リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;) IFルート 作:先詠む人
最近はまっている俺ガイルの2次作の作者がサークルの後輩の知り合いで、それを後輩が知らせたら相手が動揺してしまった先詠む人です。
まだまだコラボは続くよぉ!!《*≧∀≦》
「ようし!ここから俺達と艦娘のステージだ!」
そう俺は叫んだ。
時間はこの瞬間から少しだけ巻き戻る………
俺が一人でこっそり出撃してできる限り敵の戦力を減らしておこうと海岸に出ると、天龍が既に俺の動きを読んでいた。
そんで一緒に出撃したら………
「俺も仮面ライダーだからな!変身!」
ターンアップ
……って天龍まで
仮面の角の様な所が短いし肩も角ばってるのじゃなくクウガの基本フォームの肩の様に丸っこい感じになってっし、胸の部分もスペードのマークっぽいのがねぇ!!!
ディケイドとしてブレイドに変身できるようになっていたからか、なぜかその違いが異様に気になった。
その違いに気付いたせいで無性に突っ込みたくなったけれど、今はそんなことをしてる暇はない。突っ込みたいことは後々突っ込むことにして俺はダンデライナーを加速させた。
「見るからに、戦艦棲姫に軽巡棲姫、装甲空母姫と中間棲姫、んで空母水鬼と港湾水鬼と…数20体以上のル級やイ級、そしてヲ級…こりゃまたほっぽの所であったほっぽを狙った空母棲姫のを思い出させる大群だな」
暫く変わりのない海面上をダンデライナーで駆け抜けていると、天龍が不意にそう言った…………って今
「ちょっと待て、ほっぽって北方棲姫の事か!?」
俺からしたら、北方棲姫は家の鎮守府に保護している子がいるのでそれはさすがに聞かなきゃなんないと思った。そして、俺が慌ててそう突っ込むと天龍は何やら納得した様子で(仮面で顔は見えないが)
「ああ……な~る。もしかしてお前の方でも似た様なのあったんだな」
そう言った。それで俺はなんとなく察した。
・天龍はこちらの世界で北方棲姫に会ったことがある。
・多分、その北方棲姫も今もどこかで暮らしている。(これに関してはカン)
そこまで考えたところで俺はふとそれまでに尋ねなきゃいけないことがあったのに聞いてなかったことを思い出した。
「あ、ああ…なぁ、なんでお前はそんなに驚かないんだ?さっきだって俺が自分の事言った時驚いてなかったし」
そうなんだよ。なんでか知らないが天龍はさっき俺が異世界人てカミングアウトした時もただ一人落ち着いてたし、仮面ライダーに関して知ってるし俺からしたら謎の存在だった。
そこでこの機会にと聞いてみたんだが帰ってきた答えが
「まぁ、オフレコで頼む。実は俺は精神は艦娘じゃない。人間の男だ」
「はぁ!?」
衝撃的過ぎてダンデライナーの操縦をミスるところだった。って言うかミスった。体勢を崩して二人そろって落下しそうになった。
(うぉお!!やべぇやべぇ!!!!)
慌てて俺がダンデライナーの挙動を安定させてから
「ど、どう言う事だ!?」
と尋ねると、
「さあ?俺も分かんない内に目覚めたら天龍になっててよ。ちなみにこの姿になる前の実年齢は20歳以上30歳以下だ」
更に驚愕のカミングアウトが待っていた。
「そして年上だった!」
まさにそのとおりである。俺、今年で19歳。天龍の中の人、確実に俺より年上。
(やべぇ、これ俺のポリシー的に敬語一択なんだけど………)
「えっと…んじゃあどうして俺に教えたんですか?」
とりあえず、敬語で何で俺にそんなことを教えたのか聞いてみた。
「まぁ、同じリアル的な住民と言う事でな…いやーホントこの姿になってマジで大変だったからな。着替えとか女湯で裸体見ない様に目を瞑って五月雨にだけ話して手伝って貰ったり、吹雪にセクハラされたり…」
「た、大変なんですね(そんな理由で聞きたくもないこと言わないでマジで!!!吹雪にセクハラされるとか
俺が冷や汗をかきながら答えると、
「さてと…色々と逃避な為の雑談はここで終わりにしますか?」
天龍が意味深なことを言った。
「え?逃避って(何に対しての逃避だ?)」
俺が首をかしげていると、天龍はその答えをすぐに教えてくれた。
「そりゃあ…久々に同じリアルとかの奴と出会ってからの深海棲艦とはいえ殺すと言う事への重みかな」
(あ、それ俺もう辛うじて乗り越えましたわ……………死に掛けるのと引き換えに)
俺が天龍のその発言でポカーンとしていると天龍は腰からブレイラウザーを引き抜いてカードトレイを展開した。そしてトレイの中から一枚のラウズカードを引き出して
サンダー!
