【完結】とある再起の悪役令嬢(ヴィレイネス)   作:家葉 テイク

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一〇六話:重なる祈り ②

 ──数十秒ほど、気絶していた。

 

 目を覚ました時にレイシア=ブラックガードの両人格が感じたのは、全身を走る激痛だった。

 当然だ。間に『亀裂』と『残骸物質』を挟んでいたとはいえ、ドッペルゲンガーの一撃をモロに食らっているのだから、むしろ死んでいない方が不自然である。

 とはいえ──

 

 

「…………」

 

 

 掌に視線を落とすレイシアにとって、それは()()()()()()()()だったのだが。

 

 

(……あの一撃は、どう考えても俺達が耐えきれるものじゃなかった)

 

 

 シレンは、思い返す。

 確かに、全力を尽くした防御だった。白黒の『亀裂』に『残骸物質』、全身に『音波の鎧』まで纏うという完全防御体勢だった。だが、それでもなおあの一撃はレイシアを完全に戦闘不能にするには十分だった。

 そもそもこうして辛うじてでも意識を保てているのが奇跡。四肢の一本でも失っていたって何一つおかしくなかったのだ。それが何とか土壇場で踏み止まれたのは……、

 

 

(……多分、当麻さん……? 理想の能力(アイデアル)幻想殺し(イマジンブレイカー)の干渉を受けたとかで、万全な力を発揮できなかったんだ)

 

 

 あまりにも都合の良すぎる、か細い糸のような幸運。

 しかし、レイシアが不意の一撃をもらった不幸を考えれば、不幸と幸運でとんとんと言えるかもしれない。

 ──プラス・マイナス・ゼロ。

 この帳尻合わせのような運命の悪戯には、シレンは今まで幾度となく覚えがあった。……が、今はそれについて考えているような時間はないだろう。

 

 

《ぐ……随分、手ひどくやられましたわね》

 

 

 内心で、レイシアが呟く。

 痛みが滲むような声色だが、その語調には相変わらず彼女らしい強気が宿っていた。掌に視線を落としていたシレンは、それを聞いて我に返る。

 

 

《……ああ。早く戦線に戻らないと。もう最大出力は厳しいけど、それでも俺達にだってやれることはあるはずだ》

 

 

 膝に手を当てて立ち上がると、ガクリと視線が落ちた。もはや膝にすらろくに力が入らなくなっていると気づいたのは、慌てて手を当てた膝がガクガクと震えていたからだ。

 

 

《……知ったことじゃないですわ》

 

 

 吐き捨てるようなレイシアの言葉を聞いて、シレンの心にも力が宿る。

 

 

《まだあのツンツン頭が戦っているのです。第三位と第五位を侍らせて!! シレン、こんなところでわたくし達が遅れをとるわけには行きませんのよ! 気張りなさい!!》

 

《えっ、俺が気張るの!?》

 

 

 無茶振り。しかし、驚愕しながらもシレンは笑みさえ浮かべていた。こういう彼女の無鉄砲さが、逆にシレンに力を分け与えてくれる。

 この我儘なお嬢様の為にひと肌脱いでやろうと、彼女のそんな力が湧いてくる。

 

 ぷるぷると震えながらも、レイシアは一歩踏み出す。

 そんな時だった。

 

 

「ぶ……ブラックガードさん!」

 

 

 継ぎ接ぎの肌。

 白黒の髪。

 白衣を身に纏う女学生──操歯涼子が、不安げな表情で駆け寄ってきたのは。

 

 

「だ、大丈夫かッ? 凄い怪我じゃないか……! ドッペルゲンガーとの戦いで負傷したのか!? 彼女は……!」

 

「……ええ、随分ヤンチャに育ったようですわね。キツイ一撃をもらってしまいました」

 

 

 肩を貸されながら、レイシアはそこでようやく力を抜く。

 戦場までは数百メートル──この距離ならば、戦闘終了までには何とか辿り着けるだろう。

 

 

「ですが、これも僥倖」

 

 

 レイシアはそう言い、

 

 

「──お陰で、アナタの『お願い』を果たせそうですわ」

 

 

 そう、不敵に笑った。

 

 

 


 

 

 

 大覇星祭、一日目。

 レイシア=ブラックガードと操歯涼子は、こんな会話を交わしていた。

 

 

『それに、そもそもこの時点まで事態が進行した時点で、直近での婚約破棄はありえませんわ。精々、次の身体検査(システムスキャン)──一〇月以降になるかしら。そこで超能力(レベル5)判定を得て、そのどさくさで婚約破棄を宣言することにしますわ』

 

