ふぇいと えきせんとりっく! めいど あんど ばとらー!   作:猫好き猫アレルギー

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だ、誰か、私にガチャ運を…………


黒幕決定

「そうあれは……キャプテン・キースとして、大宇宙へ旅立った時でした。突如現れた巨大怪獣キノコ・ナスに襲われたところを草原の様なまっ平らな金髪碧眼の乙女をこよなく愛する神様に救われました。その神様と盃を交わし、次はどのクラスで登場させるかな? と話し合っていましたら、謎のヒロインXに『これ以上、増やすなぁぁ!!』っと妙な魔方陣に投げ入れられ、いつの間にか聖杯戦争に召喚されましたとさ。…………めでたしめでたし」

 

「なんで、回想再び!?」

 

 前回と全く同じ内容にオレは思わずツッコミを入れる。

 

「クックックッ。繰り返しのネタは鉄板芸だからな!」

 

 繰り返しのネタって、何だ!? 意味の分からない言葉にオレは困惑する。

 

「落ち着きなさい衛宮君。こう言う連中に何を言ったって無駄よ」

 

 遠坂……額に青筋が見えるのは気のせいか?

 しかし、まさか遠坂が現れるなんて思いもよらなかったな。

 オレはさっきの出来事を思い返していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クックックッ。久しぶりだなキース・ロイヤル!」

 

「全くです。ガイ殿。あの時以来ですね」

 

 あの時って? バトラーと会話している奴は誰なんだ?

 何でかな? あの姿を見ていると、何故か冷や汗が止まらない……!?

 

 

「そう、【岬の楼閣】と【メイド・キングダム】との第五次御奉仕大戦、『いやん、ご主人様そんな……』でお会いした以来ですから……」

 

「どー言う出会い方よ! それは!?」

 

 バトラーの訳の分からない台詞に何処からかツッコミの声がした。――って、今の声は…………。

 

「遠……坂……?」

 

 暗闇から現れたのは、クラスメートの遠坂だった。

 遠坂は何だか、微妙な顔をしている。

 

「衛宮君……無事だった? “色んな”意味で無事だった?」

 

「一応、無事だか……何だ? その念の入れようは……?」

 

「ううん。いいの。何ともないなら、いいわ(あの時のこと、覚えていないようね。忘れていた方が、幸せでしょうし……)」

 

 …………どう言うことなんだろう? 何か嫌な感じがするが…………やめよう。思い出すと何故か不幸な気がする。

 

「衛宮君。貴方はある儀式に巻き込まれてしまったのよ」

 

「儀式……?」

 

 そうと頷く遠坂。…………ある儀式って、一体?

 

「それについての説明は、お茶を入れてからしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ、説明させてもらうわね」

 

 バトラーの回想を無視して、遠坂は話を始めた…………………………。

 

「……と言うわけよ。分かったかしら?」

 

 色々すっ飛ばしたような気がしたが……オレはとりあえず頷いた。

 

「それじゃあ、行きましょうか?」

 

「行くって、何処へ?」

 

「監督役の所よ。早いところ、契約破棄をした方がいいわよ。特にこんな訳が分からない変態執事とは、縁を切った方が得策よ」

 

 変態執事…………うん、反論出来ないな。

 

「ハッハッハッ。誉めても何も出ませんよ!」

 

「一個も誉めてないわよ!」

 

 嫌みを言われても、スルーとは…………こいつのメンタルはどうなっているんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは……教会じゃないか?」

 

「そうよ。聖堂教会。ここにいる奴が監督役なのよ。そして、私にとっては兄弟子に当たる奴がいるの」

 

 オレ達は中に入る。すると、そこには1人の男が待っていた。

 

「ようこそ、聖堂教会へ。そして……初めまして、新たなる7人目のマスターよ。私は言峰 綺礼。今回の聖杯戦争の監督役を勤めている」

 

 服装からして、ここの神父のようだ。しかし、身に纏う雰囲気が只者とは思えない。この雰囲気は、そう……

 

「初めまして、黒幕殿。クラス バトラー。キース・ロイヤルと申します。以後、よろしくお願い致します」

 

 そう、黒…………はぁ?

 

「お、おい! バトラー! いきなり、何を言い出すんだ!?」

 

「クックックッ。初めましてだな神父! 俺の名はメイドガイ! うむ。確かにどう見ても黒幕だな!」

 

「アンタも何言い出すのよ!」

 

 バトラーとメイドガイの発言に言峰の米神がひくついて見える……。

 

「おやおや? 士郎様。不思議なことを仰いますね? この方はどう見たって………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 頂戴した剣で人の背中をブッスリ! と刺すような方では、ありませんか?」

 

 とんでもない事を言い出しやがった! 下手すると、名誉毀損で訴えられるぞ!

 

「クックックッ! 恐らく、人の不幸で悦び、自分の不幸でも悦ぶ性質を持っていると見える! 実に悪趣味!」

 

 こっちはこっちで、更にとんでもない事、言い出したー!

