生きる、死ぬ。
その重さを本気で考えられる者は見たことがない。
何故なら……
‘自分のためならば他の命でさえ屠る ’
これが、この世に生をとげた者全てに共通し決して欠けることのない要素の一つだからだ。
俺にはわかる。
何度も死ぬような思いをして、苦しみ、悲しみ、絶望し……助けを求めても誰一人見向きもしてくれなかったのだから。
…………俺は浮浪者だった。
ここ、フェルスティアの里は比較的貧乏な所で、自分に似た奴はたくさんいる。
そうなったのも、物心ついた時とほぼ同時期から俺は親に捨てられ、ストリート育ち。
ゴミを漁り、落ちている金を見つけては拾い、飲み水は泥水か雨。
大通りに出れば気持ち悪いと、殴られ蹴られる。
こんな生活を数年。
もう限界がきていたのだ。
生きる事そのものへの意味が見つからず、俺は何処からか拾った縄を首にくくりつけ、死ぬ覚悟を決めた。
………はずだった。
ある少女との出会いがなければ………
●
裏路地の、特に暗くて出入りする者などいない場にて。
一人の少年が大きなタルの上で首に縄を巻いている。
その縄は真後ろにある建物の高い場所に結ばれており、このまま落ちれば首吊りとなって死ぬ。
無論、少年はそれが狙いだった。
希望のひとかけらも感じていないその瞳は、死んだ人間のそれとさして変わらない。
「つまらない…………人生だ……………俺は何のために……………」
ぼそぼそと呟く少年。
「この世界とももう……おさらばだ……」
意を決してタルから飛び降りようとしたその刹那。
「ダメッ!」
「っ?」
ドサァッ!!
首吊り自殺をしようとしていた少年は、いきなり叫ばれて驚き、タルから地面に崩れ落ちた。
縄が少年の首を締め上げる。
「あがっ……かはっ…」
自身の体重の負荷がすべて首にかかる。
想像を絶する苦しさに、涙を流しながら必死に縄を解こうとする。
「あぁっ!だっ、大丈夫ですか!?!?」
少女は何とかしようとウロウロするが、自分の力ではどうしようもない。
必死に辺りを見回す。
すると、少年が立っていた樽の近くに、片手で握れるようなナイフが落ちていたのを発見。
少女は直様それを手に取り、樽に乗って少年を死へと追いやる縄を切りにかかる。
「んっ!くっ!お願い!切れて!早くっ!」
非力ながらに、縄にクロスする形で必死にナイフで擦る。
「ごほっ……」
少年は口から唾液を垂らし、体全身が硬直する。
死へのカウントダウンが始まっているのだ。
「ぐっ!うぅ!あと……少し!耐えて!」
少女の思いが強かったのか、縄は段々とほつれていき、叶った。
ブチッ!
ドサァァ!
「げほっ!?けほっ!けほっ!」
少年は地面に崩れ落ち、何度も咳を繰り返す。
そして、力なくその場に寝たように動かない。
息が落ち着くと、何もなかったかのようにおし黙る。
少年は大して驚いた様子もなく、倒れたまま、頭だけを動かして縄を切った者を不思議そうに見つめていた。
その目は輝きがなく、生きているのか死んでいるのかわからない。
「はぁっ…はぁっ……」
縄を切った者は少女であった。
息を荒げながら少年を睨んでいる。
少女は小柄な体系ながらキリッとした顔つき。
所々に水色が混じったような汚い髪の毛に、それに合わせたかのような貧乏服。
まるで強調されていない胸は、乱れた呼吸によって動いている。
少年はそんな姿の少女を見て、こう問うた。
「何故俺の自殺の邪魔をした?」
これが生きているものの声なのか。と少女は思うが、自殺寸前の奴が生き生きとした声など出すはずもない。
彼女は内心自嘲した。
「どんな理由があっても死んではいけませんよ」
「じゃあどんな理由があって生きる必要がある?」
「生きたり死んだりするのに理由なんかないです。大事なのは生きようとする意志です。それを見つけるまでは、死んではいけないのです」
少女の言うこの言葉を、少年は全く理解ができなかった。
それもそのはず。
生きようとする意志を持っても、報われない人生だった彼は自殺までに精神を追い詰められている。
「奇麗事など聞きたくもない。宗教活動なら他所でやってくれ」
先程同様の死んだような声に素っ気なさをも感じさせられ、少女は言葉を詰まらせた。
ただ沈黙の時間が二人を包んでいく。
この時が続けば続くほど、彼女の表情がより険しくなる。
何を言っていいかわからなくなってしまったのだ。
「じゃあな」
むくっと、ゆっくり立ち上がった少年はそう言ってこの場を去ろうとする。
少女は絶対に死んで欲しくないと思っているが、この少年にはどう言い聞かせても無理なのだと、諦めたような溜息を出した。
全くの他人が死のうとして、それを助けたい。
ただそれだけの事が………いや、それだからできないのかもしれない。
「………………」
もう少年の姿は消えてしまった。
少女は自分のボロボロの服を掴んで泣いた。
そして思い出したのだ。
自分もかつてあんな精神状態だった事を。
つい最近 ‘ある事 ’をきっかけに、生きようとする意思を見つけ出した彼女。
それは、人の命を助けたい。というものであった。
だが単なる意思に過ぎない。
