Fate/apocrypha 少し違う外典のようです   作:カルナさんお迎えしたマン

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今回は短いですけど出来ていた分だけ載せます。


聖女と槍兵と剣士と小太りと

「ルーラーの抹殺ねぇ」

 

『裁定者』何とも公平そうな名前だけど神父は何を考えて俺にこんな難題を押し付けたのか。

ルーラーと言えば聖杯戦争において圧倒的なステータスと聖杯によってもたらされた特権、全てのサーヴァントに対する令呪を二画ずつ有するチートサーヴァントじゃあねぇか。

いくらランサーといえどもルーラーの霊核を破壊できるかどうか。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ルーラーを早々に退場させていただきたいのです」

 

「そりゃまたどうしてですか?」

 

「今回の聖杯大戦どうもきな臭いと言いますか、今回のルーラーこちら側にとって不利になる状況を作ってしまう気がするのです。」

 

「なるほど、アナタがそう言うのであればその言葉信じますよ」

 

「ありがとうございます。それと最後に聞きたいのですが、貴方は何故この聖杯大戦に参加したのですか?」

 

「あー、それはなんと言うか恥ずかしいんですが女の尻を追っかけた結果ですよ。それに、本物の万能の願望機なんて物があるなら人が幸せでいられるように願いたいじゃないですか」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

何でか分からないけどあの人の言う事は何故か信じられるんだよなぁ、なんでかな。

と、トランシルヴァニア高速道で考えていると何処かで見たことある紙がまた落ちてきた。

どうやら神父のお使い鳩のようだ。

 

『ルーラーがヒッチハイクを使いトゥリファスに向かっています。数時間後にそちらに到着します。』

 

なるほどなるほど、早速準備に取り掛からないと。

人払いに協会から貰った魔術行使による魔力の漏洩防止の礼装そして、遠見の魔術防止の結界と素顔を隠すためのお面。こんなもんでいいだろ。

準備が済んだら戦いに巻き込まれないように離れた位置から隠れて様子見るようにする。

あとはルーラーが来るのを待つだけだ。

 

時間は流れ月が輝き道路標識の上に佇むランサーを照らす。

うん、このシュチュエーションV系のMV撮れるよ。うん。

なんてことをボケーッと思っていた瞬間、ランサーを中心に空気が変わる。

来たか。

 

ここからでは詳しくは分からないが一人の少女がランサーの前に立っている。どうやら彼女がこの聖杯大戦のルーラーのようだ。

少女だが目的は変わらない。女の子だからといって手を抜くことや見逃すことはしない。この場で仕留める。

 

何かを話しているがここからでは聞こえない。余りいい気分ではないが聴覚共有を使いランサーが聞いている音を共有する。

 

『愚かなのは貴方とそのマスターです。私を仕留めることに何の意味があるというのですか?』

 

『知らぬよ(ねぇよ)』

 

被った。

ただそう頼まれたからそうしているだけだ。特段何か意味があってしているのではない。

 

『ただマスターから命令された。ならばオレは契約に則りその指示に従うだけだ』

 

『ランサー、全力をもってルーラーを殺せ。宝具の開帳も厭わない!』

 

『了解した』

 

短い返事をしたランサーの右手には彼の得物である巨大な槍が握られていた。

 

『お前の特権を考慮するに、手加減をする余裕はない。悪いがこの一撃で勝負を着けさせてもらう』

 

その言葉と同時に膨れ上がった魔力にルーラーが驚愕しているようだ。

この一瞬が命取りになる。彼女が特権を使う前に事は済む。

 

『日輪ー』

 

ランサーが真名を解放しようとする。

これで終わりと思われた瞬間、結界が異物に反応をする!

 

『やれ、セイバー!!!』

 

何処からか聞こえる野太い声が響き辺りは静寂に包まれた。

 




戦場谺響する男の叫び、飛び散る火花。
戦いは夜明けまで繰り広げられる!
果たして彼は夜明けまで睡魔に襲われないのか!!
次回「一体、いつから自分は戦闘から抜け出していたと勘違いしていた?」に続く!
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