前回の「ハイスクールDxD 笑顔の英雄目録」は、無事(ボロボロではあるが)にコートの男を倒した神道総護。そして、死んだと思っていた兵藤一誠が生きてる事。神道総護のあきらめない心が奇跡か偶然か、学校の二大お姉様の一人、リアス・グレモリーを呼び出す。彼女のおかげで一命を取り留めた神道総護と兵藤一誠は、事の真相を聞くために、彼女からの使者を教室で待つのであった。
ヤッホー!神道総護だよ〜!今俺とイッセーはグレモリー先輩の使者を教室で待ってるんだが・・・
「・・・遅くない?」
「・・・・確かにな」
彼此30分近く待ってるにもかかわらず一向に使者という人が来ない。まさか迷ったなんてない・・よね?
俺たちが机に突っ伏しながらダラダラしていると、外の廊下から朝聞いた悲鳴とは違う女子の悲鳴が大音量で流れてきた。つーかうるせぇぇぇえッ!しかもその悲鳴がこっちに近づいてくる!?
「一体何の騒ぎだよ!?クラスにゴキブリでも出たか?」
「イヤイヤ・・・この悲鳴はそんな悲鳴じゃないだろ・・・」
愚痴っている俺たちを尻目に悲鳴はどんどんと教室に近づき、遂には俺たちの教室の前で止まりやがった。
コンコン
「失礼するよ」
あーハイハイ。やっぱお前の仕業なのね・・・そこに立っていたのは、スラっとした体・整った顔・左目の下にある泣きぼくろが特徴的な学校一のイケメン・・・・木場祐斗がそこにいた。
「えっと・・・兵藤一誠君と神道総護君はいるかな?」
木場が教室に残っていた女子に話しかける。・・・ちっ・・・いちいちイケメンスマイルしてんじゃねぇよ。
「は、はいぃぃぃぃい!!そ、そこに・・・」
話しかけられた女子は俺とイッセーの席を指差す。木場は指差された場所を確認するとスタスタとこっちに向かって歩いてくる。
「やあ。君が兵藤一誠君。君が神道総護君だね?」
「んだよイケメン」
「こっちはお呼びじゃねぇんだよ。おととい来やがれ」
いちいち確認して来るこいつに、俺たちはイライラしながら木場に言う。すると木場は困ったような顔をしながら、
「困ったな・・・リアス・グレモリー先輩の使いとして来たん「それを早く言おうか!?」ふぇ!?」
何が「ふぇ!?」だ!お前がやってもときめくのは女子くらいだ!つーかグレモリー先輩の使い!それをさっさと行ってくれよ!
「さてと・・・行こうか!」
「おう!」
「・・・さりげなく僕の台詞取るのやめてよね総護君」
カバンを取った俺たちは木場と共に教室を後にする。すると、外にいた女子の大群から絶叫とも呼ばれる悲鳴が聞こえる。
「ギャァァァァァアアアアアッ!」
「そんな・・・木場くんが兵藤みたいなのと!」
「違うわ!木場くんと神道君よ!」
「間をとって兵藤と神道君よ!」
「もう木場くん✖︎兵藤✖︎神道君でいいじゃない!」
「「「「それだッ!!」」」」
「おいぃぃぃぃぃ!?なんだそのおぞましい会話の数々は!そんな役・・・イッセーにくれてやるよ!」
「そんな役絶対にいらねぇ!木場!一人で二役やってろ!」
「ハ、ハハ・・・・こんな調子で大丈夫なのかな?」
「「知るかッ!!」」
「だよねぇ〜」
俺たちは木場のやる気のない返事と、女子の腐った想像の数々を聞きながらグレモリー先輩のいる場所へと足を向けた。
歩くこと数分・・・目の前に結構古めの建物が見えてくる。
「ここって・・・旧校舎?」
「そう。ここにリアス部長がいらっしゃるんだか
イッセーの質問に、木場が答える。・・・ん?部長?
