死亡トリップした守護者はめんどくさがりでした   作:黒猫冬夜

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変更点:
⒈ 漢字の間違えが指摘されたので直しました。
⒉ 諦めの象徴として、タグを追加しました。
⒊ 一話目にある主人公説明(?)が酷い惨状だったので修正しました。


私服だったら驚かなかった。

〈来週、一緒に海に行かない?〉

《行く!他に誰が行くん?》

〈京子ちゃん、ハルちゃん、隼人君、山本だよ。〉

《本命は京子ちゃんかぁ。》

〈別に!じゃ、土曜日俺の家集合ね。時間は後で決めるよ。〉

《了解。》

 

聞かれなくてもちゃんと何時、何処で、何をを言えるツナは偉い。

 

さて、海だ!夏休みっぽいこと一つもしなかったし、楽しみだ。えっと、必要なものは・・・水着だな。

 

《 今から水着買いに行くんだけど、手伝ってくれる?》

〈いいよ!じゃ、三十分後駅前で大丈夫?〉

《オッケー!》

 

よし、久々に買い物に行きますか。

 

 

 

*****

 

 

 

時は進み、海です!目の前に広がる青い海と白い砂浜!

 

『うおおおおお!早く入りたい!』

「祐斗ちゃん、先に着替えないと。」

「女子の更衣場はあっちです!」

「じゃ、俺らはこっちだから。」

「じゃぁね!」

 

海に私服のまま飛び込みたい衝動を堪え、着替えに行く。

 

『ジャジャーン!』

「それ、一緒に選んだやつだね!」

「可愛いです!」

 

京子ちゃんと選んだのは、白い生地に水色とグレーの斜線が入ったシンプルなデザインのツーピース。ちょっと恥ずかしいけど、結構気に入ってる。

 

「おまたせー。」

「着替えてきました〜!」

『今度こそ入るぞ!』

 

少し長い着替えを終え、ツナ達と合流する。周りの男達の視線が痛い。まぁ、原作のヒロイン二人が揃ったら見ない方が可笑しいか。可愛いし。

 

『どやぁ。』

「あっ?お前、本当に女だったんだな。」

『おいっ。』

「似合ってるぜ、祐斗。」

『サンキュ。武は優しいなぁ。』

 

隼人の冷たさを誰かどうにかしてくれ。いや、しないでくれ。このままで良い。むしろ、いつも通りの反応で安心した。褒められたら、殴ってたかも(笑)。

 

「笹川の兄貴、泊まり込みで来てんだって?」

「うん・・・ライフセーバーやってる先輩の手伝いで来てんだよ!」

「へぇ、ライフセーバーなんて凄いね。」

『そだね。溺れてる人抱えながら泳ぐのって、結構大変だし。』

「よく来たなお前たち!!!」

 

ん、この暑苦しい声は!

 

「ライオンパンチ二ストで並盛のランブルフィッシュは!夏の一時をライフセーバー見習いとしてすごすのだ!!」

『意味不w』

 

何が言いたかったんだ。自分を、ライオンパンチ二ストって呼んでんのか?誰か、通訳してくれ。

 

「さっそく俺の仲間を紹介しよう。と、その前に。夏バテ気味のパオパオ老師だ。」

 

ライフセーバーの椅子の下から、ダラけたリボーン登場。確かに、来る時一緒じゃ無かったな。ツナをほっとくなんてありえないし、こんな所にいたのか。

 

「困るんだよね、ゴミ捨てられっと。」

「俺らの仕事増えるっつーの?」

『うわぁ・・・』

 

後ろからの声に振り返ると、全身日焼け、個性的な髪型をしてる明らかに不良な感じの人たちが子供に群がる。感じ悪っ。例えるならば、動物園で会ったハイエナ達が、チャラくなった感じか?

 

「おっ、良い所に来た!紹介する!ライフセーバーの先輩だ!」

「うい〜っス。」

 

えっ、あのチャラハイエナ達が!?此奴ら、人助ける気あるのか?

 

「先輩たちは本並中ボクシング部だ。」

「お、もしかして了平の妹ってコレ?へー、なかなか俺好みかもしれない。」

「こ・・・こんにちは」

 

兄の先輩だからか、戸惑いながらも挨拶する京子ちゃん。俺は、そんな健気な子を俺の後ろに隠すように引っ張る。此奴らと関わると良い事絶対ねぇ。京子ちゃんを「コレ」って呼んだ事に少しイラっとしてるしね!俺とツナと笹川兄の京子ちゃんを渡すか!

 

「ん?コッチも悪くねぇな。」

「三人とも、俺らと遊んべ!」

 

近づいてくるチャラハイエナ(略してチャラ)から、ハルちゃんも庇う。三馬鹿は・・・ちっ、チャラ達の豪烈な見た目にまだ驚いてる様子。使えねぇ。

 

「ほら、早く行こうぜ。」

 

俺の腕を掴みに来たチャラ1の手を、横に払い、数歩下がる。とびっきりの笑顔を意識し、コミュニケーションを試してみる。

 

『お前らと遊ぶかボケ。トットと仕事しにどっか行けや。』

 

チャラ達の言語を試してみる。チャラ達は、ポケッとしている。どうやら通じなかった模様。もう一度試す。

 

『お前ら、自分カッコイイと思ってんのか?アホ臭。一緒にいるのも見られたくないわ。さっさとどっか行け。』

「お前、黙っとけば良い気になって・・・!」

 

チャラ1が、乱暴しに接近してくる。上げらえた拳を、俺じゃない腕が掴み、止める。

 

「待てよ。」

「こいつに対して手を挙げるのは、許せねぇな。」

「二人とも!」

 

