Fate/apocrypha 少し違う外典のようです   作:カルナさんお迎えしたマン

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なんやかんやで2ヵ月ほど更新出来なくて申し訳ないです。

お気に入り登録が60を越えてて驚きでした、こんな拙い文章を読んでいただきありがとうございます。
更新出来るだけ早くするよう努めます!


思いは突然に

「やれ、セイバー!!!」

 

その言葉と同時にランサーが足場にしていた鉄柱が両断された。

当然バランスを崩したランサーの攻撃は中断してしまう。

 

「ちっ」

 

これには思わず舌打ちをしてしまう。

 

ランサーの耳から伝わる野太い男の声。

それはこの場に置いて一番場違いとしか思わない。というか、邪魔されてかなりイラつく。

 

男はルーラーに歩み寄り自分達の正当性を語っている。

 

「危ないところでしたなルーラー。我が名はゴルド・ムジーク・ユグドミレニア。"黒"のセイバーのマスターとして此度の聖杯大戦に参加致しております。」

 

得意げに頬を釣り上げ男は続ける。

 

「"赤"のランサー!貴様がルーラーを謀殺しようとしたところ、たしかに目にしたぞ!」

 

まるで今、この場に置いて絶対的な正義が自身にあり、貴様は大人しく罰を受け、首を切られろと言っているように聞こえる。

 

殺意しか抱けない。

 

『ランサー予定変更だ。まず先にその煩いデブを殺せ』

 

返事をせずにランサーはその場に突っ立て演説をしている的へ刺突する!例えるのならまさに流星。魔力放出(炎)を使った一筋の赤い光が男を襲う!

 

「さあルーラー我らの手を取り憎きランサーを!?!」

 

気付いた時にはもう遅い。今度こそランサーの神槍は目標を穿ち、その爆炎を持って全てを灰塵にする________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった。

 

 

ランサーによる攻撃は二度にわたりあの黒い剣士によって防がれてしまった。

 

サーヴァントではなくルーラーでもなく自分が狙われたことに驚くゴルドとかいう男。

驚きは即座に憤怒へと変わりゴルドは顔を赤くする。

 

「セイバー!殺せっ!!今すぐあの"赤"のランサーをぶち殺せ!!!」

 

ゴルドの言葉に無言で頷づき"黒"のセイバーは一歩前へ出る

 

「そうか。ならば、お前と二人で殺し合えるようだな。」

 

どうやらランサーは完全に殺る気満々だ。こうなってしまったらもうこっちが何を言ったって邪推にしかならない。

ああもう、上手く計画通りにいかない!

どうする?様子見に徹するか、それとも…俺がマスターを狙うか。

 

1、こうなってしまった以上ランサーが正面から"黒"のセイバーを打ち倒し、その後からルーラーを殺す。

2、増援が来るの待つ。

3、単身ルーラーを殺しに行って返り討ちにあう、現実は非常である。

 

いやいや、どれも現実的ではないな。

可能性があるのは1だけど、まだ相手の実力が分ってない。先ずは様子見するしかないか。

 

 

ランサーの槍が轟音をたて大気を切り裂く。

"黒"のセイバーはそれを目にしても眉一つ動かさず剣で捌きランサーに詰め寄っていく。

 

おかしい、ランサーの刺突はまさに壁と言っていい程の密度で繰り出されている、いくらセイバーが間合いを詰めなければいけないからといって、あれは傍から見れば自殺行為にしか見えない。

それでもセイバーは歩みを止めない。ランサーの攻撃で生じる限りなく無いに等しい隙を見極め、平然と間合いを詰めていく。

だからといって、全ての攻撃を捌けていわけではない。

幾つかの刺突が動脈を抉り、額に突き刺さりそして、霊核を破壊する__________

 

 

 

 

 

 

はずだった。

 

此処から見ても50発以上の攻撃が"黒のセイバー"に直撃し、瀕死の状態に追い詰めている筈なのに黒のセイバーからは出血はおろか目立った傷も見えない。

あれ程の攻撃のなかセイバーはどこ吹く風の如くランサーに詰め寄り大剣を振るう。

セイバーの防御力も大したものだが、ランサーも負けてはいない。

黄金の鎧によりランサーが受けるダメージはその九割を削減され、持ち前の治癒力をもって受けた傷を瞬時に回復する。

 

俺がこうして遠くから眺めているだけで既に何百、何千と攻防が繰り広げられている。それでもお互いに決定打がない状態で拮抗している。

 

どうする、目の前にはターゲットがいて、自分にはそれを達成出来るだけの仲間(サーヴァント)がいる。そして俺はまだ切り札(令呪)を使っていない。

 

たった三回しか使えない絶対命令権。

それを今このタイミングで使うのか、まだ大戦は始まっちゃあいない。

いうなればこの闘いは前哨戦、前夜祭のようなものだ。

だが使う以外にこの場を進展させる手立てがない。

 

使うべきか、それともここは耐えて別の機会を伺うべきか。自分の手の甲に浮かぶ三画の令呪を見つめながら真剣に考える。

 

ここは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「令呪をもって命ず、「出てこい!!!協会の走狗!!!近くで見ておるのだろう!!このゴルド・ムジーク・ユグドミレニアと相対するのが怖いのか!!」ちっ!!」

 

「この決闘においてサーヴァントのみをよこし、あまつさえ自分は姿すら見せぬとはとんだ腰抜け魔術師のようだな!!この私自ら誅罰を与えてやる!!」

 

いいだろう、不本意ながらその安い挑発に乗ってやろうじゃあねぇか。

 

4つ目の選択肢だ、先ずはマスターを先に倒しその後ルーラーを退場させる!!

 

俺のスタンドエゴイストの能力を使ったら奴の元に10秒も掛からず辿りつくことができる。

だけど、その前に下準備をしなくちゃあいけない。

隣にルーラーがいるんだ、用心に越したことはない。

対人戦闘用に拵えたルーン文字が彫ってあるグローブと靴、水鉄砲それと最終兵器鉄球。これだけ有れば大丈夫だろう。

 

行くぜゴルゴ(?)・ムジーク・ユグドミレニア、テメェにはたっぷり喋ってもらいたいことがあるんだからな。

覚悟しておけ

 




今回の侑次は煽り耐性低すぎですねこんなんでフィオレちゃんにちゃんと会えるのか・・・
次回「堅いけど殴ってどうにかする!」に続く!
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