GOD EATER 神を薙ぐ者   作:R-13A2

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RESURRECTIONやりながら書いてます。


1話

-ゴットイーター適性試験-

 

プシュッー

 

油圧が抜けた音と共に重そうな扉が開かれる。

”試験会場”と説明を受けた場所に足を踏み入れる。

多角形の会場、重厚そうな合金の壁、その壁には刃物で斬ったような傷や銃痕が見られる。

 

ゆっくり真ん中の台座に近づいていく。

 

ふ、と視線を挙げた先にはこちらを観ることが出来る監視室だろうか?

ガラスの向こうに三人控えているのが分かる。

 

 

『長く待たせてすまない』

 

スピーカーから監視室の男の声が聞こえてくる。

 

『さて、ようこそ…人類最後の砦”フェンリル”へ』

 

監視室の真ん中で喋っている男を見つめる。

 

『今から、対アラガミ討伐部隊”ゴットイーター”としての適性試験を始める』

 

 

その言葉に頷き反応を示す。

 

それを確認してからまた、声をかける。

 

『少しリラックスしたまえ、その方がいい結果が出やすい。

心の準備ができたら中央のケースの前に立ってくれ』

 

指示に従い中央に置かれたケースの前に立ちよく観察する。

リラックスって試験関係あるか?まぁ、いいか。

手を置くであろう窪みにはナットを半分にしたような朱色の腕輪のようなものが

上にはその片割れが設置されていた。

 

 

上を支えている三本の柱が降りてきて腕を挟みこむのだろう。

 

そして、中央には神機が置かれている。

近距離型か遠距離型の二タイプあるというのは知っているのだが

この神機を見ると剣、銃、装甲。全部ついてるように見える。

 

 

この試験に合格すれば極東初、そして新たな戦力として期待されている証拠である。

まぁ、そんなことは本人は知らないのだが、

神機を見ても平然とし、表情を微塵も揺るがすことがなかった。

 

その姿を見たヨハネスは満足そうにしており、榊は興味深そうに観察対象である青年を凝視する。

そして、二人の護衛兼神薙ユウの指導教官になる雨宮ツバキも目を細め「ほう」

と短く、つぶやき対象をよく見る。

 

今までの試験を受けてきた人は、誰しもが何らかの感情をこちらにも分かるくらいには

表情に出すものだ。

アラガミと戦う力をもしくは、復讐の力を前にした喜びや憎しみ。

アラガミと戦うことになってしまった恐怖。

しかし、三人が見つめる対象は普段と変わらないような雰囲気を纏っている。

落ち着き、これから迎えるであろう戦いを分かっているようなそんな雰囲気だ。

 

 

 

ゆっくりと台座に腕を載せる。

ついに始まる適性試験。

さながら断頭台から振り下ろされるギロチンのように上のケースが叩きつけられる。

 

グチャグチャ

 

粘着音が響き渡る。

自分の体の中に腕から異物が入ってきていることがハッキリと分かる。

受けて人間にしか分からないであろう痛みだ。

 

「ぐぅううう」

 

思わず唸り、左手を右腕に添える。

額には脂汗が浮かび、痛みに顔がゆがむ。

 

しかし、それだけだった。

その後、悲鳴を上げることも大声をだすこともなく歯を食いしばっていた。

ヨハネスや榊は今までの試験者の様子から

ツバキは自分が適性試験を受けた時のことを思いながら

耐えていることがどれだけ凄いかという事を理解していた。

 

適性試験終了。

降下したケースが上昇しその下から腕と赤い腕輪が繋がっている。

成功。

 

極東初新型ゴットイーターが誕生した証拠である。

それを示すように神機を握り、高く掲げる。

 

そして、持ち上げられた神機から黒い触手が伸び、腕輪と繋がる。

 

 

『おめでとう、君がこの支部初の”新型”ゴットイーターだ。

適性試験はこれにて終了、適合後のメディカルチェックが予定されている。』

 

その声に上の監視室を向き頷き返す。

 

『始まるまでその扉の向こうの部屋にて待機してくれたまえ、

気分が悪いなど症状がる場合はすぐに申し出るように』

 

『期待しているよ』

 

 

 

 

椅子に座り次の指示を待つ。

隣の男子が声をかけてくる。

 

「ねぇ、ガム食べる?

あっ、ごめんごめん切れてた今食べてるのが最後だったみたい」

 

ポケットを見てそう伝えてくる。

まぁ、ガムなんてどうでもいいんだが。

 

「そういやあんたも神機使い?

俺は藤木コウタ、俺と同じか少し年上っぽいけど、一瞬とはいえ俺の方が先輩ってことでよろしく!」

 

とりあえ頷いておく。

 

そのまま少し待っているとコツコツと足音がする。

目の前に試験会場監視室で見た女の人が来る。

 

「立て」

 

「へ?」

 

そう言われ俺は立ち上がる。

 

「立てと言っている!立たんか!」

 

そう言われ俺よりもワンテンポ遅れてコウタが立ち上がる。

 

「これから予定が詰まっているので、簡潔に話すぞ。

私の名前は雨宮ツバキ、お前たちの指導教官だ。

この後の予定は、メディカルチェック、その後基礎訓練が予定されている。

今までは守られる側だったかもしれないが、これからは”守る側”だ。

この意味をよく考え、つまらな言うことで死にたくなかったら

私の命令にはすべてYesで答えろ、いいな?」

 

守られる側、この言葉が胸に染みる。

 

「わかったら返事をしろ!」

 

考え事をしている場合ではなかった。

 

すぐに姿勢を正し敬礼し

 

「イ、イエス、マム!」

 

と返事をする。

これでいいのだろうか?

そう考えているとツバキ教官から声がかけられる。

 

「メディカルチェックを行う。まずはお前からだ。

ペイラー・サカキ博士の部屋に一五〇〇までに集まるように

それまでこの施設を回り、メンバーに挨拶の一つでもしておけ」

 

そう伝えるとツバキ教官が去っていく。

時計を見るとまだ一五〇〇まで一時間くらいあるので

施設を回りつつあいさつ回りをすることにした。

 

「じゃあコウタ、俺は挨拶回りに行ってくるから」

 

そう伝え施設を回ることにした。

 

 

 

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