にじファン&アットノベルズから転載しました。
「うっ……ここは?」
気が付くとオレは真っ白な空間にいた。
――そうだ、オレ死んだんだ。……って事はそろそろ天からの使者が舞い降りてくるのか?
そんな事を考えていると案の定、
「すいません!!!」
「……は?」
天使は舞い降りてきたと思ったらいきなり綺麗なorz土下座を決めこんできた。
――いきなり謝られても困るんだが…
とりあえず何故謝るのか尋ねる。
「あのー…なんで謝んの?」
するとロリータ天使は地面にくっつけていた顔を上げて満面の笑みで言った。
「私の手違いで間違って殺しちゃいました、テヘペロ♪」
「……それで?」
手違いで死んだと聞かされあまりにもイラッとしたので冷たく言い放す。
すると真剣(マジ)でキレていると察した天使はまた土下座を繰り返す。
「すいませんすいませんすいませんすいませんすいません……(泣)」
泣きながら土下座を繰り返す天使。さすがに女の子を泣かすほどドSじゃねぇから、ここまでにするか。
「それで、間違って死んじまったオレはどうすりゃいいんだ?」
――大体想像は出来るがな
「えっとですね、別の世界で新しい能力を持って、もう一度人生をやり直してもらいます!!」
――ほら来た。所謂テンプレ転生だな。
オレは天使の隣に座り、話を聞く事にした。その時天使の顔が赤くなった気がしたが気のせい……だと思いたい。
「そ、それで、どんな能力にしますか?好きなアニメからでも結構ですよ?」
天使があたふたしながら尋ねてくる。
――アニメか……そうだな…やっぱりBLEACHから貰って来ようかな…
「じゃあ、BLEACHの霊圧と一護の死神の能力全て」
「分かりました!!」
すると天使は両手から淡い光を出してオレに与えた。
「これでアナタに能力を授けました。それからアナタが行く世界では『デバイス』という物が必須ですのでコレを」
そう言って差し出してきたのは赤黒い指輪だった。REBORNに出てくるディーノさんの指輪みたいな物で右手の薬指にはめられた。
すると指輪が赤黒い光を放ちながら話し始めた。
【名前の設定をお願いします】
「えっ?……あぁ、名前ね。“ルナ”で」
【了解しました。“ルナ”で登録します。】
なんで“ルナ”かって?そりゃあ斬月じゃ面白くないから、月からとって、スペイン語のルナにしただけ。
登録した後、デバイスはまた沈黙した。
ふと素朴な疑問を持った。
「転生するのは良いけど、どこに転生するんだ?」
そう言うと天使は含み笑いをしてこう言った。
「秘密です♪」
「はぁ!!?どういう事だ!!」
すると天使はわざとらしく左腕についている筈もない時計を見た。
「あ~もうこんな時間だ~。最後にいくつか。アナタが行く世界は“魔法少女”の世界。そしてアナタには12歳に戻ってもらいます。えっと……」
天使は何か頭を抱えて考え込み始めた。そしておずおずとオレに向いて言った。
「お名前…なんでしたっけ?」
――あ、名前ね。確かに言ってなかった。
「オレの名前は
「悠牙さん、ですね。ではお気をつけて」
天使は深々と頭を下げておじぎをする。その姿はさっきとはまるで別人のようだった。
「あいよ!」
そこでオレの意識はブラックアウトした。