「テスト返すぞー。川田。栗原。近藤。」
理科のテストが返される。ふふふ、俺はこの日を待っていた!
「沢田。」
「はい。」
ツナはテストを返され、席に戻る。それだけの話。だけど、それも努力の結晶。
「白銀。」
『へい。』
「あくまで仮定の話だが、授業中いつも寝ている生徒がいるとしよう。例え、成績は優秀でも・・・」
『おっ、百てーん!』
根津を無視して、手から俺のテストを奪い席に戻る。根津は口をパクパクし、仕切り直しに咳払いしてからテストをまた返し始める。ったく、俺に文句言うなんて百年はやぇんだよ。
『ツナ、どうだった?』
「じゃじゃーん。赤点回避!」
『おぉ。週末頑張って勉強したもんな。』
「祐斗と隼人君のおかげだよ!」
あ、隼人が俺らの勉強会に加わりました。隼人が先陣切ってツナの手伝いするから、俺の出番ほとんど無いよ。今まで毎日一緒に宿題してたけど、今はメールで呼ばれないと行かないよ。どうせポテチ食べながら漫画読んでるだけだから、俺。
ガラッ
「隼人君・・・」
ツナは未だ隼人を君付けで呼ぶ。まぁ、原作では獄寺君って読んでたから、これでもかなり仲良くなった方だろう。
「おばよーございます10代目!」
「おはよう、隼人君。」
『はよ、隼人。』
「珍しく出席してんのか、祐斗。」
俺は、最近天気がいいから屋上で寝てます。留年?大丈夫、たまに教室に戻って寝てるからサボりすぎて留年なんて起こらない。
俺ら三人がつるんでる事に、最早クラスは驚かない。ダメツナ+不良+サボり常連犯。
「なぜなら類は友をよぶからな!」
俺も丁度思ってたことを根津が言う。
「10代目ツナへの侮辱はゆるさねぇ!!!」
隼人が根津の胸ぐらをつかむ。喧嘩っ早いんだから。そしてツナへ向けるナイススマイル。
『隼人—。俺への悪口は良いんか?』
「お前は一々気にする程ヤワじゃねぇだろ。」
『あはは、その通りで。』
何だか隼人の中で俺の評価は何故か高いっぽい。〈右腕?そんな物騒なもんいらんよ。〉発言で安心したのか?俺ファミリーじゃ無いしな、まだ。普通に友達として接してくれる。
「10代目落とします?こいつ。」
ツナは現実逃避なのか、机に頭を置き返事をしない。
『やめとけ隼人。殺して警察に捕まってみろ。悪口言ったから殺しましたって、小学生か。』
「いや、小学生は人を殺さないから!」
余程かっこ悪いと思ったのか、隼人は大人しく根津を下ろす。
「ゴホッ。獄寺、お前は退学だ!校長室へ来い!」
待ってましたー!
『根津せんせー。ここ、公立だから先生勝手に退学処分出来ませんよ。』
「先生の揚げ足を取るんじゃない!白銀と沢田も校長室へ来い!」
「俺もっ!?」
『めんどくさっ。』
退学フラグは折れなかったかぁ。その後、存在しない15年前のタイムカプセルを探せと言われる。ならば、俺にも考えはある。
『ツナ、隼人。別れて探そう。その方が早い。』
そう言いそそくさと二人から別れる。向かう先は、資料室。
タイムカプセルは毎年の恒例行事っぽいし、どっかに埋めた場所を毎年記録してるだろう。15年前の記録が無いことを証明すれば、この馬鹿げた茶番は終わり、校庭は破壊されない。故に、雲雀さんを怒らせなくて済む。お願いだから来ないでくれ。
『あった。』
随分長い間探した気がする。見つけた記録を、校長へ見せに行く。
『てな訳で、15年前、タイムカプセルは埋められてませんでした。』
「成る程。すまないね、無いものを探させて。」
『いえ、分かって貰えれば。』
「退学処分は、勿論消しとく。根津には、こちらから話しておく。」
『ありがとうございます。』
校長よ、どうか根津をクビにしてくれ。From全校生徒。
校長室を出、さてどうするか。校庭が爆破される前に彼奴らとめないt・・・
ドンッドンッ
あ、遅かった。窓から外を見れば、地面に大きな亀裂が出来てる。まぁ、これで確実に根津がクビになるから良いか。
校庭で根津を追い込む隼人を笑いながら見守る。
俺を観察する、小さな目に気付かずに。
後書き:
ツナ26点回避!けれど校庭爆破は回避できず。
初めての原作変更で作者は書いてる時ビビりまくりでしたw
主人公と獄寺のやり取りを書くのが何気に楽しい。
これからもっと絡ませたいです。
今回も読んでくれてありがとうございました。
次回もよろしくお願いします!