圧倒的な現実にはそれでは立ち向かえない。
少年を救済する方法、それは家で匿ったり仕事を紹介したりであろう。
そんな事は彼女にはできないのだ。
ただ言い聞かせることしか…………
何故なら少女もまた、浮浪者だったのからだ………
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もう何日も日を浴びていない、飯も食っていない、水も飲んでいない。
少年の身体は衰弱していき、歩くたびに膝の骨がきしむ。
一日のほとんどを深い裏路地で寝て過ごし、話し相手はゴキブリかねずみくらい。
風呂なんて何日どころか、数年は入っていない。
そのせいで体の全てから異臭がしていた。
「そろそろ………飯調達しねぇと」
よろよろになりながらも立ち上がり、飯を奪いに表通りに出る。
いつもは雨の振る時や夜にするのだが、少年は空腹の辛さに限界を迎えた。
「んぐ……」
表通りに出ると、苦しいほどに眩しい太陽が容赦なく少年を照らした。
同時に周囲から送られる異様な目線。
彼はもう、これには慣れていた。
「さて…………っ!?」
目がこの明るさで平気になった途端に、目の前から大きな馬車が来た。
凄まじいスピードだ。今の少年が引かれたら全身の骨が折れて重症になる。
「(危ねぇ。避けねぇと!…………………?………避ける?)」
この一瞬で思い出した。
昨日自殺しようとしていて、邪魔された事を。
だからここで避けなければ、今度こそ死ねる。
死ねる………
死ねる…………
死っ……?
「ぐっ」
ドシャッ!
少年は馬車にぶつかる寸前で、横に飛びのけた。
(これが生きる者の心理…か)
かつて少年はこんな言葉を聞いた事があった。
明日死ぬとわかっていても目の前の馬車には引かれたくない。
これはこの世界の住人ならば誰しもが共通するだろう。
例え彼のように死にたいと思った人間でも、その機会になるとやはり怖くなってしまう。
首吊りで死のうとした時も、余程の決意と勇気が必要だった。
(あの時あいつに邪魔されなければ、本当に死ねたのかもな…)
あの少女を思い出し、死ねなかったことへの不満と死ぬ恐怖から逃れられた安心感。
この二つが少年の心を揺さぶっていた。
「………」
はっと我に帰ると自分が飛び退けた所は、果物屋の食品が詰まった複数の箱の上だった。
まるで食ってくれと言わんばかりのこの状況。
彼は迷わずにその中から一つの箱を手に取った。
「ありがたく頂戴していくか…」
この店の店主は少年に気づく様子はなく、客と売買している。
周りの通行人も誰も気にするそぶりはない。
浮浪者などまじまじと見たくないのだ。
そこの店主さえ気づかなければ、客は今にも死にそうな浮浪者から箱を取り上げ、盗むな!とは言いたくないだろう。
「楽勝だな……」
少年は箱を持ったまま、再び奥深い裏路地へと向かった。
その途中で、中から果物を取り出した。
林檎や梨など、水分を多く含む物から口に運ぶ。
水々しく、酸っぱかったり甘かったり……
極限に腹を空かしてから食べるとこんなにも美味しいのを、少年は幼い頃から知っていた。
あっという間に食べ終え、満腹感を感じたと同時に昨日首を吊って死のうとした所についた。
ここはもう少年の家のような場所。
誰からも見られることがなく、1日の殆どを寝て過ごすのにぴったりだ。
だが……
「っへへ!おねーちゃんこの辺は人が通らないんだよ。そんな所に一人でいるなんてそりゃ…襲ってくれって言ってるようなもんだぜ?」
「………いや……」
「そうそうー。むしろ誘ってんだろ?」
数人の男に囲まれる一人の少女。
彼の定位置だったこの場所が強姦の場となりそうだった。
「いーからもう諦めて大人しくしてろって、どーせだれも助けに来ねぇんだからよ」
「………ひっ……やめて……」
少女は涙を流しながら逃げようとするが、すぐ後ろの壁にぶつかってしまう。
逃げ場はない。
いや、例えあったとしても走りで男達に勝てる確証はないため、チェックメイトというわけだ。
「ははっ、恨むならこんな所に一人でいた自分を恨むんだな!」
彼等は欲情した気持ち悪い顔で襲いかかり、少女は、もうダメだ、と頭を抱えてしゃがみ込んだ。
その刹那………
一番前にいた男の髪の毛が何者かに引っ張られ、その後ろにいた奴らごと無理やり後方に動かされる。
「…………………………?」
皆戸惑った様子で辺りをキョロキョロするが誰もいない。
「おい、誰だ今俺の髪引っ張った奴?」
「は?お前が急に後ろに下がってきたんだろうが」
「いや、誰かに引っ張られて後ろに行かされたんだよ。間違いねぇ」
わかりやすく混乱している。
それを見て戸惑う少女に……笑う少年。
「………恨むなら、俺のテリトリーで馬鹿な真似しようとした自分たちを恨むんだな」
「「「っ!?」」」
聞きなれない声に全員が唾を呑んだ。
その声は幼かったが、異様な殺気を放っている。
声だけでこんなに恐怖を覚えたことはない彼等は、先ほどまでとは打って変わって、ただ怯ていた。
そしてそんな恐怖が更に掻き立てられる出来事が起きる。
ブシャァァッ!