「おりゃあ!!」
それを
「あ!俺も仕事しなきゃ。」
天龍の言葉でポカーンとしていた俺はそれで飛び散った血を見て正気を取り戻し、本来の目的だった敵の数を減らすための行動を始めた。
戦極ドライバーからイチゴロックシードを取り外し、それを無双セイバーにはめ込む。すると、
イチ…ジュウ…ヒャク…
とカウントとともにエネルギーが無双セイバーの先端に集まって行ったのを確認してから俺はトリガーを引いた。
「はっ!!」
イチゴチャージ!!
その瞬間、多数の深海棲艦がたむろっている戦場へイチゴのように赤い色をしたクナイの形をとるエネルギ-体が大量に降り注いだ。
勿論大量のクナイを無双セイバーの先端から放出させながらダンデライナーを操縦して移動するのも忘れない。
そうして俺は当初の目的だった敵戦力の減少に成功した…………ところで俺は天龍の方を見ると、そこには姫級と鬼級の砲撃にさらされる天龍の変身するブレイドの姿があった。
「天龍!!うお!?」
それを見て反射的に叫んだ瞬間、俺の方にも装甲空母姫の砲撃とヲ級の艦載機が攻撃をしてきた。その不意打ちに近かった攻撃を俺は避けることができずにダンデライナーに攻撃の一部が直撃してその衝撃で俺は体勢を崩してダンデライナーから落っこちてしまった。
落ちる寸前にダンデライナーを
ただでさえ、下からの砲撃に狙われないよう高高度で攻撃をしていたからこのままだと俺は戦乱の渦中に高いところから落ちて落下ダメージを食らうだけではなく、落ちているってことは避けることも叶わないいい的になってしまうということだ。
「(やばい!)」
内心焦った結果、落ちるという最近体験したとはいえ慣れない経験のせいで俺は反射的に目をつむってしまった。
マグネット!
真っ暗に自分でした視界の中でそんな音声が聞こえたと思った瞬間、何かに引き寄せられるかのような力を感じてそのまま俺の体は誰かに受け止められた。
衝撃が自分が思っていたものよりも少なかったことに安堵しながら目を開けると、そこには
「たくっ、やっぱり予想通りじゃねえか」
「!天龍。すいません!」
「さてと…この状況をどうするかだな」
「確かに」
俺は艦娘じゃないから海の上に立てない。だから沈まないためには今のまま天龍に抱えてもらいながら戦わないといけないんだけど、それは天龍に大きな隙を作らせてしまうことになる。それを俺はよしとしなかった。
だが、敵はそんな風に俺たちが作戦を立てるのを待ってはくれない。実際今も装甲空母姫やイ級がこちらに向けて迫ってきている。
この状況を打開する策が立っていないまま迫ってくる敵に対して身構えると、後ろの方から
「まてい!!!」
「全艦隊!うてい!!」
聞き覚えがあるけど
その声の後に後ろの方から砲弾や空爆、そして魚雷…って今足元かすったぞオイ!!
慌てて声がした方を二人そろってみると、
「ふっははははははは!!待たせたな天龍に仮面ライダーに変身する異界の提督よ!!」
本来この世界に居るはずのない
「音呂提督!?」
「赤セイバーだぁぁぁぁぁ!!!!」
この衝撃判るか?だって、赤とか白とかしまいには嫁とかなってるローマの暴君がこの世界にいるとか予想できるか?俺には無理だ。そんなの予想できなかった。
「待たせたな天龍!信濃に第1艦隊、さらに彼らの艦隊も増援で来た!」
そんな風に混乱収まっていない俺を無視して状況は進んで行く。なんか、こちらに来ているボートを含めた艦隊に天龍が近づくと信濃提督がキャラ180度変わった状態で海の上に立っていた。てかナニソレ。ナニソレ……なんじゃそれぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!!!!!!
