幼馴染みから始まる人間関係 作:名無しさん
江が海外にいる時はことりとSkypeとかをよくやったから雪とことりは実の姉妹のように仲がいい!
俺の妹、荻野雪は俺より二つ下の妹だ。吹奏楽部に入っており結構明るい普通の子なんだけどデリカシーがない。これが俺と海未とっては
最悪なのだ。誰もいない家に男女2人っきり、完璧すぎるこの条件を奴が見逃すであろうか、いや見逃す訳が無い。しかしリビングと玄関は少しばかり距離がある。俺は海未に部屋に言っているように伝えリビングでくつろいでいるフリをし、我が妹を迎え撃った
雪「ただいま、今日の昼何作った?」
江「おかえり、焼きそば作っておいたからフライパンから適当にとって食べておいて。俺は皿洗いしたら自分の部屋言ってるから」
パーフェクト!素晴らしい、完璧な逃げ方。これならあまり時間をかけずに部屋に戻って海未と作詞の続きが出来る。俺は天才なのか!
雪「ところでお兄ちゃん、玄関に見慣れない靴があったけど誰か来てるの?」
江「えっ、ああ、それはね、ええっと。友達が来てるんだよ!勉強を教えて貰ってるんだ!」
雪「そうなの?なら別にいいけど」
我が妹、少し色んなことに気が付きすぎだ。お陰で俺の心臓はバクバクだったぞ。とっとと皿洗いを済まし部屋に戻った
海未「さっき下から話し声が聞こえたのですが…妹さんですか?」
江「はい、まあ、そうですね。なんかごめん」
海未「いえいえ、別に困ってはないですよ。…ですが、後で会ってもよろしいでしょうか」
oh.....なんてことだ。妹と海未が会わないようにした俺の努力は一体。なに?海未の要求を拒否すればいいってか?そんな拒否する理由がないじゃないか、後で会わせるよ。もちろん作詞が終わっただけど。そうして俺達は再び作詞活動を始めた
江「で、大体は決まったわけだけどあと1個なにか足りないよな」
海未「そうですね、aメロは全く決まってませんしサビやbメロもなにかもの足りないですし…」
本当にあと一つ、それさえ出れば後は一気に決まる予感がする。でもこの一つがしっくり来るものがない。なにかいい案は無いのかね…
そんな時、救世主がやってきた!
雪「お兄ちゃん〜、またお兄ちゃん宛に色んな手紙、というかチラシが来てるよ。あとこれ飲み物ね……って誰その女の人!お兄ちゃん、その人に手出したの?最低だね、人間失格だよ。ここ三階だから頭から飛び降りて逝けば?」
江「いやいや手出してないからただ少し用があるから家に上がってもらってるだけで何もしてないからな!」
海未「えっと、妹さんですか?どうも初めまして。園田海未と申します」
雪「あっ、こちらこそ。荻野雪です、うちのクソ兄が御迷惑を」
江「俺は何もしてないからな!迷惑かかってるのお前のせいだからな。少しは理解しろ!」
雪「いやいや、こんな綺麗な人と今まで一つ屋根の下にふたりっきり?お兄ちゃんの性欲全開でしょ?そんなの言わなくても分かるから」
全くこの子は…ありもしない事をよくもペラペラ喋ってくれて。海未は綺麗と雪に褒められて満更でもないし…
江「とりあえず落ち着け、この子はことりの友達。ことり達がスクールアイドルをやるから海未と一緒に作詞をしてるの、オケ?」
俺は雪の肩を抑えながら言った
雪「ん、なによ。分かったから手離してよ、とりあえず海未さんに変なことされてないか聞かなきゃだから」
海未「いえ、特に…」
俺は勝ち誇ったような顔で雪を見た、向こうは当たり前みたいな顔で睨んできたけどね
江「そういや、なんで部屋に来たんだっけ?なんか用でもあるの?」
雪「そうそう、飲み物持ってきたついでにお兄ちゃん宛の手紙、広告とか色々溜まってたから持ってきたってだけ。ここに置いとくよ〜」
そう言って妹は飲み物と手紙等が入ってるお盆を机に置いて部屋を出てった。俺は海未に少し休憩をしてもらっている間に来た手紙やチラシに目を通していた。チラシは特に興味がなかったのですぐさまゴミ箱へ、手紙の方は…向こう(アメリカ)の電子メールより手紙の方が好きというなかなか物好きな友達からだった。しかしあまり時間をかけて読んでいる暇はないので無視しようとしたが
海未「失礼ですがその手紙見せてもらってもよろしいでしょうか?」
江「えっ?ああ、別にいいけど」
