彼女らにとっては闇<絶望>の世界こそが光<希望>の世界である。 作:よっこー
このSSはSS投稿速報からの転載です。
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何番煎じかもう分かりませんがお付き合いして下さると嬉しいです。
※このSSはよく艦娘をぶっころころしますので注意
あとアドバイスとか感想とか評価とか募集中。
あと歴史とか白根
時、1945年。これは、終わりではなく始まりである。
大和「対空部隊!応答してください!!」
しかし、帰ってくるのは返事ではなく無線のノイズだけである。
ジジ、ジジという耳に障る雑音はまるで脳を焼くようである。
大和「対空兵装、敵の爆撃機によって多数大破…私の生命<いのち>も、ここまでかしら…いや!私は任された!」
彼女の眼差しは、常に前を向く。
大和「私の敗北はつまり御国の敗北を意味します!絶対に負けてはいけないのです!」
誰に何を言っているのか、それは彼女にのみ存在している。もう彼女にしか…。
と、彼女は3つの内生き残っている1つの主砲<希望>を空へと向ける。
大和「敵は空だ!照準、及び予測弾道よし!斉射!」
AP弾は敵の航空機に易々と穴を開けた。
大和「まだ…まだ!」
しかし、空には黒の姿<絶望>が染まりつつあった。
大和「まだ…まだっ!まだっ、私は!」
だが、一つの爆弾が彼女へと届いた。
大和「くはっ!爆撃機ですかっ!!損傷の確認を!」
??「主砲、大破!」
大和「…くっ!」
対空兵装、僅か。幸いに火災は起きていないが、浸水などの被害は甚大であり、希望である46cmの主砲さえも生き残ってはいなかった。
迫る敵の航空機。それは黒い雲のようだった。
大和「まだっ…!まだ!敵はどこにいるんだ!」
走れ。彼女は自分の足に命令をする。
大和「何故、何故動かない!動け!」
しかし、彼女の足はもう動くことはできなかった。そう、魚雷によってもう壊されていたから。
そして
??「前方、後方…全方向から魚雷接近!数は…かず…はっ!」
大和「動いて…くださいっ!なんでっ!」
彼女へと近づく数十もの魚雷、それは着々と彼女へと接近し…
やがて、当たり、爆発をする。
大和「くっ!くはっ!」
腹あたりに、燃えるような痛み。
大和「っ!ま……ま、だ……」
やがて…それは…冷たく…感じるようになった。
大和「冷たい…そう、私は逝くのね…」
彼女の涙はやがて世界へと広がった。
彼女は目を閉じる。
彼女は生を終える。
-はずだった。-
??「教えてやろう、貴様を落とした奴の名を」
大和「だ、だ…」
声を出そうとするがうまく息ができない。
??「ふふ、知りたがっているな。その名はHornet。アメリカの空母だ」
大和「…」
彼女は口の端を不気味に歪めた。
??「力が欲しいか?復讐にかける時間が欲しいか?」
大和「欲しい…必ず…沈めてやる…!力を…寄越せ!」
彼女は欲望を口にした。いや、口にできたのである。
??「いいだろう!この力をくれてやる!思う存分壊すが良い!思う存分沈めてみろ!敵の艦<希望>を!」
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??「ふははは、ふはははははっ、ははははは!」
彼女の体は、まるで急速に錆びるように色を変え、朽ちるように形が変わった。
そう、これは新たな深海棲艦の物語である。
なんか反応があったら次回書きます(