『そ、そうか。ということは、今回私が何かする必要もなくなるわけか……。……ううむ』

 

 

 それは、その時点では些細な会話だった。

 

 

『操歯さん。何か、困ったことでもありますの? わたくしにできることなら協力しますわよ』

 

『い、いいのか? じ、実は……』

 

 

 シレンのお人好しが掘り起こし、

 

 

『……操歯。アナタはその「ドッペルゲンガー」に対して、「対処」と言いましたわね。それは「彼女」を…………消す、ということですか?』

 

『……、』

 

『もしそう考えているのであれば、その傲慢は今すぐに改めなさい。仮に作られたモノだったとしても、魂などない存在だったとしても、「ソレ」がアナタと同じようにモノを考える力がある時点で、それは尊重されるべき一つの「生命」ですわ』

 

 

 レイシアの矜持が切り拓き、

 

 

『……分かっている。起こしたことの責任は…………私が、とるさ』

 

 

 操歯が、自ら選んだ道。

 

 重なる魂が集うこの夜の終幕へと続く、一つの祈り。

 

 

 


 

 

 

第三章 魂の価値なんて下らない Double(Square)_Faith.

 

 

一〇六話:重なる祈り ② Square_Face.

 

 

 


 

 

 

「ドッペルゲンガーっ!!」

 

 

 その戦場で。

 操歯の声が、ただ一つだけ響いた。

 

 

「少し……少しだけでいい、待ってくれないか? 二か月だ。……二か月あれば、私の魂を消すことができる。このまま『インディアンポーカー』のブームが続けば、二か月後には魂を消す方法が生まれるはずなんだ……!」

 

「……は?」

 

 

 この操歯の提言に最も驚愕したのは、傍らに立つレイシアだった。

 

 種明かしをすると────

 

 レイシアが操歯に依頼されたのは、『ドッペルゲンガーとの対話』だった。

 操歯は、実はドッペルゲンガーが抱くであろう心の傷に、既に気付いていたのだ。もしも自分が突然機械の身体になったなら、何に苦しみ、何を願うのか──と。

 そしてそれを解消するには、己の肉体を犠牲にして、ドッペルゲンガーを救うしかないという結論に至ったのだ。ただし、レイシアにはそれを伏せてただ『ドッペルゲンガーと話をする為の場を整えてくれ』と頼んでいたわけだ。

 そしてその土壇場で、そう話を切り出した。

 

 実際、ドッペルゲンガーは機械の身体から菌糸の身体へとその『思考』を移動させている。

 その要領で魂の消えた肉体へ『思考』を移すことができれば、確かにドッペルゲンガーは念願の生身の肉体を手に入れることができるかもしれない。それは確かに、ドッペルゲンガーにとっては唯一と言ってもいい救いのはずだ。

 だが。

 

 

「論外だな」

 

 

 嘲笑うように、ドッペルゲンガーは言った。

 

 

「仮に二か月待ったとして、お前がその力を私に向けない保証がどこにある? ……いや、そもそもここまでの破壊をまき散らし、学園都市に牙を剥いた私が二か月も存在を維持し続けられるとでも? 木原数多に手綱を握られたこの状態で」

 

 

 その嘲笑は、またの名を『諦観』という。

 

 

「この期に及んで分かっていないようなら教えてやる。……私はな、最初から貴様の肉体になど興味はない。それは、ここまで私の計画を円滑に進める為のブラフだ。魂の拡散仮説も、私を積極的に破壊させないようにする為の欺瞞工作にすぎないんだよ」

 

「………………、」

 

「私はな、もう、死にたいんだ」

 

 

 はっきりと。

 斬り捨てるような重さで、断言した。

 

 操歯も、レイシアも、言葉を失うしかない。

 それほどまでに、彼女は絶望していた。

 死を願う彼女を救うことは、上条にも、美琴にも、食蜂にもできない。

 

 

『――だってシレンは、生きたいと思っているではありませんか。わたしと一緒にいることが嫌なんて、一度も言わなかったじゃないですか』

 

 

 あのときは、だからこそ救えた。

 

 シレン=ブラックガードは、一度だって死にたいとは口にしなかった。もう生きたくなんてないんだと、生きる事自体が苦痛だと、これからやってくる死は、その苦痛からの解放なんだと──そんなことを本心から打ち明けられたら、レイシアは本当に何も言えなかっただろう。

 ただ黙って、その背中を見送ることしかできなかったはずだ。

 

 

『ミサカたちは――もはや、実験に協力する意思を持ちません。自分たちの人生を生きたいと、思っています。わけのわからない実験によって、自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を自壊させるような危険な集団にとらえられた妹を救いたいと思っています』

