リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;)  IFルート   作:先詠む人

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どうも!( ・∇・)

お待たせしました先詠む人です。

TOEICを受けるために一時的に執筆をお休みしてましたが…………………………新型難しすぎんだろぉぉぉぉぉぉ‼(#`皿´)

一応、新型に対応したと名乗っている参考書をやり込んでから受験しましたが、死にました。
自分が買った参考書に書いてない問題や、その参考書に載っていた攻略法がまるで役に立たず( ;∀;)

今月末もあんな感じに姿を消すと思いますが、受験後は書き始めますんで宜しくお願いします。


巻の14 修行する男

『『起きて…』』

 

 聞き覚えがあるようでない声に導かれて俺は目を開く。

 

 前後左右真っ暗で何もない空間の中、気付けばただ一人そんな空間に浮いていた。

 

「ここ……どこだ……?」

 

 そう一人つぶやいて呆然としていると、

 

『ここはお兄さんのいるべき場所じゃない…だからお兄さんがこっちに来ちゃダメ…』

 

 後ろの方からそんな声が聞こえた。

 

「誰だ…?」

 

 声の主を探りたいという俺の思いとは裏腹に体は全く動いてくれない。

 

 頑張って首をひねり、声の主を見ようとした俺の顔に()()?の長い髪をたなびかせた少女がキスをした。

 

『またね』

 

 顔を俺から離して、そう彼女が告げた瞬間俺の視界は光に包まれて何も見えなくなった。

 

「!!」

 

 目を開けると今度はまぶしい光が俺の目を突き刺した。

 

「今のって一体……?」

 

 さっき見た夢?のことを思いながらそう呆然としていると、

 

「キャーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

「ッ!!玲奈!?」

 

 記憶の中より少しだけ高い玲奈の悲鳴が聞こえた。

 

 玲奈のもとに駆け付けようと少しだけ痛む体を無理に動かして部屋から出ようとしたが、なぜか入口に鍵がかかっていて開かなかった。

 

「チッ!」

 

 仕方がないから窓を開けて外からさっきの声が聞こえた部屋へ行こうと俺は窓を乗り越えた。

 

 窓際をなぞりながら少し歩いていくと大きな声が未だに漏れている部屋が俺がさっきまでいた部屋のすぐ近くにあった。

 

 ここか?と思って窓の外から中を覗いてみると、その中には

 

 玲奈っぽい感じがする見たことない女性の後ろ姿と痙攣している吹雪の姿があった。だけど、吹雪の手が何かをもむかのようにひくひくと痙攣しているのを見て俺はなんとなく悟った。

 

(あ、こいつだな。玲奈を泣かせたのは…)

 

 と。いろいろと過程をすっ飛ばしたのは後々考えたら実際そうだと思ったけど、その時の俺はそのまま窓を開いて中へと入ろうとした……が

 

 ドスン

 

 と、言う音とともに頭から床に落ちてしまった。だけど、そのまま手を伸ばして未だに痙攣している吹雪の顔へと手を伸ばす。

 

 そして

 

(玲奈)を泣かせたのはお前かぁーーーーー!!!!!」

 

 その言葉とともに全力で頭を握りしめた。だけど、次の瞬間

 

「お兄ちゃん!!」

 

 の言葉とともにさっきはこっちに後ろを向けていた女性が俺のことをそう呼びながら飛びついて来た。

 

 いきなりすぎたその衝撃に俺は耐えきれなくて

 

「ガハッ!!!」

 

「お兄ちゃん!?」

 

 その女性に押しつぶされてしまった。

 

 すると、何を思ったのかその女性は

 

「お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!」

 

 そう言いながら俺の鳩尾のあたりを頭でぐりぐりし始めた。

 

 ヤバイ…息できない………死ぬ……………。

 

 そうして俺の意識は再び途切れた。

 

 

 

 目を開けると、自分の部屋のものじゃない天井だった。

 

「知らない天井だ……。」

 

「いや、知ってるだろ。」

 

 内心、鎮守府の天井とわかっていたうえでネタに走ったのにすぐ近くで俺が起きるのを待っていた天龍に突っ込まれてしまった。

 

「ま、ネタに走るのここまでとして、未だに俺に抱き着いていて今度は頬ずりを始めたこの女性は誰ですか?」

 

 誰も聞いてないと思ってしたネタだったせいで恥ずかしいと思いながら俺は未だに俺にしがみついている女性について尋ねてみた。

 

()()()()だ。」

 

「………One more please.」

 

 天龍の口から出た言葉が信じられなくて俺はなぜか英語で尋ね返していた。

 

「何で英語?だから、お前の妹の玲奈だよ。」

 

「……‥ハァ!?」

 

 だけど、その内容が変わることは無かった。

 

「お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!」

 

「もしそうだとしてもなしてでっかく!?」

 

 いきなりすぎる事実に混乱したせいで敬語をつけるのも忘れて俺は聞いてしまった。

 

「あ~っと、それは俺のせいだ。これ知ってるか?」

 

「Dアーク?まぁ、知ってますけどそれが?」

 

「これとブルーカードのせいなんだ。」

 

 Dアークとブルーカード………………要は進化したってことか?

