週末、携帯の着信音で目がさめる。時間は・・・昼ちょっと後。チッ、普通ならあと二時間は寝てんのに。俺を不機嫌の塊にしそうな差出人は、武か。
〈1時時間後集合な!〉
《TPO!》
何か同じやり取り最近したぞ。何で皆場所と理由を言わないんだ?マフィアって皆そうなのか?それとも、ディーノと武だけか?天然バカ二人組なのか?
〈わりぃ!ツナの弟らの面倒見るの手伝うのに校庭で集合な。〉
《いや、弟じゃないよw》
めんどくせぇ。
チロンチロン。パカッ。
〈めんどくせってさぼんじゃねぇぞ。〉
〈楽しいから来いよ!〉
隼人とディーノさんからも来る。彼奴ら、タイミング良すぎるだろ。流石元漫画の世界って事か?特に隼人。お前何でわかった。
仕方ねぇ。支度するか。
外を見てみると、見事に積もってる雪が眩しく輝く。だめだこりゃ、少し着込まないと。適当にカーゴとフーディーを選び、いつもより早い昼ご飯を食いに一階へ降りる。
*****
『やっほー。』
「おせぇよ。」
「まだツナ来てねぇからセーフだぜ。」
『どうせ隼人は馬鹿早く来たんだろ。俺は言われた時間に来たぞ。』
30分前に校庭を千里眼でチェックしたら、隼人一人だけいた。お前、ツナ絡みだと恋する乙女みたいになるよな。彼女出来ないんじゃないか?
校庭には呼び出し人の武、隼人、そしてディーノさんの他に何故か笹川兄がいる。ん?なんかこれ原作であったよな?なんだっけ・・・んー・・・
「10代目!こっちっス!」
あ、ツナ来たか。何か皆カッコよく決めてんので俺も並んで立ちポーズする。
「あれーー!?みんななにやってんのー!?」
『知らん。』
「え、俺説明したよ。」
「俺たちも偶にはチビ達と遊んでやろーと思ってな。」
『あ、そうそうそんな内容だった。ツナに子供の面倒任せっきりだしね。』
「あまり手伝えなくてすいません。」
「こんな日ぐらい手伝うぜ。」
「水臭いぞ沢田!!」
「みんな〜〜〜!」
おお、ツナが感動してる。その内に、
『フウ太、おひさー。』
「祐斗姉!」
うおおおおお、天使がいる!エンジェルスマイル!
ずっとこの可愛い小動物を撫でていたいけど、横の天然馬鹿二人組と不良が凄いソワソワしてる。この流れだと多分、
「やるなら俄然雪合戦スよね!」
「お!!燃えそーだなそれ!」
「かってー雪玉作っか!」
「合戦!!何という良い響き!」
ですよねー。まぁ、俺も満更ではないが。
「んじゃチーム分けしねーとな。」
「日本じゃなんで分けんだ?」
『グッパじゃね?』
「俺が決めてきてやったぞ。」
「なっ!」
「リボーンさんが!?」
『あー、めんどくさいからそれで良いや。』
「えっ、良いの!?」
「リボーンさんが決めたなら賛成します。」
「俺もいいぜ。」
「リボーン、どうせ聞かねーし。」
「構わん。」
『って事だ、リボーン。』
「何でおめぇが締めんだよ。」
「東軍はツナ・山本・イーピン・フウ太だ。白マフラーだぞ。対する西軍はディーノ・獄寺・白銀・了平・ランボだ。赤マフラーな。」
「西軍人多っ!」
「待ってくださいリボーンさん!!何で俺が10代目と違うチームなんですか!!?」
『待てリボーン。何で俺からフウ太を奪うんだ!』
「謎だ。」
「迷宮入スか〜〜〜!!?」
『フウ太・・・敵同士になっても、姉って呼んでくれるか?』
「うん!」
フウ太マイエンジェル。って茶番は終わりにして。
「ルールはこの日の為の特別ルール、レオン争奪戦だ!!!」
説明が長かったので無視。何か皆が陣地に向かったので、着いてく。
『で、ルールを30文字以内で説明してください。』
「聞けよっ!」
「あの、真ん中にあるレオンを気絶せずに奪う。」
『「よしっ!」』
「お前も聞いてなかったのかよっ!」
玉を必死に固めてく事30分。
「開始。」
ブォッ
ヒュー
風が吹く音しかしない。
「早速降着状態か・・・」
「いいや!」
「笹川!?」
笹川兄が壁の後ろから飛び出していく。しかも、丸腰で。
「極限まで攻めずして、勝利は掴めん!」
「あのバカ・・・」
「玉も持たずに・・・」
『あははは、笹川兄最高!』
うぉっ!武が野球フォームで雪玉投げてくるが、笹川兄がパンチで粉砕!てか、投げた時良く崩れなかったな。どんだけ硬くしたんだよ。怖ぇよ。その後、笹川兄が守護神のように戦地のど真ん中に立ち、投げられてくる雪玉を粉砕していく。
『笹川兄強ぇぇぇぇぇ。』
「笹川のやつ、見直したぜ。」
あ、向こう陣地はイーピンを投入!ボクシングに対抗する為、拳法家を送り出した模様。
「わりーがレオンはやらないぜ!!」
隣でディーノが雪玉を投げる、が。
「何処投げてんだおめーは!」
『俺を挟んで怒鳴るな!あと、ディーノさんは指示だけ出して手を出すな!』
お前の予測不可能の玉じゃ、味方が危ねぇ!
「ったくしょーがねーなっ!どいつもこいつも!!」
隼人、ダイナマイト投入。おい、それ雪玉じゃねぇぞ!しかし、どれもイーピンの餃子拳によって空中で無効化される。しかし、放出された餃子エキスの所為で東軍は息ができない模様!ここぞとばかりに笹川兄が攻め込む!
ドガアンッ!
「10代目俺です。スパイ活動終了したので、そちらに戻ります!」
『はぁっ!?』
「ならば我々も!!ボスを守—る!!!」
『うおっ!』
説明しよう。隼人が笹川兄にダイナマイトを投げ、直撃。笹川兄は気絶。隼人は寝返り宣言を高々と言い放つ。すると、我が軍の防壁からロマーリオとキャバッローネの部下もう一人が飛び出してきた!何このカオス。
「こんなんで良いのかよ審判!!」
「うん、ピッタリ予想どーりだ。」
「これでボンゴレ対キャバッローネって訳だな。なら話は早い。果てろ!!」
「させるかよ、スモーキン・ボム。」
またもや隼人がダイナマイト大量投下。それを鞭で無効化するディーノさん。
「行くわよ下僕達。」
うわぁ、ビアンキさん登場。ビアンキ・ランボ・イーピンの第三勢力誕生。いや、うん、それは良いんだ。いんだけど・・・
『俺、忘れられてない!?』
後書き:
主人公は不憫な子w
雪合戦イベントは書いててとても楽しかったです。
次回は主人公が少し暴走します!
今回も読んでくれてありがとうございました。
次回もよろしくお願いします!