 

 

 あのときは、だからこそ救えた。

 

 妹達(シスターズ)が、自分から助けを求めてくれたから。自分は実験動物だと、どうせ人並みの生活を送ることなんてできないんだからと、自分達なんかにはもう構わないでくれと──そんなことを本心から打ち明けられたら、美琴も上条も本当に何も言えなかっただろう。

 ただ拳を握って、俯いていることしかできなかったはずだ。

 

 

 あのときは、そうはならなかった。

 だからこそ、手を取ることができた。

 

 

《シレンは、もしもわたくしが本当にどうしようもない、最低最悪の女だったら……どうしていましたか?》

 

 

 シレンの脳裏に、あの時の問がフラッシュバックする。

 

 シレンは、レイシアに手を差し伸べた。

 そしてレイシアは、差し伸べられた手を掴み取った。

 だからこそ、あの『再起』は成り立った。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 シレンは、差し伸べられた手を掴んだ。だからこそ、レイシアは掴んだ手を引き上げることができた。彼のことを救うことができた。

 

 

 ()()()

 

 ──()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 その極大の隔絶が、今ここにある。

 

 死にたいと思っている一人の『存在』を、その意志を無視して救うことは──果たして正しいことなのか。

 その先にある苦痛に目を向けず、ただただ道しるべのない荒野に彼女を放り出すのは、無責任を通り越してもはや罪ですらあるのではないか。

 デッドエンドは、本当にバッドエンドなのか?

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 そして、そもそもの問題として。

 既に自分達が選択してきた行動が、傲慢ではないと、『罪』ではないと本当に言い切れるのか……?

 

 

 上条当麻は答えられない。

 

 御坂美琴は答えられない。

 

 食蜂操祈は答えられない。

 

 レイシア=ブラックガードは答えられない。

 

 

 何故なら、彼女達は『救った』側の人間だから。

 本当に死を望んでいる存在に対して、彼らがかけられる言葉なんてない。ただ、その苦しみを少しでも安らげる選択肢しか選べない。何故なら、それでもなお苦しみを広げるだけの選択肢なんて、ただの傲慢でしかないから。

 だから、この場に彼女に言葉をかけられる人間なんて、誰もいなかった。

 

 

「──カッコつけてるんじゃないですわよ、()()()()

 

 

 ただ、一人を除いては。

 

 

「…………なんだと?」

 

 

 ぴくり、と。

 ドッペルゲンガーが、顔を上げる。

 その視線の先には、金色の髪と真っ白な肌を煤に塗れさせ、ところどころから血を流している──一人の令嬢、レイシア=ブラックガード。

 いや。

 シレン=ブラックガード。

 常盤台のブレザーも、白黒の装束も、今はどこもかしこも破れてしまっている痛々しい有様だが──その()()()()()()()()()の瞳には、確かな意志の力が宿っていた。

 

 

「聞こえなかったなら、何度だって言って差し上げます。カッコつけてんじゃないですわよ、操歯涼子!!」

 

 

 他の誰がドッペルゲンガーの拒絶を乗り越えられなくても、シレンは違う。

 シレンは、救いを拒絶する者の心を知っている。

 その奥にそっとしまわれている、()()()()()を誰よりも知っている。

 

 その声なき叫びに、耳を傾けることができる!!

 

 

「…………貴様」

 

 

 滲む怒気にも、シレンは怯まない。

 むしろ、欠片の躊躇もなく踏み込んだ。おそらくは、彼女が抱える絶望の核心へと。

 

 

「ええ、そうですわよ。アナタは操歯涼子ですわ!! 実験前の記憶がない? そんなもの関係ありません!! ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!!!」

 

 

 その言葉に一人の少年が人知れず息を呑んだことには気づかず、シレンは言う。

 

 あるいはそれこそが、ドッペルゲンガーと呼ばれるに至ってしまった少女の絶望の原点。

 『操歯涼子ではない』という事実に何よりも絶望していたからこそ──彼女は、そう呼ばれることに怒りを滲ませていたのかもしれない。

 

 

「……アナタの自意識では、『気付く』その日まで生身の人間のつもりだったはずですわ。いつの間にか自分の身体が機械に『変わってしまった』と思っていたはずですわ。…………そんな境遇の人間の願いが最初から『もう死にたい』になるわけがないでしょう」

 

 

 シレンは、知っている。

 そういう性質の絶望があることを、知っている。

 

 

「いろいろ考えて、いろいろ諦めたはずです。その為の理屈も、いっぱい見つけてきたはずです。そうして最後の最後に残った道が、『死ぬこと』だった。…………そうでしょう」

 

