Fate/Monster Hunter Muisical   作:H-R-ホライズン

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<('ワ')>YO!
インターバル挟んで二連投稿です。
作戦は以下の通りです。
1,蟲蔵に行く
2,桜を引っ張り上げる
3,よしくんFLOWERを突き刺す
4,蟲爺が消滅する
5,桜に事を説明して、end!
私は灼熱君を載せ続けます!例えシリアス
回でも!唯一の和ませ役になるかもしれないから!
<('ワ')>(あれ、僕重役なの?)


桜ちゃん救出作戦

「うっ…」

蟲蔵は所狭しと蟲で敷き詰められていた。見るのもおぞましい。

「カカカッどうじゃろう。さしもの桜を助ける事など出来まいて…?」

(あぁ知ってたさ!覚悟の上だ!ヒーローは危険に突っ込まなければならないのさ!悲しいかな、そう主張した俺には、突っ込まなきゃならない義務がある)

一輪だけ薔薇を持ち、雁夜は蟲だらけの場所へ飛びこんだ。

「ほぉ…見上げた根性だの。今日は昔と大分代わっているが…意味の無い詮索じゃの」

臓硯は、禍々しい笑みを浮かべた。

「蟲の餌と成り果てるがいい、間桐雁夜」

そう言い捨てて、踵を返し蔵を出た。

(ちっ…あの爺さん出やがった…悪魔が死ぬ時に歌う叫びが聞けると思ったのにさ)

雁夜の記憶を見た限り、彼は吐き気の出る程おぞましい瞳を向け、雁夜を魔術師に仕立てようとあらゆる手を尽くしていた。

雁夜の事を全く考えて無く、自分の事でもないのに忌々しく感じた。

だから彼が死に逝く姿を見たかったのだが、生憎それは叶わなかった。

「ああもう気持ち悪い。うねうねと動く事と誰かの純潔を奪う事しか能のない癖に!塵に帰れ!焼き尽くす!」

群がってくる蟲を一掃して進んでいくと、幼い少女の手が見えた。

「大丈夫かさく…いや、大丈夫じゃないな。もう大丈夫だ。安心しろ」

声を掛けると虚ろな瞳に光が戻る。

あまりにつらい故に、現実逃避していたのだろう。

「雁…夜…おじさん?」

雁夜が安心させるように微笑んだ。

ああ、この表情は久し振りだ。

雁夜の体の感覚がそう言った。

雁夜はそっと桜の手を握る。

「もう、何も怖がる事は無いよ。もう、終わるよ。少し痛いだろうけど、それまでさ」

魔力が籠もった薔薇を刺す。それをスイッチに、魔術が起動した。

その魔力が桜に巣くう異変を洗浄していく。

「!!?」

桜は自分の異変に訳が分からず戸惑っている。全てが元に戻って行く感触がする。違和感が消え去って行く。

「…破裂するなよ。汚い」

雁夜は桜を尻目に主を失い破裂していく蟲と飛び散るその体液を避けながら蔵から出る。

(ふぅ…取り敢えず終わったか。この様子だと爺さんも塵に帰ったようだし)

「雁夜、突然爺さんが溶け…」

鶴野とかちあった。明らかに引いている。

全裸の少女を抱えた挙げ句足元には蟲の体液が付いているのだから当然だ。

(せいぜい俺をシスコンでど変態だと思ったなこのワカメモドキ。…いや、ワカメの父親だからワカメ一世か?ったく、ヒーローに誤解は付き物なのか?)

心でそう吐きながらも、雁夜は表情を緩めながら勝利を言う。

「ちょっと格闘していた。爺さんに勝ったぞ。もう自由だ」

鶴野にそう伝えると、安堵の表情を向けた。

「じゃあもうここを離れていいな?この家は任せたぞ雁夜」

「兄さんには務まらなかったか。良いよ、どこへなりと。連絡は止めるなよ?家族なんだし」

「ああ、戦争が始まる前には引っ越すさ。桜の事はよろしくな」

家をよろしくと言ったのは、鶴野は桜が加護されるべき家を失ったらどうなるかを分かっているから。

当主としてのそういった采配は得手のようだ。

(いざとなったら相談でもしてみようかな。)

雁夜はそれが見抜けている訳でもないが、なんとなくそう思った。




インターバルが長かった。(間に食事が入ったせい)
ヘタレとも言える鶴野の言動ですが、一般人なら普通逃げます。
雁夜のメンタルが異常なだけだよね。
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