Fate/Monster Hunter Muisical   作:H-R-ホライズン

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<('ワ')>YO!
ども、アンデルセンが最終再臨したぜ!たがセイバーはおっさん2だ!なH-Rです。
前書き等入れずポチったため、また編集しなおしさ…!
ルビが参入しました。


川の流れのように!

ハンターが装備を変えたその瞬間、場が一瞬にして静まった。

ハンターが宝具の名、つまり真名を、叫んだからである。

普通、宝具として機能する物の名は隠しておくのが定石である。それなのに、ハンターはさも平然と、その名を言った。

呆れを顔に出し、ランサーは言った。

「馬鹿だな貴様は。––––宝具の名を明かすなど、英霊に有るまじき暴挙!」

それでもハンターは平然としている。

「あれで私の名は解りましたか?答えは聞きません。そして私はあくまでこれの名前を言っだけですよ。何も問題無い。さあ、かかって来なさい!」

元々ハンターという()()()()()()が真名という奇妙な存在であるハンターが、そのような事は歯牙も気にしていない事に雁夜は気付く。

そもそも、膨大な武器を持つ彼にとって、真名を隠す事は邪魔でしかない。つまり––––

(あれは宝具だが、それと別に攻撃としての宝具は––––必殺技みたいに真名、もとい必殺技名を叫ぶタイプなのか?)

「マスター、流石ですね。正解ですっ!」

そう言う事だった。

頭の中で思った事がハンターにも伝わっていたらしく、ニッコリと微笑むハンター。この死の充満した空間であれなのだから、バーサーカーの代わりとして召喚された理由が雁夜は分かって来た。初めから狂っているのだ、ハンターは。

言い切る前にハンターは駆け出した。

待っても相手が行動して来ないと考えたのだろう。

「ふっ!」

剣を斜に構え、袈裟斬りを繰り出す。

ランサーは、それを赤い槍で弾く。

黄色の槍を真っ直ぐハンターの心臓へと突き出す。ハンターは、それを盾で防ぐ。甲高い金属音が鳴り響き、コンテナが共鳴する。

毒に侵されたと言えど、その力は強かった。

一瞬の静寂の後、ランサーの刺突による風が音を立てる。

「まだ、彼ら(竜達)には到底–––!」

ハンターがそう言い掛けたが、見えぬ一撃によって妨げられる。

「ランサー、助太刀感謝する!」

アイリスフィールの魔術により、全快したセイバーの剣だった。

「提案だ、セイバー。共闘でも、しないか?」

毒は既に消えている。だが、得体の知れない上に一時とはいえセイバーを退けたサーヴァント相手に、そうも容易く相手出来るとも考えていないのだろう。

セイバーも同じ考えだった。

「承知した、ランサー。…その前、貴様、お前は一体何のクラスだ!」

名乗り上げることが出来ないからであろう。セイバーは真名の代わりに、クラスが何か問う。

「バーサーカーに代わり、戦いに来ましたハンターです。何を狩っているのかはそちらのご想像にお任せしますね」

「覚悟は出来ているかハンター!狂戦士(バーサーカー)の代わりというのなら、貴様も存外狂っているのだろう!」

「勘が鋭い事ですね。ま、私は貴方達と根本的に違いますから」

軽く流すハンターに、セイバーは不可視の剣の切っ先を向ける。

「行くぞ!」

倉庫街、戦闘から少し離れた、その様子を見渡せる場所。

衛宮切嗣は、その言葉に首を傾げた。

「ハンター…聞かないクラスだ」

サーヴァントの中には、そう言う七つのクラスとは違うクラスに該当する者もいるのだが、僅か4度目のこの戦争に参加している者は気付く事はないだろう。

それに気付くには、様々な世界で様々な手段の聖杯戦争を見る必要がある。

(今はまだ、初戦だからな…ハンターについては後々分かるだろう)

銃を構え、切嗣は監視を続行した。

そんな事もつゆ知らず、ハンターは二人して襲いかかるランサーとセイバーを相手に器用に攻撃を捌いていた。相手はその場凌ぎの出来立てのペア。

金銀夫妻に比べれば、ペアとしてのチームワークは劣っている。

しかし、地力は優秀なサーヴァントである。油断は出来ない。

実際、ハンターはエネルギーをビンにチャージする事が出来ていない。

それが出来ないと、チャージアックスは本領を発揮出来ない。

それでもめげずにその隙を窺っていたが、それは長い時間を引っさげやって来た。

まるで何か狙っていたかの様に、互いが距離を取ったその瞬間––––雷鳴が轟き、空に紫電が煌めいたのだ。

「––––!?」

雁夜は其方へ顔を向ける。上空、南東方向。

ソレは大昔の石板やレリーフに彫られていそうな、荘厳な戦車。

引いているのは馬でなく猛々しい雄牛。雄牛が虚空を蹄で蹴るたびに、稲妻が飛び散る。三人が距離を取った丁度中央の位置に、それは降り立った。

「王の御前である!双方、武器を収めよ!」

(ライダー!)

赤い短髪の、ガタイの良い男––––この戦車の持ち主の男が、高々と宣言した。

 

数分前、冬木大橋

「ううむ、こりゃマズイ!」

二体一へと形勢が変わった戦闘に、ライダーは苦い顔をした。

「何がいけないんだよ、ライダー。訳わかんないサーヴァント(ハンター)が居なくなってもっと楽に…ふぎゃ!」

口ごたえをする自身のマスター、ウェイバー・ベルベットをデコピンで沈め、ライダーは言った。

「一人も脱落しちゃいかんのだ。行くぞ坊主!」

何とか痛みから復活したウェイバーが不思議そうな顔をする。

「行くって、どこにだよ?」

「ん、なの決まっておるだろうが。彼処だ」

ライダーが指さす先は、戦闘真っ只中の倉庫街。ウェイバーは驚き、そして怒る。

「何でだよ!奴らが潰しあってから行く計画じゃなかったのかよ!」

「……あのなぁ坊主、何を勘違いしておったのか知らんが」

興ざめした表情で、自分のマスターを見下ろすライダー。

「ランサーの挑発に乗って他のサーヴァントが出てこないかと期待しておったが、当然であろう?一人づつ捜し出すよりも、纏めて相手した方が手っ取り早いだろうが」

ウェイバーは改めてこの大男との認識の落差を確認した。

「纏めて…相手?」

しかし、訳も分からず、ライダーの言葉を反芻するに止まる。

「応とも。異なる時代の英雄豪傑と矛を交える機会など滅多にない。それが六人もそろうともなれば、一人足りとも逃す手はあるまい?現に、ランサーとセイバー、そしてハンター…胸の熱くなるような益荒男どもだ。気に入った。死なすのには惜しい」

「ちょっと待て、死ななさなくなってどーすんだ馬鹿!しかも一人はかなり狂ってるっておい、聞けってなぁ!」

ウェイバーの喚きを無視して、ライダーが剣で空間を切り裂きつつウェイバーを軽々と抱えた。

「見物は此処までだ坊主!行くぞ、神威の車輪(ゴディアス・ホール)!」

そして、今に至る。




最近は殆ど音ゲー出来てないです。
とは言え曲は聴いてます。
バーサーカーの代わりとは言えマトモのようで狂ってるのは変か…?
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