問題児たちが異世界から来るそうですよ?~誰も知らぬ死物の物語~ 作:shin-Ex-
もっとも・・・・・・ほとんど勝負にならないのですが
それでは本編どうぞ
シナナが最強の『死物兵器』だとすれば、蘭々は最強の『人間兵器』と呼べる存在であった
シナナと並び、国の最強戦力の一角として数えられる蘭々
だが・・・・・・単純な強さにおいてはシナナの比ではない
一騎当万・・・・・・蘭々は一万の敵国の兵士をたった一人で、剣一つで、僅か30分で全滅させるという偉業を成していた
そんな蘭々に今のシナナが勝てる可能性は・・・・・・・ゼロと言っても過言ではない
「
蘭々との戦闘が始まると同時に、シナナは武器と鎧を具現する。
「
さらに
「レイヴェルトに黒羽の鎧・・・・・・どうやら本気のようだな」
「当然だ・・・・・行くぞ蘭々!」
蘭々の下まで一息に跳躍し、剣を振り抜くシナナ。
だが・・・・・
「無駄だ」
その斬撃は、身体を軽く捻るだけでいともたやすく躱されてしまった。めげずに何度も剣を振るうシナナ。高速で振るわれる剣であるが、かする気配さえもない。
「無駄だと言っているだろう。十六夜では・・・・・・私には勝てない」
「ッ!?」
次は蘭々が剣を振り抜く。それはシナナのものとは比べ物にならないほどに速く、レイヴェルトと黒羽の鎧を粉々に砕いてしまった。
「簡単に砕けるようなものじゃないっていうのに・・・・・やはり強いな」
「当然だ。私はお前を超える最強の戦士・・・・勝てるはずないだろ?」
「かもな。それでも俺は・・・・・・諦めるわけにはいかない!」
シナナは後方を大きく跳躍し、蘭々との距離を離す。それと同時に、アクセサリーを一つ取り出して蘭々の頭上に投げた。
「
放り投げたアクセサリーを具現させ、蘭々の頭上に巨大なウォーハンマーが出現。重力に従って凄まじい重量のそれが落下し、大きな砂埃を起こした。
だが・・・・・シナナの攻撃はそれだけにとどまらない。
「
名だたる槍を次々と具現するシナナ、それらを砂埃が晴れぬうちに蘭々に向かって投擲した。
「
続いて具現するのはソニックアローとメロンエナジーロックシード。ロックシードをエナジーアローに装着し、弦を力いっぱい引く。
『メロンエナジー!!』
弦を離すと同時に高エネルギーの矢が放たれる。それを数発、容赦なく撃ち込む。
「
最後に具現するのは二振りの剣。物語に登場するその剣は、先程の
「これで・・・・・どうだ!」
二つの剣で蘭々に向かって十字に斬撃を放つシナナ。
シナナの全力を込めて放つニョルニルから始まる怒涛の連続攻撃。それを受けて倒れない敵などこれまで存在しなかった。
だが・・・・・・
「三度言うぞ・・・・・・無駄だ」
「なっ!?」
・・・・・・蘭々は別であった。シナナの斬撃をなんでも無いように剣で防ぐ蘭々の周りには、先程のシナナの怒涛の攻撃によって具現された武具の残骸が散らばっていた。
「神話の武器でさえこの有様・・・・・・流石に笑えないぞ」
「戦闘に笑いなど必要ない。そんなことより・・・・・・もう終わりか?ならば次はこちらから行かせてもらう!」
蘭々が手首を軽く動かすと、エクスカリバーとクラウソラスはまるでクッキーのように容易く粉々になった。そして同時に、シナナの腹部に蹴りを放つ。
蹴りの威力は凄まじく、シナナは10m程吹き飛んで壁に激突する。その壁でさえ、シナナの身体を受け止めきれすに崩壊していた。
「くっそ・・・・・わかってはいたがまるで勝てる気がしないな」
苦々しげな表情を浮かべるシナナ。シナナと蘭々の力の差は歴然。地力が違いすぎるのだ。
「せめて"
実力で勝る相手ならば奥の手である"
「それは無意味な仮定だな。私には"
蘭々の持つ能力は"騎士道精神"。これは自らが許可しない力の影響を一切受け付けないというものだ。受け付けない力には制限はなく、"
能力を受け付けず、一騎当万の力を持つ蘭々・・・・・・彼女は紛れもなく最強を冠するに相応しい戦士であった。
「これ以上無意味な抵抗はやめるんだ。これ以上お前を傷つけ、タイムリミットを削るようなことはしたくない。大人しく私の傍に来るんだ」
「・・・・・断る。俺は・・・・・俺の居場所は"ノーネーム"だ!」
蘭々の申し出を断り、シナナは立ち上がる。
「なら仕方ない・・・・・縛りつけてでも傍に置かせてもらう!」
二度シナナに接近する蘭々。応戦しようとシナナが新たな武器を具現しようとしたその時・・・・・
「そこまでよ」
女性の声が、それを阻んだ。
二人が声のする方に振り向くとそこには・・・・露出の高い白い衣装に白いマント、白い帽子を身に付けた女性がいた。さらにその女性は・・・・・気を失っている飛鳥を抱えていた。
「ラッテン・・・・・」
「飛鳥!貴様・・・・・・飛鳥に何をした!」
「ちょっと眠ってもらってるだけよ。大丈夫、傷つけたりなんかしないから。でも・・・・・あなたが大人しくしてくれないなら悪戯しちゃおうかしら?」
「くっ・・・・・」
蘭々にラッテンと呼ばれた女性の言わんとすることを理解したシナナは、臨戦態勢を解いた。
「ふふっ、それでいいのよ」
「・・・・・余計なことを」
蘭々はムッとした表情でラッテンを睨みながら言う。
「あら?あなたの為にと思ってやったのだのだからその言い方はないんじゃない?」
「・・・・・まあ、おかげでこれ以上十六夜のタイムリミットを縮めずに済んだ。そのことに関しては礼を言う」
「どういたしまして。それじゃあ行きましょ。そろそろ頃合でしょうし」
「ああ・・・・・ついてこい十六夜。もう抵抗はしないでくれよ?」
「・・・・・・わかっているさ」
飛鳥を人質に取られてしまったからには、もはやシナナに打つ手はない。
シナナは大人しく蘭々とラッテンいついていった。
蘭々の強さについて
蘭々は異常とも言える強さを身につけています
単純な戦闘力は白夜叉と互角以上で、シナナを大きく上回ります
はっきり言って今のシナナではどのような手や策を用いようとも勝つのは不可能です
そんな蘭々にシナナはどうすれば勝てるのだろうか・・・・・
それでは今回はここまでです
次回もまたお楽しみに!