幼馴染みから始まる人間関係 作:名無しさん
翌日の昼休み、俺の携帯にことりからLINEが届いた。最初は昼休みに携帯使うなよ、と少し呆れていたが内容を確認するとそこにはある音声ファイルも一緒に送られていた。『恥ずかしいからイヤホン付けて聞いてね』とのことだ。だが昼休みが終わり5時間目が始まる直前だったので携帯を閉じようと思ったが次の時間は不正使用し放題の世界史の授業、これは聞くしかないと思い机の中に携帯を隠した。授業が始まり少ししたのでさっき送られてきた音声ファイルを開いた。最初に喋ったのは穂乃果だ
穂乃果「江君!大ニュース!私達のグループ名が決まったよ!」
海未「はい!今朝名前を募集している箱を見てみたら1枚だけありました」
ことり「μ'sって名前なんだよ!」
『μ's』最初はtwitterが面白いことで有名な某薬用石鹸のことかと思ったが向こうにいる時に少し聞いたことがある。確か9人の女神だったような…まあいい、グループ名が決まったのは大きな1歩だ。ところがニュースはこれだけじゃない
ことり「それでね!もう1個江君に聞いてもらいたいものがあるんだ!」
海未「聞いたらきっと驚きますよ。私は少し恥ずかしくなりましたが」
穂乃果「それじゃあ行くよ!μ's 」
3人「「「music start!!!」」」
聞こえてきたのはピアノの音だった。少しすると3人の歌声が聞こえてきた。まさかとは思ったがそのまさかだった。グループ名だけでなく歌まで出来てしまった。最初は嬉しくて物凄く興奮していたが二回目を聞いてみると「この歌詞俺が作ったんだよな」というのを思い出し物凄く恥ずかしくなり顔を伏せてしまった。しかし3回目を聞くとやっぱりこの歌詞を作って、いや彼女達の活動に力を貸せて良かったなと思った。この曲を早く生で聞きたい、昂った気持ちを抑えるためただただ夢中で寝た。うん、寝たんだよ。世界史の授業って眠いでしょ?だからだよ
学校が終わりことり達と連絡をとり穂乃果の家に集まることになった。……女子の家!いや、別にそういう意味の高まりじゃないからね、さっきのは!まあ穂乃果の家は数回、しかも10年近く前に行った限り行っていなかったので少し楽しみなのは事実だ。穂乃果達は先に部屋にいるそうだから上がってこいとのことだ。
穂乃果の家は老舗の和菓子屋さんだ、外見は古くからある木造住宅みたいな感じで、このあたりでは有名なお店の一つだ。ここの穂村饅頭は雑誌でも度々掲載されるほどだ。まあ俺が食べたのは相当前なんだけどね。
中に入るとそこには穂乃果のお母さんらしき人が店番をしていた。最初は客だと思ったらしく普通に接客を始めたが少しすると俺のことを思い出したらしいくビックリしていた
ホノママ「本当に江君?大きくなったわね!でも昔とあまり変わらないところもあるわね、例えばほっぺたにあるホクロとか」
江「そりゃホクロはなくなったりしませんからね。ところで穂乃果達居ますか?」
ホノママ「ああ、あの子なら今部屋にいるわよ。階段登って二つ目の部屋よ」
俺は軽く会釈をして家に上がらせてもらった。部屋に入ると中には3人がパソコンの前に座っていた。どうやら今日貰った原曲をひたすら聞いているらしい。しばらくすると俺が来たことに気付いたらしく座布団とお茶をいれてくれた。そして俺が座ると同時に3人から怒涛の質問ラッシュにあった。殆どが歌に関することだったが
江「ところで、この曲を作ってくれた子って誰なんだ?」
穂乃果「それはね、一年生の西木野真姫さんって子だよ。歌もうまくて綺麗で入学式になにか喋ってたから頭もいいと思うよ!」
江「そうか、穂乃果とは大違いだな」
穂乃果「それは…穂乃果が歌が下手で綺麗じゃなくて頭が悪いってこと?」
彼女は少しふてくされて言った。まああながち間違いじゃないんだけどこのまま放っておくと面倒だからな
江「まあ歌はなんともいえないし頭が悪いことは否めないよな?それに穂乃果は綺麗というよりも可愛いって感じだろ?そういう意味で西木野さん?はお前の上位互換じゃないか」
穂乃果「……江君の中では可愛い<綺麗なんだね」
江「そりゃ世間一般の話さ、可愛いだと子供っぽいってイメージあるだろ?だから綺麗の方が上じゃないのか?まあ俺はどっちも好きだけどね」
穂乃果「まあ西木野さんは凄いってクラスの子も言ってたし」
江「だったら誘えばいいじゃん、μ'sに」
穂乃果「誘ったんだけど断られちゃって」
苦笑いをしながら彼女は答えた。確かに貴重な高校3年間を無駄にしたくないって人も多いかもしれないからな…アイドルやるなんていう物好きなんてそうそういない。けどそんな物好きが俺の目の前には3人もいるんだけどな
海未「…何か失礼な事を考えていませんでした?」
江「い〜や、なにも。そんな事よりやるべき事いっぱいあるんだろ?ほら考えた、考えた」
ことり「雑だね、江君」
ことりさんことりさん、声のトーンが低いですよ!それに目線もキツイです。次に何を考えるなんて俺は何も知らないですから!
穂乃果「とりあえずダンスの振り付けはことりちゃんがやってくれるって言ってるから別のことしよう!」
江「穂乃果ってこんなにリーダー感あったかな…」
穂乃果「だってライブ成功させたいだもん!明日もファイトだよ!」
彼女の眩しさに一瞬目が眩んだことが今日のハイライト
〜その後の高坂家〜
雪穂「ねえお姉ちゃん。今日来てた男の人って誰?」
穂乃果「あれ?雪穂は知らないっけ?江君っていって穂乃果の幼馴染みの1人なんだよ」
雪穂「幼馴染みの割には全然知らないんだけど…」
穂乃果「江君は小さい時に海外行ったっきりだったからね。私も日本に戻ってきたっていうのはついこの間知ったんだよ」
ホノママ「あら、私は結構前から知ってたわよ。江君のお母さんから色々聞いていたし」
穂乃果「ええっ!知ってたなら教えてよ!そしたらもっと早く会えてたのに」
ホノママ「あら、そんなに江君に会いたかったの?もしかして好きだったとかしたのかしら」
穂乃果「そっ…そんなんじゃないよ///その頃はそんな感情なかったと思うし。そr」
ホノママ「でも、江君みたいな子が穂乃果のお婿さんになってくれれば私達は安心なのに、ね?お父さん」
ホノパパ「……」(頷き)
雪穂「でもお姉ちゃんと幼馴染みってことはことりさんや海未さんとも幼馴染みって事でしょ?お姉ちゃんがあの2人に勝てるとは思えないけどな」
穂乃果「だから穂乃果は江君のこと好きとかいうんじゃないんだからっ!//////」
主「オチなしで申し訳ない、そして期間空きすぎて…Finalの余韻に浸り過ぎました」