「おい木場。リアス部長ってどういう事?」
俺の何気ない質問に、木場が答える。
「ああ。リアス部長は「オカルト研究部」通称「オカ研」の部長なんだ」
オ・・・オカ研・・・な、なんか珍しい組み合わせなような・・・二大お姉様の一人がオカ研・・・ならあの魔法陣はオカ研の成果か?・・・人間極めたらどんな事でもできるからな・・・多分・・・あっ!俺あの人のこと人間って認めてなかったわ!「人間じゃ治せないんで」とか言ってたわ・・・。
「さあ、中に入ろうか」
「「おう!!」」
そう言って校舎の中に入る俺たち。今はもう使われていない旧校舎だから埃っぽいのを想像してたんだが・・・普通に綺麗なんだよな。誰か掃除してんのか?と、疑問に思いながら歩くこと数分。
「ここに部長がいるんだ」
ある扉の目の前で止まった木場がそう言ってゆっくりと扉を開けていく。扉は普通。何か特別な事がある訳でもなさそうだ。
ギィーっと古そうな音を立てながら開いていく扉。その先には、
「「な・・・・何じゃこりゃぁぁぁぁ!!??」」
そこに広がっていたものは、到底二大お姉様の一人がいそうな雰囲気では無く、薄暗い空間だった。
「壁には・・・なんかの魔法陣か?」
「薄気味悪いな。こんなとこにグレモリー先輩が?」
イッセーが壁の魔法陣を見つける。本当に薄気味が悪いんだけど・・・
「部長はシャワーを浴びてるみたいだから、そこのソファーにでも座ってて」
確かに、部室の奥でシャワーの音が聞こえるな・・・ってイッセー・・・鼻が伸びてキモい顔になってんぞ。
「・・・・いやらしい顔」
イッセーの顔を的確に指摘する声が。俺が声のする方を見ると其処には小柄な白髪の少女が羊羹を食べていた。
「ん?おい木場。この部活は小学生も居るのか?」
「おいぃぃ!?お前小猫ちゃんを知らないのかよ!この学校のマスコットキャラクターだぞ!」
知るわけねぇじゃねえか。読者の皆は忘れてるだろうけど俺は転生者なんだよ?そして記憶については俺が知らなければいけない者の記憶を改善するという事・・・つまり俺がその時知らなくてもいい人に関してはその人を知らないし情報も無い。グレモリー先輩は有名だから知っていただけで、他の有名人は木場くらいしか知らないし、知らなければ知ればいいと思ってるからいいんだけど。
「・・・それは済まなかった。俺は神道総護だ。よろしく頼む小猫ちゃん」
「俺は兵藤一誠!宜しく!」
俺たちの自己紹介に彼女はムスッとしながら、
「・・・・・よろしくお願いします」
というと再び羊羹を食べ始めた。あちゃー・・・最初の印象最悪だなぁ。
「お茶如何ですか?」
俺が小猫ちゃんを見ながら唸っていると、黒髪の美人さんがお茶を持ってきた。
「なっ!まさかこれは伝説のポニーテール!?絶滅してなかったのか!?」
「おいイッセー。勝手に絶滅させんなや」
つーかこの人めっちゃ美人だなぁ・・・誰だろう?
「・・・おい総護。まさかあの二大お姉様の一人・つーか姫島朱乃さんを知らないわけないよなぁ・・・」
「へえ・・・姫島朱乃さんって言うんだ。初めまして神道総護です」
「兵藤一誠です!」
だから知らないって!と思いながら2人で挨拶をしてお辞儀をする。一応先輩だしね。
「あらあら。ご丁寧にどうも。姫島朱乃です。以後よろしくお願いしますわ」
向こうもお辞儀お返してきてくれた。っていうかイッセー。姫島朱乃さんの胸に目が行きまくってるんだけど・・・どうにかしない?それ・・・
「粗茶ですがどうぞ」
お辞儀を終えた姫島朱乃さんがテーブルにお茶を置いていく。俺はそれを手に取り飲んでみた。イッセーも俺に続いてお茶を飲む。
「・・・・っ!美味しいです!」
「確かに美味しいな!」
「うふふ。有難うございます」
姫島朱乃さんのお茶を飲んだ後、俺たちは木場・小猫ちゃん・姫島朱乃さんと談笑をしていた。するとシャワールームの扉が開きそこからグレモリー先輩がでてきた。髪はまだ濡れていて、体からは蒸気がでている・・・なんか色っぽい。
「御免なさいね。昨日イッセーの部屋で看病してたからシャワーを浴びてなかったのよ。殿方の前で不潔な真似はしたくないしね」
「いえいえ!別に気にしてないんで大丈夫ですよ!むしろ眼福です!」
・・・・この状況でもそれを言えるお前の度胸には尊敬するよホント・・・
「これで全員揃ったわね・・・」
グレモリー先輩が周りを見渡しながらそう言う。・・・ここに居るのがオカ研のメンバー・・・イッセーの話を聞く限り全員が学園で有名な人なんだよな・・・。
