ダンジョンに喰種がいるのは間違っているだろうか   作:緋蜘

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東京喰種を見て…金木君を幸せにしてあげたい。そんな思いで書きました。………後悔はしてない!


悲劇の主人公は違う世界へ

「ッア!?」

 

片目に激痛が走る…

 

「IXAが壊れるとはな…」

 

CCGの死神、有馬がそう呟く。

 

「新しいクインケが必要だ」

 

瞬間、彼、悲劇の主人公、金木研が煙のように息を引き取った。

 

---------------

 

「……しもーし」

 

耳元で誰かの叫ぶ声が聞こえる。その声は次第にハッキリと…。

 

「もーしーもーしー!!」

 

「わぁ!!」

 

意識がはっきりしてきたと同時に、目の前にいる少女が大声で耳元で叫ぶ。

 

「あ。やっと起きましたね、金木研さん」

 

ヒナミちゃんにどこか似たような容姿をしていて、羽が生えたワンピースの先ほど大きい声で叫んでいた少女が、丁寧に会釈をしながら尋ねてきた。

 

「ここは…どこなのかな?僕はどうなったの?」

 

有馬との戦いで敗れてしまったのは金木自身、案外落ち着いて理解することは出来た。だが、この場所がよくわからない。

 

「金木さんは先程、死んでしまいました。」

 

真剣な眼差しで僕の目をじっと見ながら状況を説明し始める。

 

「金木さんの人生はすごく、残酷で最悪な人生だったと思います。そんな金木さんには神から"転生"を満場一致で決まりました。そこでこれからその準備をしていくわけです」

 

え?神…様?転生?

 

「あっ。申し遅れました。神をやっています。ミューです。神様と言われて混乱してると思いますが、落ち着いてくださいね」

 

「えっと…その…。トーカちゃんや!四方さん…西尾先輩とか、あんていくのみんなは助かったんでしょうか?!」

 

金木はミューに泣ながら、転生などはどうでもいい、というようにすがりつき、問う。

 

「金木さんが…有馬さんを引き付けてたおかげで、なんとか逃げられてましたよ…」

 

どこか、ミューの目にもうっすら光るものが見えた。彼女は金木研という少年を生まれた頃からずっと見ていた。そんな彼女は、母親のような気持ちで子供を包み込むように金木を抱き込む。

 

しばらくその状態が続いた。

 

「す、すいません。転生…ですか?小説とかで出てくる他の世界に行けるやつですよね?…あまり実感沸かないですが…」

 

頬をポリポリかきながら、ミューに尋ねる。

 

「はい。詳しく説明しますね。転生、今回金木さんには「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」というライトノベルの世界に転生させていただきます。そこで金木さんに、1つ特典を与えます」

 

随分長いタイトルだなぁ…。

 

「特典ってなんですか?…」

 

「好きな物、または能力を与えることができます。但し1つだけです」

 

「能力…。もう人は食べたくない…。喰種であっても人は食べない能力とか出来るのかなぁ」

 

「……。わかりました!できますよ、ですが…そんなのでいいんですか?金木さん…貴方は失ったものが大きすぎます。だからもっといいものを…」

 

ミューとしては、金木にはこの世界で不自由なく、幸せに生きて欲しい。そんなことを思っている。

 

「はい…。喰種としてはもう慣れちゃってますし…。でも…僕を気遣ってくれてありがとうございます。もうこれだけで僕は幸せですから…」

 

顎をさすりながら、苦笑いで…また彼は嘘をつく。

 

「(本当に謙虚な子だなぁ…。もう泣きそうだよ…。しかも顎さする時は、嘘をつくってわかってるんだけどなぁ~…)」

 

「…わかりました。それでは準備は整いました。……金木さん。またいつか会いましょう。あの世界のことを忘れてこの世界で…楽しんでください!」

 

ミューはニコッと今日一番の笑顔を金木に向け手を振る。

 

「はい!今まで見守ってくださりありがとうございました」

 

こうして、東京喰種の彼の存在は消え、また新たに人生を歩み始めるのであった…。

 

 

 




はい。文めちゃくちゃな気がしますが、見逃してください。
設定不足なので「ん?」って思ったら感想に書いてください!

因みに神様は一人一人に付いていて、金木君の担当がミューさんだった。ということです。
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