一番後ろにいた一人の男が首から大量の血を噴き出しながら倒れた。
全員が振り向くと、片手に血濡れたナイフを持った少年が立ちすくんでいる。
「ペロ……………不味い血液だな」
それを舐めた少年は殺気を増し、ひひっと笑って見せた。
簡単なのだ。
彼は幼い頃から浮浪者であり、己のナイフ一つで生き残ってきた。
飯は自分で盗んだりして調達し、奪い合いになれば殺す。
この里のあらゆる場所を転々としてきた少年にとって、声だけで怯える奴らの相手など朝飯前だ。
「な、なな嘗めるなよガキィ!」
「………………」
何も言わず、余裕な笑みの彼はこの時を楽しんでいるようだ。
対象に、嘗めるなよと言った男は身体を震わせているだけで、一向に攻撃を仕掛けない。
力量を計ることができているのは身体だけという事だ。
「こ、こ殺してやるよ……こんなク、クソチビ」
「ははっ!クソチビって震えてる奴が言うと馬鹿みてぇだな」
「ん、んんだとぉぉぉぉぉ!」
大声で恐怖を紛らわして突っ込んでくる愚かな男達。
もうこの時点で彼らの死は確定した。
理由はシンプル。
ただでさえ怯えて冷静さなどなかった奴らが怒って更に理性をなくす、つまり勝てる見込みのない相手に対して感情でぶつかるといった行為はかなり危険だからだ。
「さぁて…」
持っていたナイフを逆手に持つ。
本来ならばもう1つ腰に下げたナイフがあり、両手でそれを扱う少年。
だがそこまでする必要もないと考え、そうしたのだろう。
「うるぁぁぁぁっ!!」
怒りで興奮した男達が少年の目の前までに迫ってくる。
1人の子供に対して複数の男。
第三者からすれば一方的な攻撃だと思われるのが普通だ。
だが、一人一人の表情を比べてみると、余裕のない顔をしているのは男達のみ。
「うるせぇなぁー」
気だるそうに一度しゃがんだ少年。
そのまま相手を見上げている。
そこへは既に敵のナイフが自身を切り裂く寸前だった。
しかし………
「……」
少年は歯を出して、にぃっと、笑って見せた。
その笑みは一体何を意味をするのか。
昨日までの彼の心情であれば、やっと死ねる……であろうか。
これを一番最初に連想したのは壁で腰を抜かしている少女であった。
再び、だめ!という言葉を発しようとするが、男達に襲われそうになっていたこともあり、まだ大声を出せなかった。
出そうとしても口がパクパクするだけ…
少年が死んでしまう。
あんな数の相手なんて絶対勝てっこない。
1人の首をかっ切れたのはあくまで不意打ちだったからだ。
私のせいで彼が死ぬなんて……
と、少女は自分を責めながら顔を腕に埋ませた。せめて死ぬ姿は見ないようにしようと。
でないと彼女はもう戻ってくれない程に精神異常を起こしてしまいそうだった。
そして………
シャッ!!
ブシュ!!
皮膚が裂かれる異様な音が響き渡った。
「ひぃっ」
彼女の体全身が力む。
その力みは治ることなく体を震えさせた。
その後に、ぴくっと跳ねるような動きをして、埋めていた顔が腕から飛び出る。
「ん………んうぅ……はぅっ……」
何かを我慢するような表情。
目を強く瞑りながら、やがて諦めたようなため息と同時に……失禁をした。
彼女はそのまま意識が遠のいていった。
「……………は?」
一方で、少年はというと……
「おい……今何をしたんだ」
しゃがんだ姿勢から回転して、遠心力を使ったナイフ技を披露した所だ。
それをくらった男は切られた部分から大量の血を吹き出して、地面に倒れる。
その部位は首。
綺麗に動脈を裂かれたのだ。
「あと1.2.3……4人ね」
指を差しながら数を数える少年。
リーダーっぽい奴だけを生かして尋問してみようか、と彼は心の中で呟いた。
それはすぐ様行動に移される。
「お、おい待て!何をしたのかと聞い」
シャッ!
