
『うわぁ。』
良し、正式に名乗ってくれた。あぁ、知らないふりってめんどくさい。
「で、どうだ?」
『いや、どうだって言われても・・・』
いや、非常にありがたいよ。ディーノさん、原作で一番好きなキャラだよ。けどな、俺、月の守護者なんだよ。ボンゴレ入ろうと決めてんだよ。
『俺には、何時かボスって呼びたい存在がいるんだ。』
まさかの拒否に、ディーノは目を見開く。
『今はまだファミリーに入っちゃいないが、もっと強くなって、何時か正式に入って彼奴らを守ってやるんだ。』
思い出すのは、俺を許してくれた親友たち。笑顔になるのがわかる。
『だからすまん。キャバッローネには入れねぇ。』
それを聞いたディーノは黙り込み、俯く。
「そっか。頑張れよ。」
顔を上げた時は、笑ってくれてた。
『おう。』
俺も、俺の今できる最高の笑顔で返す。やっぱ、ディーノさん好きだわぁ。
「あ、俺行かないと。ロマーリオ、血相変えて探してそうだなぁ。」
『部下に愛されてんだな。また、話できるか?』
好きなキャラと、また話がしたい。
「おう!」
テーブルに置いてある紙とペンを勝手に取り、何か書いて渡してくる。
「それ、俺の番号だ。心変わりしたら、いつでも歓迎するぜ。」
『強引だな。貰っとくぜ。』
そう言い、ディーノを玄関まで見送る。あの、大きな背中が見えなくなるまで、手を振る。
・・・あ、ツナの家隣だって言っとけば良かったか?
後書き:
最近良く警戒される主人公w
主人公はリボーンのキャラでディーノが一番好きです!
なので、主人公とディーノに仲良くなって欲しくて勝手に書いちゃいました。
これからも、獄寺並みに絡ませられるといいな^^
今回も読んでくれてありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。