ダンジョンに喰種がいるのは間違っているだろうか   作:緋蜘

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誤字の指摘を下さった方!感想を書いてくださった方々ありがとうございます。


おい…しい……

「あれ……」

 

久しぶりにゆっくりした朝だ。なんだったらいつもは、あまり寝てない気がする…

 

「あぁ…そうか、僕…」

 

思い出すと心がズキンと痛み、顔がゆがむ。

 

「でも、ここはどこなんだろう…」

 

今自分が起きた場所は、ベッドがあり、少し汚れた壁に囲まれて、クローゼットやテーブル。石?だろうか、不思議な石を使った灯りをともすランプが壁にかかっていたりする。

 

「とにかく外へ出ようかな…」

 

なんだか覚めない、どことなく不安と期待が入り交じった感情を押し殺し、扉を開ける。

 

『…そう、それでね--』

 

『安いですよー』

 

『アハハハ』

 

『よし、今日は--』

 

街?だろうか、ファンタジーで…ゲームなどに出てきそうな建物で囲まれており、商店街のように、屋台がそこらじゅうにあって、鎧をきた人?や主婦だろうか?子供まで、いろんな人たちが集い、賑わっていた。

 

「眩しい…。にしても賑やかだなぁ~」

 

久しぶりに浴びた太陽のサンサンとした光を浴び、久しぶりに笑い、それだけでも彼は満足だった。

 

「あっ。神様から教えられたところ行こうかな」

 

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「あ。金木さん。ひとつ忘れてました」

 

そろそろ行こうかなというところで、肩をちょんとつかれニコッと笑いそうミューは言い。

 

「金木さんはまず情報を集めることからしてください。私に出来ることはこんな事だけですが、金木さんの脳内に行くべき場所までのマップをインプットさせてもらいました」

 

「行くべき場所?…ですか?」

 

首をかしげミューに問う

 

「はい。所謂、酒場。というところですね。そこでいろいろ聞き込んでみてください」

 

「わかりました!ではありがとうございました」

 

---------------------

 

「ここ…かな?…」

 

金木が到着する頃には夕方で丁度、賑わいを増しているところだった。というのも、ここの世界のものはとても珍しいものが多く、魔石。という物をいろんな道具に使っているらしい。そんなこんなしてるうちに、日が暮れて来たというわけだ。

 

「豊穣の女主人…か、とりあえず入ってみよう」

 

恐る恐る、前にあるドアを押す。

 

「いらっしゃいませー」

 

一瞬ビクッとしたが、ファミレスと変わらない接客で席まで案内してくれた。内心胸をなでおろしつつも、まだやらなければいけない事があったのだが、

 

「おや?見ない顔だねぇ。冒険者さんかい?」

 

カウンターのすぐ近くで料理を作っているここのオーナーらしき人に尋ねられた。冒険者…僕もさっき魔石の話の時に少しだけ聞いた。どうやらこの街、オラトリオでは冒険者という職業があり、ダンジョンに神様の恩恵を授かり、モンスターを狩るというものだ。実際、僕はなりたいと。自分でも驚くような決心に至っている。

 

「い、いえ。まだこの街に来たばかりで…、どうやったら冒険者になれるんですか?」

 

「そーなのかい。なら最初はファミリアに入るんだね」

 

ファミリアとはどうやら、簡単に言うと神と契約することらしい。言わばその名のとおり家族になることだと、そして神の恩恵を授かり、ステイタスが与えられる。

 

「さぁて、白い兄ちゃん。ここに来たんだ。情報収集よりも頼んだ頼んだ」

 

お金が無かったら働かされていたのだろうか?…幸いなことに最初に目覚めたところのテーブルにお金と同じ役目を果たす、ヴァリス。というものがあり、先ほど店の人に尋ねると、どうやら5000ヴァリスあることがわかった。

 

「あっ。はいすいません…」

 

さて…折角久しぶりに人間の食べ物が食べれるんだ!いっぱい頼もうかな…。今日ぐらいいいよね?

そう思った矢先のことだった。僕が座っている後ろの席からだ。

 

「あー。そうだアイズ、あのトマト野郎のこと話してやれよ」

 

「………」

 

「今日俺達が逃したミノがなァ、5階層まで奇跡みてぇーに登っていったんだけどよォ!そこで会った如何にも駆け出しの雑魚が襲われててよォ」

 

そこまで聞いて、隣のお客さんに異変があった。顔を下にして、雫状のものが目から滴り落ちるのが見て取れた。

 

「んで、アイズが切ったミノの血を浴びて真っ赤になってやんの!マジであのトマト野郎情ねーなァ!」

 

「なぁ?あれわざとだったんだろ?アイズ!そうだと言えよ!しかもミノなんかに怯みやがって雑魚がよォ」

 

「…あれは、仕方なかったと思います」

 

じっくりとは見れないが先ほどから大きな声で話している。僕は隣のお客さんが会話が進むにつれて、悲しくなっていってるのがわかったので、恐らくそうなのだろう。

 

「ベルさんッ?!」

 

すると、隣のお客さんは店から飛び出し、店員の方がお客さんの名前を叫んで飛び出していってしまった。恐らくそれに引き続いて飛び出したのが、アイズという子なのだろう。

 

僕はイラついた。雑魚呼ばわりするなんて最低な行為だと、心底ムカついた。

 

「君、さっき飛び出てった人に謝りなよ…流石に雑魚呼ばわりするのは酷いんじゃないかな?」

 

苦笑いで先ほど大声で会話していた、狼?だろうか?耳が生えた青年に話をかけてみた。

 

「あァ?誰だテメェ。お前もあいつの仲間か?雑魚はさっさとお家に帰りな」

 

恐らくそこで謝る気がないのだと、この青年に失望した。どこの世界にもこんなやつはいるのかと、青年をにらみ続けていると

 

パリィン

 

グラスが砕けちる音が店内に響いた。

 

「貴方、殺気が漏れてます。喧嘩をするなら外出してください」

 

木刀らしきものを首に当てられ警告される。

 

いつの間にかそんなに殺気を出してたのか…狼の青年を見ると大人しくお酒を含んでいる…。そんなに黙らせるようなことはした覚えはない…。

 

「貴方?聞こえてますか?」

 

尚も、木刀を離さないので流石に睨むのを止めた。

 

「貴方のその目……」

 

「目が…どうかしましたか?」

 

彼の目はとても冷たく、今までどれだけ辛い、残酷な描写をその目で焼き付けたのだろうか…彼女、リューは思っていた。

 

「いえ、失礼しました」

 

それと同時に店内に賑わいも戻っていた。

 

流石に立ちっぱなしというのもあれなので、頼んだ分の食べ物を食べることにした。

 

カウンターの席に腰を戻すと、先ほどの店主から

 

「お前さん、なかなか凄いねぇ。レベル5の冒険者を黙らせるなんざ、できるもんじゃないよ」

 

やられた。というように、目の前にスパゲッティが置かれた。

 

「奢りだよ。食べな」

 

「ありがとうございます…」

 

已を決してフォークに絡め、口に運ぶ…。

 

「おい…しい……」

 

彼は泣きながらスパゲッティを頬張った。

 

「全く、食べもんは逃げないよ。落ち着いて食べな(さっきの目といい、この子本当に辛い思いしてきたのかねぇ)」

 

その日の夜は。とても安心してベッドに入り、眠りにつけた。

 

 

 

 




文を多くしたのですが、やはり後半グダりますね。改善していきます。また誤字等ありましたら、感想にてお書きください!
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