「兵藤一誠君、神道総護君・・・いえイッセーと総護と呼ばせてもらうわね」
グレモリー先輩が真剣な面持ちで言う。
「私達オカルト研究部はあなた達を歓迎するわ」
あっどうも・・・普通に嬉しいな。
「・・・・悪魔としてね」
「「・・・・は?」」
あっそう言う設定?と俺が言うよりも早く、俺の目の前で俺以外の人間の背中から蝙蝠のような羽根が生える。
「・・・・・・普通じゃなかったぁぁぁぁあああ!!」
「・・・・俺の・・・背中にも・・・羽根?」
目の前で置かれている状況が理解できない俺と、自分の身に起こっていること状況の整理が追いついていないイッセー。そこに追い打ちをかける様にグレモリー先輩が口を出す。
「昨日あなた達を襲ったのは堕天使という存在で、天野夕麻も堕天使の一人だったわ」
「「・・・やっぱり」」
急に落ち着きを取り戻す俺たち・・・だって予想が的中したんだもん。
「あら・・・意外と落ち着いてるのね」
「まあそうじゃないかとは思ってたんで・・・」
「イッセーの記憶と昨日の光景がまんまだったからなぁ・・・っとなると天野夕麻の記憶がみんなから無くなったのは堕天使の所為?」
「ええその通りよ」
なるほどね。自分の存在が覚えられるとマズイことがあったか・・・それとも単に自分の存在を消し、イッセーを殺したのは通り魔などのてきとうな存在に仕立て上げようとしたか・・・
「でも何で総護と俺は記憶があるんですか?」
「イッセーの方は死んだと思っていたから記憶操作をかける必要がなかったから・・それとも総護の方はよくわからないわ」
イッセーの方は辻褄がいく。俺の方はグレモリー先輩でも分からないか・・・
「そう言えば、昨日のイッセーの怪我どうやって直したんですか?明らかに死にかけてたのに・・・」
リアス部長に聞いてみる。あれだけの重症だ。なんか魔力を使ったに違いない。
「あぁ・・・・あれは魔力とオーラを使ったの」
「オーラ?」
「そう。魔力はともかく、全ての生き物の行動にはオーラというものを使っているの。例えば昨日のイッセーの怪我。あれは出血の量ととにかく傷が早かったの・・・だから私が彼の体内にオーラを送り込んで血の活性化と自然治癒の力を強化したわけ。まあ、オーラを送るには特別な布の服を着るか裸になるかなんだけどね」
・・・・何?裸だと?まさか・・・っ!?
「大丈夫よ。私まだ処女だからってこの質問今日二回目よ」
「二回目・・・?どうせイッセーが「俺の記憶がない間に卒業してしまったのか!?」とか言ったんだろ」
「なんで分かった!?」
「お前が考えそうだからだよ・・・それじゃあイッセーは昨日の悪魔に?」
「・・・・いいえ。彼を悪魔にしたのは堕天使・・・天野夕麻に殺された時よ!」
「・・・・・え?殺されたって・・まるで一回死んだ言い方」
「ええ、彼は一度死んでるわ。あの公園で・・・あの噴水の前で」
「・・・・じゃあイッセーが生き返ったのは悪魔の所為ですか?」
俺の質問にリアス部長は一つの紅いチェスの駒を取り出して見せる。
「これは『
俺はイッセーを見る。イッセーは不安そうな顔で俺の顔を見ていた。・・・・なんだあの顔は・・・それじゃあまるで・・・
「ごめんなさい。イッセー君を悪魔に転生させてしまって」
・・・・俺がお前を・・・怖がるみてえな顔しやがって!
「だから彼の事は安「有り難うございました!」えっ?」
俺はグレモリー先輩の言葉を遮って頭を下げる
「イッセーは一度死んだ!そん時に俺は居なかった・・・その話を聞いて俺は後悔と安堵の気持ちで心がいっぱいですよ」
「後悔?」
イッセーが何で?みたいな顔で聞いてくる。おいおい・・・俺は転生者だ・・・転生者だけどよ。
「何時もこいつの近くには俺が居たのに、その時には居なかった。何も出来なかった。だから悔しいんだよイッセー。お前を「人間」のままで終わらせてやれなくて・・・つーか俺が嫌いになるわけねぇだろバカ!」
・・・チョット格好つけるか。
「・・・・お前が何者であろうと・・・俺はお前の親友だ!」
「総護・・・・・っ!ありがとよ!」
「ちょっとクサイ台詞だったかな?まあこれが俺の本心だぜ?グレモリー先輩。先輩が居なきゃ俺はこいつに会う時は生気のない死体だったんだろうよ・・・だから礼を言うんだ。もう一度・・・生きたこいつと会わせてくれてありがとうございます!」
「・・・・私こそ礼を言わせてもらうわ。イッセーを・・・私の大事な下僕を助けてくれてありがとう!」
・・・・・・ん?今下僕って言った?言ったよね?
「さてイッセー!」
スルー!?
