「ッア!?」
片目に激痛が走る…
「IXAが壊れるとはな…」
CCGの死神、有馬がそう呟く。
「新しいクインケが必要だ」
瞬間、彼、悲劇の主人公、金木研が煙のように息を引き取った。
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「……しもーし」
耳元で誰かの叫ぶ声が聞こえる。その声は次第にハッキリと…。
「もーしーもーしー!!」
「わぁ!!」
意識がはっきりしてきたと同時に、目の前にいる少女が大声で耳元で叫ぶ。
「あ。やっと起きましたね、金木研さん」
ヒナミちゃんにどこか似たような容姿をしていて、羽が生えたワンピースの先ほど大きい声で叫んでいた少女が、丁寧に会釈をしながら尋ねてきた。
「ここは…どこなのかな?僕はどうなったの?」
有馬との戦いで敗れてしまったのは金木自身、案外落ち着いて理解することは出来た。だが、この場所がよくわからない。
「金木さんは先程、死んでしまいました。」
真剣な眼差しで僕の目をじっと見ながら状況を説明し始める。
「金木さんの人生はすごく、残酷で最悪な人生だったと思います。そんな金木さんには神から"転生"を満場一致で決まりました。そこでこれからその準備をしていくわけです」
え?神…様?転生?
「あっ。申し遅れました。神をやっています。ミューです。神様と言われて混乱してると思いますが、落ち着いてくださいね」
「えっと…その…。トーカちゃんや!四方さん…西尾先輩とか、あんていくのみんなは助かったんでしょうか?!」
金木はミューに泣ながら、転生などはどうでもいい、というようにすがりつき、問う。
「金木さんが…有馬さんを引き付けてたおかげで、なんとか逃げられてましたよ…」
どこか、ミューの目にもうっすら光るものが見えた。彼女は金木研という少年を生まれた頃からずっと見ていた。そんな彼女は、母親のような気持ちで子供を包み込むように金木を抱き込む。
しばらくその状態が続いた。
「す、すいません。転生…ですか?小説とかで出てくる他の世界に行けるやつですよね?…あまり実感沸かないですが…」
頬をポリポリかきながら、ミューに尋ねる。
「はい。詳しく説明しますね。転生、今回金木さんには「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」というライトノベルの世界に転生させていただきます。そこで金木さんに、1つ特典を与えます」
随分長いタイトルだなぁ…。
「特典ってなんですか?…」
「好きな物、または能力を与えることができます。但し1つだけです」
「能力…。もう人は食べたくない…。喰種であっても人は食べない能力とか出来るのかなぁ」
「……。わかりました!できますよ、ですが…そんなのでいいんですか?金木さん…貴方は失ったものが大きすぎます。だからもっといいものを…」
ミューとしては、金木にはこの世界で不自由なく、幸せに生きて欲しい。そんなことを思っている。
「はい…。喰種としてはもう慣れちゃってますし…。でも…僕を気遣ってくれてありがとうございます。もうこれだけで僕は幸せですから…」
顎をさすりながら、苦笑いで…また彼は嘘をつく。
「(本当に謙虚な子だなぁ…。もう泣きそうだよ…。しかも顎さする時は、嘘をつくってわかってるんだけどなぁ~…)」
「…わかりました。それでは準備は整いました。……金木さん。またいつか会いましょう。あの世界のことを忘れてこの世界で…楽しんでください!」
ミューはニコッと今日一番の笑顔を金木に向け手を振る。
「はい!今まで見守ってくださりありがとうございました」
こうして、東京喰種の彼の存在は消え、また新たに人生を歩み始めるのであった…。
はい。文めちゃくちゃな気がしますが、見逃してください。
設定不足なので「ん?」って思ったら感想に書いてください!
因みに神様は一人一人に付いていて、金木君の担当がミューさんだった。ということです。