かつて、神々の戦場に一人の武人が居た。
その名はジャッジ・ガブラス。
神に仕える事を光栄に感じ、死力を尽くして闘いに身を置いていた。
しかし、彼は空白に戻され無限に続く闘争の真実を知り、神に仕え喜んでいた自分、そして終わらない闘争に失望した。
そして彼は無意味な闘争を終わらせる為、秩序の聖域へと足を向けた。そこで待ち構えていた魔導師シャントットと闘った。
死闘の末、彼は敗北し世界を彷徨っていた。
彼は次に自分の主を倒そうとした矢先、彼の前に同じ陣営のガーランドと皇帝が立ちはだかった。
二回に続く戦闘で力尽きた彼は、最後の足掻きとして自害した。
その時、次元の狭間の扉が開かれ彼は地獄へと堕ちた。
彼は地獄の番犬を自称して、次元の狭間のとあるひずみで永久なる闘争の傍観者となった。
そんなある時だった。
「あれからどれ程の時が流れただろうか…? 今更俺は何を後悔する…?」
ガブラスは漆黒の雲に覆われ、雲の切れ間から紅色の隕石が降り注ぐ空を仰ぎ自問自答をする。彼にその答えなど出てくる事はなかった。しかし分かりきっている事はあった。
「無意味な神々の闘争の駒からは逃れた。だが傍観者として神の予備駒として在り続けている。」
ガブラスは槍を力強く握り締めた。そして怒りに満ちた声で叫んだ。
「ならば俺は俺が許せん! 神の駒となり喜びを得ていた自分、今なお駒である自分が!」
すると、まるで彼の叫びに呼応するかのように彼の前に小さな歪みが生じた。
それは『次元のゆらぎ』だった。
「次元のゆらぎ、か…。 天は俺に味方をしているのか、それとも……まあいい」
ガブラスはゆらぎを見つめながら呟いた。
「見ているがいい……主に捨てられた野良犬が主の手に噛み付く姿をな……」
そう言い残し、ガブラスは次元のゆらぎに足を踏み入れたのだった。
ガブラスは次元のゆらぎから出ると、そこには白雲の覆われたガブラスのいた場所とは対照的な場所に出た。地面は透き通った水が溢れ、辺りには大理石で出来たようなオブジェクトが所々に置かれ、その中央には純白の祭壇があった。
ガブラスはこの場所をを知っていた。そう、ガブラスがゆらぎを通り辿りついた場所、それは秩序の聖域だった。
ガブラスは静かに聖域を見渡した。もし、ここが自分の知っている秩序の聖域ならばここにはあの人物がいるハズだった。
ガブラスは目を凝らし聖域の奥を見るとそこにはとても小さな人影がポツンとあった。それを見てガブラスは兜の内側で小さいほくそ笑んだ。
初めまして、悔恨の囚人です。
今回初投稿となりますので文的におかしなところがあるかも知れませんが、その辺りはみなさんの寛大なる心で許してください。
この作品はDDFFでクエストとして出してるのを小説化したモノです。その時、製作者の所がNo nameとなっています。これを読んでやってみたいと思ったらぜひ、ダウンロードしてプレイしてみて下さい。