ふぇいと えきせんとりっく! めいど あんど ばとらー!   作:猫好き猫アレルギー

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ZEROイベントがやっと終わったー!
イスカンダル、来なかったけど……(泣)


クオリティーは、確かに高いんだろうな……

 ◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 チュンチュン

 

 

「…………ん」

 

 

 チュンチュンチュンチュン

 

 

 雀の声がする。今、何時?

 

 

 チュンチュンチュンチュンチュンチュン

 

 

 んんん?? やけに雀の声が近い気がする……!?

 ガバッと、目を開けて起きるとそこにはベッドを覆うほどの雀の大群だった。

 

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!?」

 

「ククク。朝寝坊な御主人に爽やかな目覚めを提供する! それがこの俺メイドガイ!」

 

「アンタの仕業かぁぁぁ!! これのどこが爽やかな目覚めよーー!!」

 

「更に……!」

 

 指をパチンと鳴らす。

 すると、何処からか大量の鷲が嘴や爪で私の服を……って、何をするのぉぉぉ!?

 

「無論。汚物を回収する手間を省いてやっているに決まっているだろう!」

 

「誰が汚物よぉぉぉ!! うみゃぁぁぁぁ!!」

 

 

 バァァン!!

 

 

「女性に対して、その様なことをするなと何度言ったら、分かるんですかーー!! このお馬鹿!!」

 

「ヌオゥゥゥ!!」

 

 勢いよく扉を開け、現れたメイドさんにメイドガイは金属バットで、ぶん殴られ、吹っ飛ばされる。

 うわぁ、爽やかなどころか血生臭……

 ――って、ここはどこ?

 周囲をよく見ると、品の良い調度品や絵画が飾ってあるし、ベッドも私の家のよりも遥かに大きかった。(キングサイズよりデカイわね)

 

「えーっと、貴女は?」

 

 私はとりあえず、目の前の撲殺はスルーして、金属バットを持ったメイドさんに尋ねた。

 すると、メイドさんはアッと言った表情をして、金属バットをどこかに片付ける。

 

「失礼いたしました。お見苦しい所を申し訳ありません。私はメイドガイテイマーのフブキと申します」

 

 深々と一礼をする。

 うわぁすっごく綺麗な人…………ん? 今、なんて、言った?

 

「メイドガイ……テイマー!?」

 

「はい。このお馬鹿の直属の上司に当たります」

 

 じょ、上司ですと!? これの!? この変態の!?

 

「ええ、非常に、非常に! 残念な事ですが……」

 

 あ、表情から察した。これ以上はツッコミを入れない方が良いわね。

 

「ヌゥ。いきなり、何をするドジっ娘メイド」

 

「当然です。女性に対して、セクハラをするなと何度言ったら…………って、誰がドジっ娘メイドですか!?」

 

「ククク。無論、貴様の事だ!」

 

「訂正なさい! 私のどこがドジっ娘だと言うのですか!」

 

「ホホウ。犬猿鳥に易々と下着を奪われたのは、誰だ?」

 

「うぐっ! そ、それは……!」

 

 犬猿鳥って、桃太郎か!? て言うか、下着を……!?

 どういう状況下で、そう言うことが起こるわけ!?

 

「あ、相手が可愛いワンちゃんや天然記念物や絶滅危惧種でなければ……!」

 

 本当に何があったのかしら?

 フブキさんは、誤魔化すように咳払いをし、体裁整える。

 

「さて、遠坂 凜様。御前がお待ちで御座います。着替えが済みましたら、ご案内致します」

 

 何事もなかったような笑顔ね。

 そう言えば、このパジャマは……誰が着替えさせてくれたのかな?

 まさか……!?

 

「ご安心を着替えは私が行いました」

 

 ほっ。良かった。

 

「全く。本来なら御主人のメイドガイであるこの俺が、御奉仕しなければならなかったのだか……こやつがどうしてもと言い出してな」

 

 本当にありがとうございました!!

 私は、心の底から感謝する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「あの、ところでここは?」

 

 目が覚めると、全く見覚えがない大きなベッドに豪華な調度品というより、何なのこの大豪邸は……!?

 うちの何十、いえ、何百倍かしら?

 今、歩いている廊下の端が全く見えない。

 日本の何処に、こんなデカイ建物を建てられる土地があんのよ!

 

「ここは、大富士原家の別宅の一つで御座います」

 

「大……富士原……家? ………………大富士原家ですって!?」

 

 それって、あの大財閥、大富士原家!? 総理大臣や世界各国の首脳にも顔が利くという、あの!?

 

「な、な、何で、そんなところに!? え、え、え!? ど、ど、どう言うことなのよ!? メイドガイ!?」

 

「ククク。落ち着けうっかり御主人! この程度で動揺するとは、未熟者にも程があるぞ!」

 

「喧しい! 誰がうっかり御主人よ!」

 

 どういうことなの!? あの元・御主人の彼女やフブキさんが言うには、メイドガイもここでメイド(?)をしていたようだし……。

 そもそも、ここで働いていたヤツが何でサーヴァントとして召喚されんのよ!!

 あーもう! 頭の中がごちゃごちゃよ!