「(ポカーン)
「…信濃。今は戦艦モードだから鎧武ボーイが誰って感じになってるぜ」
オーバーフローした俺をフォローするかのようにハーケンさんが肩をすくめながらそう言って、
「やる気ださせる為に戦艦にしたが普通に装甲空母が良かったか?」
その横に立っていた白髪の青年が頭を抱えた。
「仕方ありません零児殿、信濃殿は装甲空母の時は演習しかしてないのですから」
それを見てボートを運転していた馬鹿でかい丁髷の青年がそう言った…………てか丁髷?なんで丁髷?
「零児提督まで、ってかいたのか?」
「丁度演習をしに来たらな」
「余も同じだ!話を聞いたからには余達も手伝うぞ!」
混乱が未だに収まらない俺を放置して天龍とやってきた援軍との話は進んでいた……っと、そう言えば援軍出来た人の名前とか全然俺知らねぇよ。
「あなた方は?」
とりあえず、名前を聞くことにした。
「自己紹介がまだだったな。俺は有栖 零児。別の鎮守府の提督だ」
「同じく別の鎮守府の提督を務める帝政 音呂とは余の事だ!嫁は扶桑と山城だ!よろしくな異界の提督よ!」
「ハーケン殿のツァイト・クロコディールの操縦を務めておりますアレディ・ナアシュと言います。ハーケン殿から大体の話は聞いております」
(あ、やっぱ
2番目に紹介した音呂提督の自己紹介のせいで丁髷の人の言っていることが全然頭に入ってこなかったけど一応名前は覚えた。
自己紹介の後に、音呂提督は零次提督に怒られていた。まぁ、当然だとは思ったが…と、一人考えていたら
「お兄ちゃん!」
玲奈が音呂提督の背後からひょこっと顔を出した。……貞操大丈夫かな…?
「玲奈!お前も来てたのか!(貞操的な意味で大丈夫なのか!?)」
俺がこの海域に来ていた玲奈に声をかけると
「お兄さんがいない事で心配してたぞ」
「シスターは大事にした方が良いぜミスター鎧武」
そんな風に年長者二人に怒られた。そんな風に喋っていると、
「忌々シイ艦娘ニ人間共メ!」
「……やはり違うか」
「おおっと今回も外れとはなかなか出くわさないな」
戦艦棲姫が憎々しげにこちらに叫んできて、ハーケンさんと零次提督が謎の会話を繰り広げた。
「?どういう意味ですか?」
それで疑問に思ったから尋ねてみると
「なあに、昔の育て親を探しているのさ」
「え?戦艦棲姫が育ての親!?」
さっきの天龍の発言で驚いたのと別ベクトルで驚きの答えが返ってきた。
「小さい時に親父の船に乗っていた時に別の深海棲艦に襲撃された事で海に放り投げだされた後にとある無人島で怪我を負っていた俺をとある戦艦棲姫が助けてそのまま育てられただけだ…それに俺を育てたのは白い髪に右側の角が折れた個体だ」
…………そんな個体いるのか?てか、見たことないな……
そんな風に記憶の中を穿り返してさっき聞いた情報に心当たりはないか考えていると、
「さて、それよりも行くぞハーケン」
「OK、ミスターアリス。さっき貰ったのを試すとしますか」
俺からしたら
「なっ!?それって!?」
それは
「それ!?(俺のじゃね!?)」
「ん?ああ、これは妖精さんが作ったのだ」
「なんか天龍のブレイバックルを見て即発されたんだってな」
そう言いながら零次提督は腰にディケイドライバーを装着してこれまた見覚えがあり過ぎるカードを装填し、ハーケンさんはディエンドライバーにあるライダーカードを装填した。
カメンライド!
「「変身!」」
ディケイド!!
ディ・エンド!!