 

「相談を持ち掛けた相手を騙し討ちしたあげくの果てに大事なものを奪っていくのも得意そうですねぇ」

 

 バトラーとメイドガイはお互いに顔を合わせ、同時に神父を見る。

 

「「外道の上に性格破綻者。間違いなく、ラスボスに違い(ない)(ありません)! そう、それは正しく、(キース・ロイヤル)(私)と似た性質を持っている!」」

 

「「お前と同類扱いかぁぁぁ!!」」

 

 て言うか、いいのか!? バトラー! とんでもない言われようだぞ! お前はそれでいいのか!?

 それにメイドガイ! お前、仮にも知り合いに対してそれか!? そんな扱いなのか!? 第一、見た目的には、お前も十分変態だ!

 

「…………一緒にするな」

 

 あ、さすがに言峰もキレ気味に見える。

 そりゃそうだ。ここまで、言われたらどんな温厚な人間も怒るに決まっている

 

「………………何故です?」

 

 すっきょっとんな顔をするバトラー。自覚ないのか!?

 

「……衛宮君。悪いことは言わないわ。こいつとは縁を切った方がいいわよ」

 

 遠坂……声がマジなんだが……。

 

「衛宮?」

 

 あ、そういえば名乗ってなかったな。

 

「ああ、オレの名は衛宮 士郎だ」

 

「………………」

 

 名乗った途端、言峰は俺の顔にじっと見る。

 

「オレの顔に何かついているか?」

 

「……いや」

 

 何だ? 一体?

 

「お気をつけて下さい。士郎様、この方はどうやら………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少年趣味をお持ちのようです!」

 

「断じてない!」

 

 ………………。

 

「衛宮 士郎。何故、下がっている?」

 

「いやなんとなく」

 

「生憎、そんな趣味は持ち合わせていない」

 

 ………………。

 

「本当にないからな!」

 

 そんな力強く、言わなくても…………。

 

「クックックッ! 念を押すとは、ますます怪しい奴め!」

 

「怪しさの濃度は、アンタらの方が上よ!」

 

 全くもってその通り! しかし、出会った頃から気になっていたけど………………。

 

「「………………」」

 

「ぬぅ? 衛宮 士郎ついでに神父。何、人の顔を見ている?」

 

「「いや、別に」」

 

 やっぱり、何処かで聞き覚えがある気がする。

 どこでだろう?

 

「さて、衛宮 士郎。これからどうする?」

 

「どうするって……?」

 

「ここでこの変態……いや、バトラーと契約を破棄するか、それとも………契約を続行し、聖杯戦争に赴くか?」

 

 バトラーは完全に変態認定か…………。まあ、その通りなのでスルー。

 そして、オレの答えは決まっている。言峰はそんなオレの目を見て、にやりと笑う。

 

「喜べ少年。君の望みはようやく叶う」

 

 そう、オレの答えは…………。

 

「立派な執事となって、執事王になることです!」

 

 そう、執事王に……って、

 

「ちがぁぁぁう! なんでさ! なんで執事王なんだよ!」

 

「おや? 違いますか?」

 

「違うに決まっているだろう!」

 

 何を言い出すんだ! この変態執事!

 

「クックックッ! その通り! それは間違っているぞ! キース・ロイヤル! こやつは………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺と共にメイドガイとして、御奉仕するのだ!」

 

「そうそう御奉仕…………なんでさぁぁぁ!!」

 

「いい加減しろぉぉぉ!!!!!」

 

 教会内に遠坂の魔術が炸裂した。 なんで、オレまで…………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

「ひどい目に合った…………」

 

 結局、ダメージを受けたのはオレだけでバトラーもメイドガイも無傷だった。

 

「うっさいわね。良いでしょ別に。大したことないんだし……」

 

 そっぽむく、遠坂。少しぐらい反省しろよ。

 

「色々と世話になったな。ありがとう遠坂」

 

「ああ、いいのよ別に。責任取りたかっただけだし……」

 

「え? 責任?」

 

 オレが聞き返すと、遠坂はハッとして…………。

 

「ううん! なんでもないわ! なんでも……」

 

 何か隠しているようだか? 聞かない方が良さそうだ。

 

「それじゃあ、サービスはこれまでよ。ここからは敵同士よ」

 

 …………敵同士。そうだ、遠坂にも遠坂の目的がある以上、オレとは…………けど、

 

「遠坂……おれは……っ!?」

 

「……っ!? なに!?」

 

 何だ!? 急に空気が重くなった!

 

 

 

 

 その時、背後から足音がした。振り向くとそこには、まるで、雪のような少女がいた。あの娘は……昼間の!?

 

 

 

 

「こんばんは、お兄ちゃん。こうして、逢うのは二度目だね」

 

 少女は優雅にお辞儀をする。

 

「初めまして、リン。私は「おや? イリヤ様では、ありませんか?」 そう、イリヤ…………え?」

 

 少女は驚いた声で顔を上げる。

 そして、信じられないと言った表情をしていた。

 

「え、え、ええ! キ、キース・ロイヤル!? どうして、貴方がここに!?」

 

 

 ………………って、知り合いなのかよ!?

 




さあ、まさか、まさかの再会!
果たして、キースとイリヤはどう言った関係なのだ!

剣「そんなことより、私の出番は!? Fateの顔である私の出番は!?」

次回に続く!

剣「無視ですか!? 作者もあの外道と同類ですか!?」
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