 

「……あのぅ、遠坂様。目的地に着きましたよ?」

 

 ハッ。いつの間にか、妙に豪華そうな扉の前にいた。

 ここに御前って、人が居るようね。

 フブキさんはノックをし、「失礼致します」っと言って扉を開ける。

 

 そこには………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フムム。最近のメイドさんフィギュアは過激じゃのう~」

 

「そうだよね! 特にここのギミックが精密で、いい仕事しているよね!」

 

 ぽっちゃりなおじいさん&少年がメイドのフィギュアを片手に真剣な目で語り合っていた。

 何、この光景は…………

 

「…………御前、幸助様。何をなさっていらっしゃるのですか?」

 

「あ、フブキさん! 勿論、おじいちゃんとこの最新版メイドさんフィギュアを語り合っていたところさ!」

 

 キラッと汗が光。ある意味、清清しさを感じるわね。

 

「そうそう、このクオリティーの高さが日本の職人技だよな!」

 

 何、あの熊!? ぬいぐるみ!? しゃべっている!?

 

「オリベェさんにも、分かる? この良さ!」

 

「もちの論だぜ! 心友!」

 

「わーい! 同志が増えたー!」

 

「増やすな!」

 

「あ、姉ちゃん」

 

 姉ちゃん? 彼女は、確かへんた……じゃなくて、メイドガイの元・御主人さん!

 

「あら、目が覚めた? 大丈夫だった?」

 

 こちらに気付いて、声を掛けてきた。

 

「ええ、なんとかね。目覚めは最悪だったけど……」

 

 チラッとメイドガイ睨む。

 

「ええっと…………貴女は?」

 

「あ、ごめんなさい。まだ、名乗ってなかったわね。私は富士原 なえか。よろしくね」

 

 と、言って手を差し出す。私はそれに応え、握手をする。

 

「こちらこそ、私は……」

 

「遠坂 凜さんよね? コガラシさんから、聞いたわ………………大変だったでしょ? コガラシさんとの生活」

 

「…………ええ、一日しか経ってないけど………………地獄とどっちがマシかしら?」

 

「う、それは………………甲乙つけがたいわね」

 

 お互いに握手をしながら、溜息をつく。

 

「ククク。あの程度の戦闘で溜息をつくとは、気合いが足らん御主人共め!」

 

 私と彼女は、同時にメイドガイを睨み付ける!

 

「「溜息の元凶は、お前だーーー!!」」

 

 

 

 

 

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「さて、どこから説明するかな?」

 

 腕を組み、思案する様な表情(?)をする熊のぬいぐるみ。何かの魔術的なアイテムかしら?

 

「よっし! とりあえず、自己紹介するか?」

 

「そうね……それが、一番かもね?」

 

 なえかさんも頷く。まあ、正直言って誰が誰だか、分からないから有り難いかな?

 

「それじゃあ、紹介するわね。コガラシさんとフブキさんは済んでいるから、まずは私のお祖父様……」

 

「うむ。儂は大富士原 全重郎。大富士原財閥の総帥をやっておる素敵なナイスガイじゃ」

 

「そ、総帥……!?」

 

 これが……!?

 

「ん? なんか、失礼な感想が聞こえたような気がするんじゃが?」

 

「いえ、なんでもありません」

 

 あっぶな~。意外と、勘が鋭いのね。

 

「そんでもって、僕は弟の幸助。よろしく~!」

 

「ええ、よろしく」

 

 うわぁ、お祖父さんそっくりね。

 

「う~~~ん」

 

「な、何?」

 

 じっと見られんのは、ちょっと困るんだけど…………

 

「君……………………ツンデレ属性だね! 猫耳メイド服が似合いそうだ!」

 

「どういう意味よ! それ!」

 

「そうよ! 失礼でしょ!」

 

 いきなり、何、言ってんのよ!

 

「ええ!? そんなことないよ! 彼女はどう見ても、ツンデレ属性だし、きっと猫耳も似合うと思うよ! 意外と魔法少女みたいなコスプレだって、似合うさ! あと、貧乳だし!」

 

 ブチ! な、ん、だ、と!

 

「誰が、貧乳よ! つーか、するかそんなコスプレ!」

 

「ええ!? でも…………」

 

 そう言って、彼は隣にいる姉を見る。――って、何と比べてんのよ!

 

「おい、コースケ。マスターと比べちゃ酷だぜ」

 

「あ、そうだよね。姉ちゃんと比べると、ほとんどが貧乳になっちゃうよね」

 

 顔を合わせて、頷き合うな! 確かに彼女のサイズは大きいけど、私は標準サイズよ!

 

「じゃ、最後は俺な。只今、富士原 なえかと契約中のラヴリーサーヴァント! アーチャーのオリオンでーす! 親しみを込めて、オリベェって、呼んでくれ!」

 

 ………………………………………………はい?

 

「今……何て?」

 

 空耳かしら? サーヴァントって、聞こえたような?

 

「ああ、彼は私のサーヴァントなのよ」

 

 …………………………………………はぁ!?

 

「サ、サ、サーヴァント!? これが!?」

 

「これって!?」

 

「そうなのよね。これ、サーヴァントなの」

 

「いや、マスターまでその言い方は……」

 

 ん? と言うことは………………

 

「貴女、魔術師なの!?」

 

「へ? 違うけど……」

 

「え、違うの!?」

 

 マスターなのに、魔術師じゃない?

 どういうことなの?

 

「それについては、俺が説明するぜ」

 

 熊のぬいぐるみ……オリオンが(真名、名乗って良いのかしら?)神妙な顔をしている。

 

 

「それは…………」

 

「それは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次回に続く!」

 

「オイ!」




剣「…………悪夢ですね」

弓「こんな奉仕は、認めん! こんなものは、ただのセクハラだ!」

槍「CCCで、てめぇがやったことはどうなんだ?」

弓「何のことだ?」

???「……ダーリン、メイドが好きなの?」

オリベェ「お前、目が怖いんだけど…………」
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