俺とチャラ1の間に割って入ったのは、やっと復活した隼人と武。へぇ、結構カッコイイじゃん。

 

『喧嘩売ってんなら、買ってやるぜ。』

「ちょっと、祐斗ちゃん・・・」

 

俺も二人と並ぶように前へ出る。少し怯えながらも、心配してくれてる京子ちゃんの頭を撫でる。可愛いな。女子の反応って、多分これが正解なんだろうな。まぁ、俺が真似したところで気持ち悪るがられるだけだけど。

 

「ふっ。ケンカはパスだ。俺達はライフセーバーだかんな。」

『まだ言ってんのか、この就職詐欺が。』

「ちょっ、祐斗。」

「やるならフェアにスポーツで勝負してやる。3対3のスイム勝負!!敗者は勝者の下僕となるんだ。」

『はぁ?』

 

えっ、何?フェアに勝負?お前ら、絶対何か企んでるだろ。皆反対するが、リボーンに物理的に黙らされる。

 

「んじゃ、決まりだな。」

「そんな!!」

「ルールは簡単だ。向こうに見えるタンコブ岩を泳いでグルっと回ってくる勝負だ。泳法は自由。3本中2本先取で勝ちだ。」

「んじゃ、俺一番手行くぜ。」

「なんでオメェが一番なんだよ。10代目、3本目頼めますか?」

 

ん?ツナ泳げるの?まぁ、浮くだけだから大丈夫だよね?俺もしなきゃいけない事あるし。

 

「しっかり応援するね!」

「応援します!」

『まぁ、俺なりにも。』

「うん!」

 

うん、「俺なりに」応援するから。

 

『ごめん、ちょっとトイレ。』

 

適当な言い訳をし、皆から離れる。一旦離れたところから、タンコブ岩まで泳いで上陸する。細工するなら、この岩に隠れて皆に見えないところだろ。

 

『・・・やっぱり。もう、ここまで思い通りだと拍手したくなるわ。』

「あぁ?へっ、誰かと思ったら女じゃねぇか。俺らと遊びに来たのか。」

『うん、いっぱい遊ぼ!』

 

これまた精一杯の笑顔で、チャラ軍団に突入する。首に掛けておいた大鎌を発動し、チャラ達をボコボコにしていく。勿論、切ってない。刃がない方で叩いてるだけだ。

 

「うぅっ・・・」

「おえっ」

 

耳障りな呻き声と共に全員倒れる。余計な体力使わせやがって。

 

ワァッ、って歓声を聞き、適当な岩場を選ぶ。コッチへ向かってくる二人分の水飛沫。おっ、武が勝ってる模様。

 

『武ガンバ!』

「祐斗!?おう!」

 

俺の存在に一瞬驚いたが、そのまま泳いで距離を広げていく武。遅れて泳いできたチャラ2は、俺の存在に大いに驚いた。仲間をキョロキョロと探して、見つけたらしい。岩場に少し隠れて転がってる意識不明の男達を。チャラ2は青ざめた顔で俺を見、戦意喪失したのか遅くなったスピードで去って行った。

 

「勝者、山本武!」

ワァッ!

 

笹川兄の大きな声と歓声が、コッチまで響く。そして、コッチに二組目の水飛沫が向かってきた。うーん、コッチは結構良い勝負か。どれ。

 

『隼人、負けたら右腕失格!』

「祐斗!?させるか!」

 

俺の応援に感動したのか、一気に速度を上げる隼人。そして、チャラ2同様速度を落とすチャラ3。

 

「勝者、獄寺隼人!」

ワァッ!

 

良し、こっちが2本先取したから勝ちだ。チャラ1がゴネそうだから、早めに帰るか。

 

海にダイブし、岸へ向かう・・・

 

「助けて〜〜〜!」

『えっ!?』

 

先の方で助けを請う小さな子供が。えぇぇぇぇ、何でこんな深いところに一人でいるの!急いで泳いで向かう。

 

『大丈夫!?』

「お姉ちゃん!助けて!」

『えっ、あっ、そこ掴んじゃぁ!』

 

助けを請うのに必死だったのか、俺の首を掴む女の子。手を占めるな、俺の頭を揺らすな!女の子の浮き輪と手が絶妙に気道に食い込んで息ができねぇ!あっ、やべ、意識が・・・

 

「死ぬ気で救助活動!」

「おいバカ!溺れてんじゃねぇぞ!」

 

首にかかる圧力が軽減し、息を大きく吸い込む。侵食しはじめてた暗闇が晴れると同時に、目の前の少女を助けてる人が眼に映る。

 

『ツナ!?』

「俺もいるんだけど。」

『えっ、隼人!?』

 

すぐ後ろから聞こえる声に驚き、振り返る為体を回そうとして止まる。今気づいた、俺を支えるように腹に回された腕。えっ、何これ。後ろからの体温に急に気づき、急いで離れる。

 

「おい、感謝の一言もねぇのかよ。」

『・・・サンキュ。』

「おう。お前、俺に散々言っときながら溺れてんじゃねぇよ。ダサッ。」

『う、うっさい!』

 

泳ぎだしたツナを、急いで追いかける。

 

次いでに、少女は死ぬ気が抜けたツナを他人と思い、ツナは俺たち以外から労いの言葉を貰えなかった。

 




後書き:

この話を書いた意味がわからない。何がしたかったんだ。
書いてた時の自分に聞いてみたいです。

一週間ぶりですね。最近やっと睡眠補給した作者です。
あと二週間ほどで夏休みなんですが、それまで書き置きが持たない・・・だと・・・
まぁ、なんとかします。多分大丈夫です。

今回も読んでくれてありがとうございました。
次回もよろしくお願いします!
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