死亡トリップした守護者はめんどくさがりでした   作:黒猫冬夜

16 / 40
マジで、携帯使え

外が、何だか騒がしくて目が覚めた。時計を見ると、いつも起きる時間まで10分もあった。この騒音じゃ二度寝など出来ねぇ。昨日は学校サボったし、しょうがねぇ、支度するか。

 

準備が終わり、ツナを呼びに外出て固まってしまった。

 

何この集団。

 

家の前には、黒ずくめの男たちがわらわらと。いや、マフィアだって事は想像つくよ。ただ、何で俺の家の前で集まってんだよ。

 

「おはよーございます10代目!!」

 

集団の中心から隼人の声が聞こえたので、そっちへ向かってみる。

 

『おーい、ツナ、隼人!はよー。』

「祐斗!おはよう!」

「珍しく寝坊じゃねぇのか。」

『うわ、何で普通に挨拶してくれないかな。んで、此奴ら誰?』

「・・・祐斗?」

『あれ、ディーノさんじゃん。』

 

ツナの後ろから声がしたので向くと、昨日助けたディーノさんが。良かった、迷わず来れたんだ。

 

「あれ、もしかしてー」

 

俺は自分の口に人差し指を立てて、これ以上言うなって示す。それを読み取ったのか、ディーノも言い止まる。

 

「こいつらは、俺のファミリーだ。」

 

その言葉に、嬉しそうに照れるオッさん達。わぁ、ちょっとなぁ。

 

「何やってんだおめーら。遅刻するぜ!!」

 

後ろから、武が体当たりしてきて体制が崩れる。そのまま、引きづられるよに連れてかれる。ちょっ、かなり強引なんですが。

 

「マフィアキャバッローネファミリーつったら、今じゃ同盟の中でも第三勢力ですしね。」

 

隼人の説明をバックグラウンドに、学校へ向かう。いつもより早く起きたから眠い。

 

「祐斗、ディーノさんと知り合いなの?」

『ん?昨日攻撃仕掛けられた。』

「えっ!」

『で、自分の鞭に絡まって倒れて、起きるまで看病した。』

「うわ、ディーノさんならやりそう。」

『あはははは、あれはびっくりした。』

 

フォォォォン!ギャギャッ!ビュッ!

 

「10代目!」

『「ツナ!!?」』

 

急に、フェラーリが止まったかと思ったら、ツナが拉致された。ほら、言いふらしてるからやっぱり狙われてるじゃん!って言いたいが、これって確か・・・

 

「ありゃ、ここら一帯をしめてるヤクザ桃巨会の車だな。」

「リボーンさん!!」

「ヤクザと言えば、ジャパニーズマフィアだ。大人マフィアに中学生のお前たちが敵うわけねぇ。ここは警察に任せろ。」

『いや、ちょっと待っt』

「まかせられません!」

「警察は頼んだぜ小僧!!」

『だから待てってお前ら!』

 

走り出した隼人と武を追う。ちくしょ、人の話聞け。ヤクザがあんな良い車、拉致に使うわけないだろ!そこは、無難なミニバンとか!あぁ、もう!

 

『お前ら、桃巨会が何処にあんのか知ってんのか!』

「・・・知らねぇ!」

「走ってれば見つかるだろ。」

『バカか、お前ら。ちょっと止まれ。』

 

二人が止まったことを確認し、説明する。

 

『良いか、よく聞け。お前らが今欠けてるのは冷静さと知識だ。人を拉致するなら、あんなバカ目立つフェラーリなんて使わねぇ。使うならミニバンだろ。』

「何が言いたいんだ。10代目が危ないんだ、早く言え。」

『だから、ツナは拐われてないって。』

「えっ!」

『考えてみろ。何故、ヤクザがイタリアのマフィアに手を出す?何故、拉致に明らかに不向きな車を使う。何故、リボーンは桃巨会の車だとわかった。後何故、ちょうど良くリボーンは彼処にいた。不自然な点だらけじゃねぇか。』

「でも、本当に10代目が拐われてたらどうすんだ!」

 

いや、拐われて無いから。だってこれ、たしかディーノさんが仕掛けたから。

 

『お前は、すぐに突っ込まないで少しは考えてから行動しろ。いいか、何の為の携帯だ。一回ツナに電話してみろ。』

 

隼人はハッ、とした後急いで携帯を取り出す。俺も、携帯を出してポケットに入れてた番号を入力する。

 

〈どちらさん?〉

『祐斗だ。』

〈おう、早速心替えたか。〉

『んなわけあるか。そっちに、ツナいるだろ。』

〈・・・・・・・〉

『はぁ。そのせいで、コッチは隼人が暴走しそうで面倒くさいんだよ。』

〈あはは、ばれちゃったかぁ。〉

『あぁ、もう。んじゃ、そっち戻るんで。』

 

ブチッ、と電話を切る。隼人もツナの安全確認出来たらしく、安心した顔してる。

 

「ツナは?」

「跳ね馬と一緒だ。桃巨会の仕業じゃなかった。チッ。」

『って訳で帰るよ。』

 

走って来た道を、呆れて歩いてく。

 

こいつら、特に隼人は、突っ走ってく習性がある。最初に思ったことに従順に行動する。考えろって言っても無理なのかもしれない。しょうがない。俺がその分考えるか。考えて、今回みたいに暴走を抑えるか。

 

ツナの家に戻った時、出迎えてくれたディーノの満開な笑顔には、少し殴り倒したくなった。

 

「いやー、良く俺だってわかったな!お前らならツナを任せられるぜ。」

「「・・・・・・・・・」」

「いや、まかせるとか・・・・そんな・・・」

「俺は、部下と買い物してくる。じゃな。」

『あ、ディーノさん、かいだn・・・』

 

ドデドデーン!

 

遅かったか。




後書き:

今回は凄く楽しく書かせてもらいました。
もう、やりたい事、言いたい事は全部やっちゃえっ!って感じにw
そのお陰で助かった桃巨会の人たち。
よかったねぇ、痛い思いしなくて。

次回、やっと主人公はファミリーに入ります。
友達と憧れの人の間に板ばさみ状態の主人公。
さて、一体誰のファミリーに入るでしょうか?

今回も読んでくれてありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。