俺はほぼ全文英語の手紙を海未に渡した。彼女は難しい顔をして手紙を凝視した。すると彼女は小さくこう呟いた
海未「START…」
江「START?」
海未「はい、この手紙の中にSTARTという単語があるじゃないですか!これは歌詞に使えそうですよ!」
彼女は目を輝かせながら言った、その感じじゃこの手紙で使われているSTARTは完全に嫌味で使われているのには気づいてないんだろうな。でもSTARTっていうのは悪くない、これから廃校を阻止するために動き出す彼女達にはピッタリの単語だ。
江「俺もSTARTを歌詞に使うのはいいと思う。どうせだったらスタートダッシュにしない?学校の中で動き出そうとしてるのは君達だけなんでしょ?だったらスタートダッシュって言葉の方がしっくりくると思うけど」
海未「いいですね、スタートダッシュ!しかし歌詞に入れこもうとするとどうも変な感じになると思うのでスタートダッシュは曲名にしません?」
もちろん賛成だ、『START』この単語が出てきたことによって歌詞作りは一気に終わりまで行った。先程まで悩んでいたaメロは彼女達を鳥に例えこれからの成長を期待した歌詞となった。bメロやサビには先程出てきたスタートとダッシュを使い力強く次のステップを踏める様な言葉を多く入れた。俺だけの力で出来たものではないが自信作だ、これを彼女達が歌っているのを早く聞きたいと思う
……ん?歌?
江「なあ、歌詞作ったのはいいけど肝心の曲はあるのか?」
海未「曲?穂乃果が作曲できそうな子を見つけたと言ってましたが…」
江「穂乃果が?」
海未「穂乃果が」
終わった…俺らの努力を無駄にする気だ。アホノカめ、あいつの力で作曲者を見つけられるとは到底思えない。……まあいいか、あいつもやると決まったらまっすぐ突き進む奴だからな。少しは信用してやらないとな。
歌詞も出来、安心したのか俺と海未はその場で寝てしまった。今思えば朝から昼を除きほぼノンストップでやってきたから当たり前といえば当たり前だ。
俺が起きた時、部屋には夕日が差し込んでいた。どうやら結構な時間寝てしまったらしい。背中には毛布が掛けられていた、最初は海未が掛けてくれたのかなと思ったが彼女は毛布がどこに置いてあるか知っているわけが無い。となると雪だ、やはり根は優しい妹だ。お兄ちゃん嬉しいぞ!少し部屋を見渡すとそこには夕日に照らせれた海未が座ってアルバムを眺めていた。夕日に照らされオレンジに染まって凛とした顔はより一層綺麗に見え、俺は自分でも分かるほど顔が赤くなった。幸い海未が俺が起きたことに気づいたのは少ししてからだった。しかし、そのお陰で今自分の部屋には同い年の女の子がいるということをやたら意識してしまった。そのせいかその後何を話したのかよく覚えてない、ただぼーっとしていたのは間違いないだろう。海未を駅まで送り部屋に帰るといつもと変わりない部屋なのに少し変わっているような気がした
主「という訳で今回も前回に引き続き、3人でお送りしま〜す」
江「この2回で海未と普通に仲良くなれた気がしたわ」
主「ほうほう、それはいいことだ。交友関係を広げてくのはいいことですよね、お母さん(ニッコリ)」
母「そうよねぇ…私的には早く彼女作って欲しいわね。希望は綺麗な髪をしている子がいいわ!」
江「残念だったな、俺には未だに恋愛感情がどんなものか分かってないんだな!もし彼女が出来たとしても母さんにだけは紹介しないね。どんなことになるか想像出来ないからな」
母「あらあら、別に少し別室に行ってお話するだけよ。若い子って素晴らしいもの、早く来てくれないかしら」
江「おいおい、それが不味いって言ってるんだよ。ところで今回は時間の方は大丈夫なのか?」
主「おっ、気が利くね〜。そういうところに惚れちゃいそうだよ僕。じゃなくて今回はこんな感じで〆たいね。終わったあと少し話したいし」
江「という訳で今回はここまで。それではまた次回〜」
〜主より〜
はい、まずはここまで読んでくれた方々ありがとうございます!今後のストーリ展開が少し原作と違ってくる可能性があるのでそれを伝えとこうと思ったので報告させていただきました。メンバーを集めるところ等のところを少し変える予定です。ちょっと変な感じになるかもしれませんがそこのところは暖かい目で見守ってください。報告は以上です!それではまた次回お願いします!