Fate/Monster Hunter Muisical 作:H-R-ホライズン
あー…雁夜の厨ニ毒舌のせいか?
そんなアンデルセンはうちのエース。
倉庫街、トタン板で出来たコンテナに雁夜は寄りかかり、ただ何をするでもなく、ぼうっと誰かを待っていた。
するとそこに、とある二人組がやって来た。
昼下がりを共にした麗しい貴婦人と、精錬としたオーラを放つ男装の少女。
(行きます?やります?)
(…まだ、まだだ…)
少し離れた所でランサーが現れ、セイバーは武装する。緊張した雰囲気が空気を泳ぐ。
その様にハンターはテンションが上がり始めていた。
(出ましょうよ!戦いましょうよ!もう装備変えて良いですか?上位ですけど、ディノSで行かせて下さい!)
底なしとも言えるテンションの上がりように、
(全く、なんだこの戦闘狂。例え吐き気のするようなよくある英雄の感動するシーンであろうと喜び勇んで戦いに割って入って行くだろうな、こいつは)
雁夜は呆れを隠せなかった。
(何呆れてるんですかマスター。私の本分は狩り、ハント、即ち戦い。テンション上がって当然です)
雁夜は溜め息をついて歩き出した。街灯の灯りが届かない、ギリギリ顔の見えない所にまで行く。
「…やぁ、また会ったね。お二人さん」
その様は、元の間桐雁夜の性格、人格にぎりぎりまで近づけていた。
本人ではない上、概念礼装を纏っており、完璧にまでとは成らないが。
「…あなたは!」
聞き覚えのある声に、セイバーは驚き睨む。ここは人払いの結界が張られ、普通なら入れないというのに、彼はそこに居た。来るのを分かっていたように、そこに居た。だからかセイバーの視線には問い詰めるような意志があった。
「何故騙した」と。
それに雁夜は笑みで返す。霊体化し、隣にいたハンターは、テンションがうなぎのぼりだというのに、冷静に主を見ていた。
雁夜は既にスイッチが入っている。
故に、自分がブレーカーでないといけない。とも理解していたようだ。
「俺としてはこの十四の人が絡み合い織り成す戦いは戦争とは思えないが。もっと多い人数でのシンフォニーというイメージだ。それにまぁ、易く信じたお前らも悪い」
最後の最後に正論を返され、言い出せた筈の反論は封じられる。
「さて、俺としては正規な魔術師ではないから勝ち方にこだわりを求めない。故に…」
ランサーとセイバーの足元が冷たい氷で固められる。それは鋼の如き強度で、二人を固めて離さない。
二人は雁夜が何がしたいのか、読めた。
「後で好きなだけ罵って構わんが、鴨の丸焼きのように成るのは却下だ」
ハンターが、二人の中心の位置に現界し、片手に握る剣を大きく円になるように回す。
二人は大きく体を逸らし回避するが、ぎりぎり間に合わなかった部分にはうっすらと血が滲む。
(毒に冒されるぞ…死神がゆっくりと影から鎌で首を跳ねに…ばっちりだ)
と、同時に砕け散り、二人はハンターに武器を向ける。
「流石にあの強度は長く持たないな」
セイバーがハンターをきっと睨む。
「私が望むのは正々堂々とした戦いだ!私の前から疾くと去ね、クラスの分からぬサーヴァント!」
激しい殺気を受けているというのに、現代服のような防具を纏ったままのハンターの表情は変わらない。穏やかなまま。
「良いでしょう。正々堂々一対一で、と望むのならそうします。いいですよね?マスター」
「ああ、構わないぞ。準備は終わっているんだ。装備(それ)も変えて構わない」
あくまでものんびりと、ハンターは答える。
「了解です。今回はそうですね、ガルルガSで行きます」
現代服のような防具が紫色を基調とした防具へと変貌して行く。それに雁夜を除き全員が目を見開いた。
「さて、私の事はハンターと呼んで下さいね、セイバーさん!」
ハンターの雰囲気が、変わった。
一部設定を開示します。宝具等も登場した時に出します。
スキル:チェンジ(ランク無し)
ありとあらゆる装備を切り替え出来るある種の変身。因みに彼はポーチの中身も変えれる事が出来るがそれは異次元ポケットアイテムボックス君を使わないと無理。ただしガンナーの時だけ弾がチェンジすると共に同時にストックされる。
スキル:無窮の武練(EX)
ありとあらゆる武器をそれを使い込んだ者のように使いこなせる。コイツはある種偏ってそうだが、あくまでもハンターという概念そのものなので、ギルドバードの技量も含むので大丈夫(な筈)。
一番書くのが無理ゲーなのは大剣です!(キリッ
一撃離脱という戦法じゃないなら何とか…