陸上これくしょん!   作:ゆっくり分隊長

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PC新調してから初の更新。
いろいろ案がたまってきたし、そろそろ短編書きたいな...
短編の良い所って一話だけの場合更新速度とか関係ない所ですよね



第拾弐話

 

泣き止んだ麗華は改めて模擬戦用装備になり、チロと向き合う。

 

「宜しくお願いします!」

チロはかなり気合が入っているようだ。

 

「...宜しくお願いします」

一方麗華もその綺麗な眼からは既に先程までの弱弱しさ、可憐さは消え狩りをする様な鋭い眼光になっていた。

 

「それでは両者決められた線まで下がってください」

 

模擬戦には長遠距離戦、遠距離戦、中距離戦、近距離戦、至近距離戦の5つがあり、

今回の模擬戦は中距離戦の為二人の間には200メートル程の距離があった。

 

「それでは...始め!」

 

開始の号令が掛かった途端チロは微かに見える麗華に向けて砲撃する。

 

山なりな弾道を描いた砲弾は数秒後に正確に狙った場所に着弾するがしかし、その頃にはすでに麗華は数十メートル前進していた。

 

その後もチロは前進しながら麗華の走行先を予測して砲撃を加るものの、いずれも不規則な動きで回避されてしまう。

やがて両者の距離が100メートルを切った時点で初めて麗華が射撃。

 

「あぶっ!?」

反射的に体にブレーキを掛けたチロの一寸先を弾が掠め、チロの装備品の一部が砕け散る。

チロも負けじと反撃するも、山なりな弾道を描く低初速の砲と真っすぐ飛ぶ高初速の砲では勝負にならなかった。

 

 

 

 

 

間もなく放たれた麗華の二発目の射撃によってチロは命中、撃破判定された。

 

 

 

「悔しいです...」

 

「まぁ旧型と新型、それも九〇式五糎七戦車砲と一式四十七糎戦車砲じゃ差がありすぎるさ、仕方ない」

大樹が慰めるも、チロは止まらない

 

「なら私に新式の砲を搭載してください!そしたら絶対勝てるので!」

余程悔しいのか、うがーっ!と大樹に怒りを向ける。

「チロに一式は無理だろ....」

「やってみなきゃ分かりません!」

見かねた麗華がチロに砲塔付きの一式を差し出す。

「じゃ持ってみる?」

 

「えぇ!これ位余裕ですとも!」

そう言ったチロは一式を受け取ると、腕に装備する。

 

「どうです!ほら大丈夫!」

チロはえっへんと胸を張る。

 

「...辛そうなのは気のせいか?」

「気の所為です!」

「滝のような汗かいてるのも?」

「...気の所為です!」

「腕が震えてるのも?」

「.......き、気の所為です!」

 

結果、1分でダウン。

 

「うぅ...技術進化なんてしなければいいのに...」

 

「そんな事になったらいつまでも敵には勝てないままだろ」

 

「そうですけどぉ...」

 

模擬戦を終えた一行は夕食時ということもあり食堂へと向かっていた。

朱莉達ではない他の陸娘達も食堂付近に屯している為、知らない男性と陸娘に自然と注目が集まっていた。

 

「じゃあ、此処にしましょうか」

 

朱莉はいくつかある長机から一番入口に近い机を選ぶ。

「私たちがお二人の分も持ってきますので、お二人は席で待っていてください。」

 

そういうと朱莉は食事の配給場所へと向かっていった。

 

 

 




だんだん大字が面倒になってきたな...そろそろ別のサブタイトルを考えないと
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