ダンジョンに喰種がいるのは間違っているだろうか   作:緋蜘

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長らくお待たせしました!これからゆっくり更新してきます


魔法

例えばの話だ。

 

もし、自分が目の前の困難に立ち竦み、無理に自分を変えて突き進むものがいる。

 

もし、その人を目の前で見ていて、手を差し伸べ助けようとする。

 

その人が変わるか…変わらないか…それは恐らく手を差し伸べるものの性格、または助けようとするものとの信頼関係できっと変わる。

 

「そう思ってた」

 

そう呟き、ベッドから起き上がる。

 

「……」

 

転生する前のことを思い出した。最後まで自分を犠牲にし、仲間を助けようとした自分を。

 

間違っているかいないか。こんなのは神でもきっとわからないだろう。だから自分自身がその選択肢はあってたと思い込むしかない。きっと…あってた。

 

「大丈夫…ですか?金木さん」

 

「!?…あー。すいません嫌な夢を見てしまいまして…」

 

いつの間にか金木の目の前に現れたミューに驚く金木、しかし彼女は驚かせるつもりはなく心配している様子だ。

 

「か、神様そんな近づかなくても…。大丈夫ですよ熱ならないですから…」

 

鼻と鼻がくっつきそうになるくらいに近づいてきた神に慌てて言う。

 

「うーん…昨日は大変だったと聞いています…。金木さんもしかしたら疲れているのではないですか?」

 

我が子を心配する母親のように優しい声、優しい目で尋ねる彼女は見ているだけで、本当に自分の母親だと錯覚するくらいに、温かかった。見た目は幼いけど…。

 

「むっ!人が心配してるのに今失礼なこと考えてませんでしたか!?金木さん!」

 

リスのように頬を膨らませ起こる神様がそこにはいた。先ほどの母親のような姿はひとかけらも残っていなかった

 

「ご、ごめんなさい。でも大丈夫です。昨日は本当にあっさり終わりましたし、疲れもそのうち取れますよ」

 

笑顔で神様に告げると、納得いかないような顔で「そうですか…」と。

 

「金木さんがそう言うなら信じます!でも無理してはいけませんよ!あと昨日ステイタス更新してないので更新してしまいましょう」

 

そういうと金木はいつも通りにベットの上に上半身裸でうつ伏せになる。

 

「ではいきますね。……ッ!?」

 

どうしたのだろう。一瞬ビクッとなった神様はすぐにいつも通りに

 

「終わりましたよ♪」

 

と言っていた。さすがにそこまでわかりやすいと…って感じだけど…聞いてみようかな

 

「神様…僕のステイタスに何かびっくりすることでもありました?」

 

「えっと…あのその……」

 

「…………」

 

無言で神様を見つめる。

 

「むぅ…金木さんは平和に暮らして欲しいのに……。おめでとうございます…魔法が発現しましたよ…」

 

がっくしとうなだれると、観念したかのようにそう告げた

 

「魔法…ですか?本当に自分が魔法使えるようになるなんて思いませんでしたよ…。ところでどんな魔法ですか?」

 

【地獄門(インフェルノゲート)】

詠唱『我元に従え その権限を頂こう』

 

「地獄門…?なんか不吉な名前ですね…」

 

「そうですねぇ。しかも詠唱が短い…しかもこの効果…」

 

・クインケを生成。複数の場合全詠唱を述べる

「これは…」

 

 

 




※効果と詠唱を少し変えました!2本くらいの生成なら、我が元に従え、までしか読んでなくても生成できます。
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