「貴様に、何が……!!」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 その言葉で、ドッペルゲンガーの言葉が止まる。

 インパクトがあったわけじゃない。

 ただ、その言葉には静かな重みがあった。上っ面の、理屈だけでは出せない説得力があった。

 

 

「わたくしも、恐れていました。希望が叶わないことを。本当の本当に何の手立てもなく、絶望というカードだけが手札に残ってしまうことを。だから見えている希望から目を逸らして、諦めて、半端なバッドエンドを綺麗な終わりだと、カッコつけていたのです」

 

「…………、」

 

 

 己の傷を曝け出すかのように。

 シレンは言う。自然と、ドッペルゲンガーは──いや、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()は、その言葉に聞き入っていた。

 

 

「アナタの本当の望みは、そんな中途半端なバッドエンドなんかじゃ絶対にない! 賢しらぶって悟ったような顔をして、自分の本音から目を逸らしているんじゃありません!!!!」

 

「だったら……」

 

 

 そこで。

 無機質なはずの少女が、初めて表情を変えた。

 

 

「だったら!! どうしろというのだ!! この有機物の身体を得て分かった。材質など問題ではないと!! 私には……魂など存在していないのだ!! たとえコイツの肉の器を奪ったとして、私の本質は変わらない!!」

 

 

 操歯涼子になれなかった少女は、そう言って視線を落とす。

 そう。

 ドッペルゲンガーに、魂は存在しない。機械の器から移ったのはあくまで濃淡コンピュータ──流体を媒体とする演算パターンであって、魂ではない。

 だから、だから──。

 

 

「魂がないと、どうやって判断できるというのです?」

 

 

 だから、そんな前提など覆す。

 

 

「………………は?」

 

「あくまで能力開発は専門外だから気付きませんでしたか? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 それは、通常では獲得できるはずのない知識。

 『正史』の知識を持っているからこそ可能な反則行為(カンニング)──レイシア=ブラックガードの境遇では知っていることに説明のつかない秘奥だったが、彼女はその開陳を一ミリも躊躇ったりしなかった。

 そんなものは、今目の前にある『生命』を救うことに比べれば、考慮にすら値しない些末事でしかない。

 

 

「能力に関するあらゆる機能を機械化しても、どうしてもある一点だけは『生身』である必要がある。その脳の最小単位だけは、生命である必要があるんですのよ」

 

 

 そしてその生命部分に魂が宿らないと、どうやって判断できる?

 能力を操る『認識』を備えていて。

 現実をそれだけ精密に『観測』するだけの知性を備えていて。

 その最小単位が、人間の『魂』と違うと──いったいどんな根拠を以て断言できるというのだ?

 

 

「…………()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 うわ言のように、操歯が言う。

 それこそ、医療サイボーグ『ドッペルゲンガー』の頭脳を生み出すのに用いられた技術。もとはと言えばドッペルゲンガーが菌糸による『偽装憑依』を可能としたのも、自身の根幹に同系の科学が使われていたことが大きい。

 

 つまり。

 

 魂は、生まれていたのだ。

 機械の脳髄では感知できなかったが。科学と魔術に分断された世界に支配された思考では、辿り着けなかったが。

 確かに────そこには、救われるべき生命があった。救われる為の道筋が、あった。

 

 

「だ、だが……だが…………私は、この存在を維持する為の能力を木原数多に縛られていて、だから……」

 

「……残酷なことを言っていることは分かっています」

 

 

 当惑するようによろめく少女に、シレンは一歩踏み出して言う。

 

 

「よく、分かりますわ。()()を認めるのが、どれほど恐ろしいことなのか。本当の本当に()()を失ってしまったら。そう考えるだけで、体中を掻きむしりたくなるほど恐ろしいということも。でも」

 

「…………っ」

 

「手を伸ばせば、きっとアナタは救われる。そう断言できるだけの材料が、此処には揃っている。だから!!」

 

 

 その彼女の横を、通り過ぎる影があった。

 継ぎ接ぎの肌。

 白黒の髪。

 白衣を羽織った学生服を身に纏う少女──操歯涼子は、何者でもなくなってしまった少女の手を、確かにとった。

 

 

「頼む、()。助けを、求めてくれ。私にお前を、助けさせてくれ……!!」

 

 

 返答は、なかった。

 

 ただ、少女はその手を、確かに握った。

 

 

 


 

 

 

 その瞬間。

 どこかで、悪魔が笑みを浮かべた。

 

 

「さぁて、そろそろ時限爆弾が爆発する頃か?」

 

 

 かくして、広がり散らばった未来は収束する。

 

 伸びきったゴム紐が、元の形に戻るように。


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