エフェクトが発生して各々半透明の板が突き刺さったのちに二人の姿はディケイドとディエンドに変わっていた………と思ったら二人そろって水上に飛び出して艦娘のように水面に立っていた。
(は?変身したら浮けるの!?俺浮けないよ!?)
俺が一人その光景に戦慄していると、音呂提督が
「ほれ!お前もこれを付けろ!付ければ水の上を浮けるぞ!」
そう言ってブーツみたいなものを投げ渡してきた。
「あ、はい!」
とりあえず俺はそれを指示通り足に付けて、その後に恐る恐る海面に足をつけてみると一瞬沈みはしたが、すぐに艦娘のように海面に立つことができた。
(おぉーーー!!!)
と、一人内心感動しているとハーケンさんが変身したディエンドにこっちに来いとモーションで示されたから俺は近づいた。
すると、変身を解除した天龍が信濃提督の艦隊に合流したあたりで
「全艦隊に告げる!目の前の深海棲艦の艦隊を迎撃せよ!」
音呂提督がそう言った。
「乗り遅れるなよお前等!さあ、ショウ・ダウンだ!」
「行くぞ!切り開く!」
「艦隊、戦闘開始せよ!」
他のメンバーも見方を鼓舞している。だったら俺も!!!
「ようし!ここから俺達と艦娘のステージだ!」
こういうしかないだろ!!!!
そう勢いづきはしたが、俺は他のみんなと違って海面に浮かぶという経験が全くない。そんなのだから……
「恥ずかしい恥ずかしい……」
「ほら、そんなこと言わないの!3時の方向に敵来てるよ!」
「泣きたい…(パシューン!)」
先行して突っ込もうとし、顔面から豪快に転んだ。それで恥ずかしさのあまり、まともに戦闘ができなくなってしまったので玲奈が
ただ、それだとイチゴアームズは混戦に不向きだから玲奈が自身の判断で勝手に両手で顔を隠している俺の戦極ドライバーからイチゴのロックシードを外し、ホルダーに引っ付いていたブドウのロックシードを開錠した。
<ブドウ!>
「ほらお兄ちゃん。アームズ変えるよ!」
「もうどうにでもなれ………」
<Lock On! ソイヤ!!!ブドウアームズ!!龍・砲・ハッハッハ!!>
そうすると、武装がブドウアームズ専用武器のブドウ龍砲に変わるので砲撃戦ができるようになる。それで玲奈は俺を引っ張りながら戦場の外周を回り、そこからアウトレンジで戦闘をすることにしたのだった。
そんなグダグダな精神状態でも俺の
さっき俺たちが集まって戦闘を開始してから数分が経っている間に全員が手に入れた戦果
俺→空母ヲ級と装甲空母姫を撃破。ブドウスパーキングをノールックで放ったら装甲空母姫の方へと向かった。それに気付いた装甲空母姫が近くにいたヲ級2体を盾にして自分の身を守ろうとしたけれども威力が強すぎて三人まとめて蒸発。
音呂提督→自分の艦隊を指揮して現在進行形で軽巡棲姫(通商わるつうさん)と戦闘中。わるつうさんは中破状態。しかし、扶桑も中破で音呂提督の精神がヤバイ。
信濃提督→空母水鬼相手に奮闘中。今のところは被害艦無し。取り巻きは全員撃破済み
ハーケンさん→港湾水鬼が率いる艦隊相手に無双中。今の所ハーケンさんが優勢
零次提督→戦艦棲姫が率いる艦隊を一瞬で撃破。残りは戦艦棲姫(小破)のみ
………俺一番活躍してなくね?
「俺一番活躍してねぇ!!!」
「わ!?急にお兄ちゃんが復活した!!!」
「あ、悪い。」
俺が急に顔をあげて叫んだことで玲奈を驚かせてしまった。
「もう…いつものお兄ちゃんに戻って良かった。そう言えば昨日お兄ちゃんがいないときにこれを妖精さんに渡されたんだけど…………どこにやったけな……?」
「ん~。服装変わってるから無いとさすがに思うぞ。」
「え~、だってキャミソ-ルに入れてたスマホは入ってたんだもん。だから同じポケットに入れてたあれも入ってると思うんだけど……あった!!」
そう言って玲奈が上に掲げたのは
「は?ちょっと待ってそれ……」
俺が驚くのも無理はないだろう。俺は正直次に妖精さんが持ってくるならエナジーロックシードだと思っていた。しかし、玲奈が上に掲げているその
「カチドキじゃねぇか!!!!」
カチドキロックシードだった。てか、エナジーちゃうんかい!!!