ブシャァァォッ!
「ぁぁぁぁぁあ!?」
「ゴミに説明する価値なし…」
またもや回転しての切り裂き。
それは止むことなく…
2回転…
シャンッ!
3回転…
ザシュッ!
ブシャァァッ!
「「ぎょぁぁぁぁっ!!!」」
更に二人を仕留めた少年。
ドタ、ドタ、と首を裂かれた奴らは地面に倒れる。
強姦の場となりそうだったこの地は、男共の血でいっぱいになった。
そして1人。
トサァッ…
尻餅をついて怯えた生き残りがいる。
「………な、ななな何故俺はこ、こ殺さない?」
「こうするため」
ジュグッ!
「ぎゃああああああああああああ!!!」
ナイフが男の足の甲に突き刺された。
「はい選択してー。俺の質問に真実で答えて楽ーに死ぬのか、嘘偽りの答えを出して苦しーく死ぬのか。」
「はぁっ…はぁっ……つまり、どういう意味だ?」
足を刺されて意識の薄い男。
対して相変わらず余裕な笑みの少年。
「お前らはただのゴロツキか?それともどっかの使いっぱしりか?」
「ただの…ゴロ」
グシュッ!
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
もう一つ、忍ばせておいたナイフを取り出してもう片方の足の甲に突き刺した。
少年はまるで食材を扱うように、何の躊躇もなく話を続ける。
「だから言ったろ?嘘偽りの答えを出したら苦しく死ぬ事になるって。バカだなお前」
「う、嘘じゃない!ほんとだ!」
目を見開きそう訴える男。
だが少年は決して納得はしない。
仮にそれが本当だとしても、あえて使いっぱしりである事を疑い続ける。
故に拷問。
普通の者ならば、死んだ方がマシと思えるような痛みや恐怖を味わうと、簡単に口を割る。
少年はそれをよく理解していた。
「俺は今まで色んな奴の死に様を見てきた……だからわかる。お前のその表情は嘘をついている」
「違う!!本当だ!ただの、ゴロツキだ!」
ここ、フェルスティアの里は他の里と比べ治安がいい。
このように強姦が起きようとすることはあるが、日常茶飯事と言うわけではなく、ゴロツキはそう多くはいないのだ。
少年が浮浪者であるのはあくまで親に捨てられたからである。
その後裏路地を転々とする日々を過ごしてきたが、ゴロツキなんかは中々見たことがなかった。
(他の里の流れモンか…)
少年のこの予想が一番現実的だ。
だとすれば、他の里の使いっぱしりである可能性が高い。
この世界のゴロツキというのは本来自分達の縄張りのようなものがあり、極めて少人数。
つまり、こいつ5人がゴロツキだったとしたら、仲間全員で縄張りをこの里に移してきたという事になる。
向こうの里で縄張り争いに負けた、など。
(ありえないか……)
縄張り争いに負けた…それは死を意味する。
今がまさにそれだろう。
だからこいつらは何処かの使いっぱしりであるのは間違いないのだ。
「では質問を変える。この里でお前らのようなゴロツキは見たことがない。どこから来た?」
「それは………」
少年はナイフを頭の上に翳す。
「まっ、待ってくれ!わかった、言うから!刺さないでくれ!!」
「………さっさと言え」
「実は……俺たちは他の里のゴロツキなんだ。それで、よくわからねぇやつにあの女を殺せって、写真と金を渡された……」
「なるほど……金は?」
「そんなの……お前に渡すわけ」
ジャグゥッ!
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
はぁーっとため息を吐きながら前腿にナイフを勢いよく突き刺す。
「このまま前腿の皮膚を削がれたいって事でいいんだよな?」
「ぐっ………ちくしょぉ……このジャケットの内ポケットに写真とセットで入ってる………ほら、これだ」
放り出された金と写真。
写真は確かに少女と一致していた。
一方、金はそこそこの額が入っていた。
3日、4日食っていけるだけの量だ。
「どーせ死ぬんだからさぁ…何をそんなに悔やんでる?」
「この金で俺は………あの娼婦とぉ……」
涙を流し始める男。
本当にバカみてぇだ、と少年は笑う。
「じゃ、もうお前と話す価値はねぇから…とっとと死んでくれ」
フェルスティアの里の奥深き裏路地にて。
強姦しようとした複数の男達は、一人の少年により抹殺された。
1人……残らず……………