「はい!」
俺の疑問にみんな気付かず話が先へと進む。
「貴方は自分が殺された理由を知ってるのかしら?」
「・・・・・偶然・・・では無いんですか?」
「ええ。あなたが殺された理由はただ一つ・・・貴方の『
「なにぃぃいいいいッ!?・・・って神器って何ですか?」
ズコッ
おいおい・・・バカ過ぎて盛大にコケちまったよ全員が・・・知らないならそんな反応するなや!
「ハァ・・・神器って言うのはね」
神器・・・特定の人間の身に宿る、規格外の力(人間とのハーフでも可)。例えば歴史上の人物の殆どが所持していたと言われている。大概は社会規模でしかないのだが、稀に人外を脅かすような能力が現れる。それを恐れた
「そんなもんが俺の中に!?」
「そうなの!だから貴方にはその力に覚醒してもらおうかと思って!」
ほう・・・・興味深い!
「よし!やれイッセー!面白そうだ!」
「おう!リアス先輩!どうすればできるんですか?」
「貴方の中で一番強い存在を心の中で想像してちょうだい」
俺の一番強いと思われる存在は・・・やっぱり仮面ライダー1号かな。初代が一番強い!
「ドラゴン波!」
・・・・この世界のドラ○ンボールか?格好が同じだけど・・・そう思った次の瞬間イッセーの左腕が輝きだした!
「眩しッ!」
あまりの眩しさに手で目を隠す俺。そして輝きが収まった頃には・・・
「・・・・・う、うぉおおおおおッ!?」
イッセーの左腕に籠手みたいなのがついてる!?
「それが貴方の神器よ!見た感じ普通の『龍の手』見たいだけど・・・」
あら・・・普通なの?
「・・・まあいいわ!イッセー!貴方は私の眷属として生まれ変わったの!これからもよろしく頼むわね!後これからは私のことを部長と呼ぶこと!」
「はい!部長!」
さてと!一件落着!帰るか!
「さてと・・・一つ目は終わったわ。二つ目は総護・・・あなたは何者なの?」
あっ・・・やっぱり?
「いやいやいや・・・俺はただ普通の人間ですよ」
まあ、転生者なんだけどね。
「そんなはず無いわ!そもそも人間が堕天使を倒すなんて有り得ないことなのよ!?教会の人間ではなさそうだし・・・やっぱり貴方も
「さあ?でも・・・あの時はイッセーを殺されたショックでどうにかなってたのかも知れないですね」
・・・・あん時は頭の中に主人公って出てきてその瞬間力が上がったんだよな・・・思い出したら腹が立ってきた。
「「「「「!!!!!?????」」」」」
・・・何?皆して俺の顔を見て。
「そ、総護・・・お前・・・目が・・」
「あ?目?目がどうした?」
「・・・・・はい」
イッセーが俺の目がなんとか言ってるから言い寄ってると小猫ちゃんが鏡を俺に渡してきた。
「俺の目がなんだよ・・・」
そう言って鏡を見る。すると、
「・・・・目が・・・金色になってるんですけど・・・」
あれ?俺の目の色黒だったんだけどな・・・・目の錯覚か?一応目をかいてもう一度目を見る。うん変わってないな!
「目が眼になっとるぅぅぅぅうううううッ!!」
「落ち着け総護!何言ってるか全く分からん!」
「それが貴方の神器なのかしら・・・魔眼の類?」
神器?いや違う。これ多分「主人公」の力のせいだ・・・と思う。だからコートの男・・・もとい堕天使は俺の変化を見て「発現している」とか言ったんだろうよ。これ戻るよね?俺が解除と心の中で呟いたら目が元の黒に戻った。なるほど・・・自分の意思で出したり引っ込めたりできるわけか。
「・・・取り敢えず総護!貴方もオカルト研究部に入ってちょうだい。この街を取り締まってる身としては貴方を手元に置いておきたいから」
まあ・・・別にいいかな。動きを制限されるよりはマシだしな、
「全然構いませんよ!」
「ありがとう!なら総護。貴方もオカルト研究部に歓迎するわよ。私の事は部長と呼ぶこと!イッセーも同じよ!」
ここから始まる俺の物語。俺の物語を進めたのは親友の死と・・・
「「はい!!部長!!」
このオカ研との出会いだった。
次回「ハイスクールDxD 笑顔の英雄目録」は、
「することねぇ・・・・暇だ!」
オカ研には入部したもののする事がなく家でだらけきっている神道総護。そして神道総護の元にある人物が現れる。
「・・・・・・・ここに姉様は居ませんか?」
「・・・・・・・Why?」
「にゃぁ!?」
次回「姉妹の過去と乱入のオカ研です!」
どうもビルゴンズです!挨拶遅れてすいません!
私は文才が無いのでおかしいところがあると思いますが、読んでいただければありがたいです。これからもよろしくお願いします!