「とにかく、ありがとな。」
俺は玲奈からカチドキロックシードを受け取りながらそう言うと、玲奈は顔を真っ赤にしながら
「いいわよ…だからたまには私にもかまってよね!!」
最近ほっぽちゃんにばかりかまっていたせいで不服だったらしい。
「わかったわかった。」
俺はそう言いながらブドウロックシードを外してカチドキロックシードを開錠しようとした。
その瞬間、俺にも予想してなかったエネルギーの奔流が俺を中心に発生した。
「!!あれは!?」
「あそこにいるのは鎧武ボーイ!?」
「一体何してるんだ!?」
「扶桑!一回引け!!余が相手をしてやろう!!」
一人だけこちらを見ていなかったが、その時その場にいた全提督の視線が俺の方に集まった。……が、俺にそんなことを気にしている余裕はなかった。
「うぐっぉっぉぉぉおぉぉぉお!!!!」
何か、開錠しようとした瞬間得体のしれないエネルギーがこのロックシードめがけて流れ込み始めたせいでその重さが尋常じゃないものになっていた。
「うぉぉおぉぉぉぉぉぉ!!!!!変身!!!」
その尋常じゃない重さに耐えながら俺はプルプル震える右手の指先で頑張って開錠ボタンを引っ張った。
<カチドキ!!>
開錠した瞬間、エネルギーは一気にロックシード内に収縮し重さは普通のものになった。なんでそうなったのかを気にする暇もなく俺はそれをドライバーにはめた。
<Lock! On!>
ほら貝の音が戦場に鳴り渡る。俺は鎧武の素体の状態で右手を顔の前を回すように背中側へと動かしそれに合わせて左手を手の甲を前に向けるように顔の前へと動かした。
そして顔の前に置いていた左手で叩きつけるように俺はカッティングブレードを下に倒してカチドキロックシードを半分に割り裂いた。
<カチドキアームズ! いざ出陣!エイエイオー!>
そんな音声とともに頭上から大きな鎧が降りてくる。それをかぶった後、俺の姿は重厚な鎧に身を包み、そして鎧武の持つアームズの中で圧倒的な火力をもつカチドキアームズへと変身していた。
「……お兄ちゃん?」
「…………」
無言で立ち尽くす鎧武カチドキアームズを心配するかのように近づいてくる玲奈。そんな玲奈が鎧武カチドキアームズに触れるか触れないかのところでそれは動き出した。
「……‥砲撃用意……」
その言葉とともにどこからか火縄大燈DJ銃が現れ、その銃口は空母水鬼の方へと向いていた。
「お兄ちゃん!?」
その射線上に玲奈がいるにもかかわらずそれは異常に圧縮されたエネルギー弾を空母水鬼に向けて放ったのだった……。
「………」
「!!!髪が焦げた…でも、体は大丈夫………。お兄ちゃんどうしちゃったの!!ねぇ!!!」
玲奈のその問いに対する答えはない。理由は簡単だ。なぜなら隼人はその時
なら、なぜカチドキアームズが戦っているのかと言う答えも単純だった。それは
「「「「憎い!!!憎い!!!!!憎い!!!!!深海棲艦が憎い!!!!!今生きている奴らが憎い!!!!!!!!」」」」
憎悪を込めてそうつぶやく鎧武カチドキアームズ。なぜ隼人が気絶しているのに声が出せるのだろうか。その問いに対する答えも簡単だった。
カチドキアームズに変身する前にカチドキロックシードに流れ込んでいたエネルギー。その中にはこの海域で深海棲艦の手によって殺された人たちの怨念が大量に含まれていた。
それに中てられて隼人は変身直後に気を失ってしまったのである。そして気を失った隼人の体の制御を怨念たちは乗っ取り、そして暴れ出したのだ。
こうして戦場は三つ巴のバトルロワイヤルへと発展していった………
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