死亡トリップした守護者はめんどくさがりでした   作:黒猫冬夜

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必死な秘密

〈今日本に来てるんだが、会えるかい?〉

 

差出人はディーノさん。先月日本にいたばかりなのに、また来たのか。暇人なのか?あれ?キャバッローネファミリーって結構大きなマフィアって隼人に聞いた気がするが、本当に暇なのか?サボリ病なのか?

 

《TPOが抜けてます。》

〈明日、ナミモリッティでお茶しないか?〉

《学校なら二時に終わるから、二時半からなら。》

〈了解^^〉

 

おー、好きなキャラとお茶!何で急に誘われたのか謎だが、楽しみだ!

 

あっ、キャラって呼ぶのは不適切か?俺も、彼らも、同じ世界の住民なんだし。うーん・・・ま、後で考えよう。

 

 

*****

 

 

放課後訪れたのは少しオシャレなカフェ、ナミモリッティ。中は落ち着いた雰囲気で、午後のケーキとティーセットが美味しいと評判だ。

 

中に入ると、奥の席で手を振るディーノさんを発見。シャツにジーパン、黒いレザージャケットとラフ目な服装が少し店内の雰囲気と不釣り合いだ。しかも周りの女性客の目線を集めてるので、かなり浮いてる。アソコに突っ込むには、少し勇気が必要かな。

 

と下らない事を一人考えながら席に向かう。

 

「久しぶり、祐斗。」

『先月会ったばっかですよw』

 

メニューを貰おうとウエイターに手を振ると、ディーノさんに制止される。

 

「祐斗のはもう頼んだから。俺のおごり。」

『えっ、はぁ。』

 

どうゆう事だ。程なくして運ばれてきたのは、ガトーショコラとブラックティー。美味しそうに頬張り始めるディーノさんを見ながら、俺も食べ始める。

 

『で、急にどうしたんですか。スカウトは受け付けませんよw』

 

気になってたことを聞いてみる。するとディーノさんはフォークを一旦置く。

 

「日本のバレンタインデーは友達にもチョコを贈るってリボーンに昨日聞いてね。ちょっと遅れたけど、祐斗に贈ろうと思って。」

 

と、友達だと!うわ、結構嬉しい。いつ、何処に友達になる要素があったのかは謎だが。

 

『お、おう。サンキュ。けどディーノさん、一つ間違えてるよ。』

「え?」

『バレンタインデーは、女子が男子にチョコを贈る日だよ。』

「・・・・・リボーン!」

 

あはは、ディーノさん脱力しちゃってるよ。

 

『あははは。じゃ、ホワイトデーは俺がディーノさんに贈るよ。』

「ホワイトデー?」

『普通なら、チョコを贈られた男子がチョコを贈ってくれた女子にお返しをする日。けど、今回は俺からディーノさんに贈るよ。』

 

もう一口、ショコラを口に運ぶ。あまり甘すぎなくて、結構美味しい。

 

ホワイトデーって言ったら、あの三馬鹿はちゃんと俺にお返しするよな?まさか食って終わりじゃねぇよな・・・

 

『ホワイトデー、日本に来れるのか?ってか、ディーノってこんなに来てて良いの?暇人?』

「ファミリーが優秀だから、仕事がスグに終わるだけだよ。来れるように、ロマーリオに言っとく。」

『・・・あっ。』

「?」

『来たら来たで、リボーンがホワイトデーイベントとか開催しそう(汗)。』

「それは・・・(汗)。」

 

沈黙が流れる。俺も、多分ディーノさんも、訪れるかもしれない悲劇を何パターンも想像した。これは、全力で避けないと!

 

『ディーノさん!』

「おう、ロマーリオにもリボーンにも言わねぇ!」




後書き:

ディーノさんにチョコあげてない!って気づいて急遽書きました。
ネタバレですが、ホワイトデーの事を書き忘れました。
多分、カメ用乾燥剤入りベストでも作ったんじゃないでしょうか?

今回も読んでくれてありがとうございます。
次回もよろしくお願いします!
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