伝説のポケモンマスターは面倒くさがり 作:ただの面倒くさがり
プロローグ
「っ、出てきて、フリーザー!」
私はモンスターボールを展開させた。
カントーの伝説ポケモン、フリーザーが姿を現す。
「ぜったいれいど!」
フリーザーの背によじ登りながら指示を出す。
相手のギャラドスの攻撃を宙に舞って避け、瀕死になるであろう技をぶっ放す。
「逃げて」
フリーザーは空高く舞い上がった。
私の名はアリス。イッシュ地方出身の十二歳。
親の都合で様々な地方を旅した末、カントーに腰を据えた。そこで研究者であるオーキド博士に紹介されたのだ。親を。
紹介された時の親は私の『親』ではなく、PMP協会の選りすぐりのポケモントレーナーだった。
ポケモン保護協会。そこに私も入るよう薦められた。私のパートナー、ミュウの実績を買ってかもしれない。私の才能を買ってかもしれない。だが、当時五歳だった私は躊躇うことなくそれを受けた。
PMP協会と関係があるというポケモン協会から特別に許可を貰い、トレーナーになった。
十歳の誕生日。私の最初の任務。それは——『伝説のポケモンマスターとなれ』。
オーキド博士に聞いたら、これには伝説の、ポケモンマスターという意味と、伝説のポケモン、マスターという意味があるそうだ。つまり、素晴らしい成績を修めた伝説級のポケモンマスターになり、なおかつ伝説のポケモンを捕まえて操る存在となれということ。
私はPMP協会の支援を受けながらカントーを旅し、カントーの伝説ポケモン三鳥をゲットした。また、ジョウトで死にかけながらもロケット団を退治、そしてホウオウとルギアも捕まえた。
伝説・幻のポケモンを九匹。オーキド博士の研究所に戻ってきた私は満足だった。
セキエイ高原では、旅の間中一緒に成長してきた仲間達、ミュウ、ピカチュウ、カビゴン、ジャローダ、エンペルト、リザードンで挑み、チャンピオンとなった。
僅かな休息を挟んで与えられた次の任務は、ジョウト・カントーを出てイッシュに行き、伝説のポケモンを捕まえること。
仕事なんだ、仕事だから仕方ないと、必死に自分で言い聞かせ、旅支度を整えるために来たタマムシシティで私はトレーナーにポケモンを盗られそうになった。フリーザーを。
ミュウの遠隔操作でボールを開き、フリーザー自身も戦って逃げた。幸い、誰にも見られてはいなかったけど、これじゃ伝説のポケモンマスターにはなれない。
「(マスター、貴女なら大丈夫ですよ)」
「ありがとう、フリーザー」
こうして、私はイッシュ地方——故郷に旅立った。
てな感じで始まった面倒くさがりの物語。
投稿するなんて、何を血迷ったんだ自分……!
ボチボチ投稿していきますんで、よろしくお願いします。