 

「今の玲奈の姿は戦艦巫姫と一応分類してる。」

 

「は…はぁ。」

 

「とにかく、飯食いに行こうぜ。お前も昨日から何も食ってないだろ?」

 

 そう天龍さんが言った途端に俺の腹が

 

 グー

 

 と、間抜けな音を立てた。

 

「ありゃりゃ…。お相伴にあずかります。」

 

 そう言って俺を飯に誘って立ち上がった天龍さんの後ろを玲奈にすりすりされながら食堂へと歩き出した。

 

 

 

 ……食堂のごはんは正直に言って少し物足りなかったのを簡単に言っておく。

 

 それと、天龍さんに食堂でご飯を食べているときにに見せてもらった俺の記憶が跳んでる間の映像はひどいものだった。いくら操られていたからってあれが俺だとは認めたくなかった……。

 

 

 飯を食べさせてもらった後、俺はハーケンさんと音呂提督、そして零児提督と話していた。

 

「まぁ、ハヤト、愛は色々とあるが家族は大事だぜ」

 

「うむ、その愛がなんだろうと行き過ぎなければ良いのだ」

 

「ちょっとお2人さん!何言ってるの!?」

 

「お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!」

 

「その未だにスリスリしている妹の事だろう」

 

「た、大変ですね;」

 

「止めて!現実逃避していたのに直面させるのは止めて!!」

 

 内容はアレだったが……………。

 

 最後の言葉に手のひらで顔をうずめたくなった俺に

 

「んでこれからどうするんだ?確か帰る目処がないんだったな」

 

 零児提督が聞いて来た。

 

「あ、はい…ホントそこが…(家の鎮守府にたどり着ければなんとかなるかもしれないけど今がいつなんだか…)」

 

 不安を覚えながら聞いて来た内容に答えると、

 

「まぁ、しばらくは信濃の所で厄介になっとけば良いんじゃないか?俺も帰れるまで気になるからしばらく此処にいるしな」

 

 ハーケンさんは俺にそう提案してきた。

 

「え、それは迷惑じゃあ」

 

 と、俺が正直な気持ちを告げると

 

「大丈夫ですよ。それに賑やかなのは嫌いじゃないですし」

 

「まぁ、ブラコンに頑張れ」

 

 要らないことがついてきてはいたけど、好意的に受け入れられていた。

 

「ちょっと!?いや、まぁ、それは助かりますけど…」

 

 その申し出は確かに助かる。

 

 大本営の方に接触できれば呉サーバーに所属している家の鎮守府を見つけるのは簡単になるに違いない。とはいえ、今回は前に一人だけ飛ばされたときと違って玲奈も一緒だったというのがネックだった。

 

 もし、深海棲艦である玲奈を連れて俺が大本営にたどり着いたらどうなるのか…予想は簡単にできそうだけどそれを俺はしたくなかった。

 

 だから俺は玲奈についてどうするかを決めきるまではここに滞在させてもらうことにした時だった。

 

「邪魔するぞ」

 

「グッモーニングだな諸君」

 

 そう言って二人の男が部屋に入ってきた。

 

 ……音呂提督がいた時点でなんとなく悟ってはいたけど二人の内の片方に俺はものすごく既視感があった。というか、第2章の攻略中に散々見た顔だった。

 

「おお!叔父ではないか!」

 

「オヤジ!?どうしてここに!?」

 

「誰?(もう1人は分かるけど)」

 

「音呂の叔父の帝政 刈牛羅元師とハーケンの父のジョーン・モーゼス中将だ」

 

 俺がカリギュラっぽい人ではない方のことを思って尋ねると零児提督がそう教えてくれた………ってアレ?

 

「はぁ!?元帥ってあの元帥ですか!?」

 

「ああ、お前が考えてるのと同じ元帥だ」

 

「オーライ、ブラコン好かれボーイ、照れるじゃないか」

 

「オヤジは中将だろ」

 

(いやいや、待て待て!!今さっき()()って言ってたけど俺と会ったあの人じゃねぇ!?)

 

 俺が一人困惑していると

 

「ってか何で2人とも来たんだ?」

 

「そりゃあ霧島から報告が来てな。異世界から来た提督と言うのに興味があってな」

 

「我もジョーンから聞いて来たのだ」

 

 話が俺を放置して進んでいた。

 

「OK、ファーザー、本題を頼む。それだけで来た訳じゃないだろ」

 

「…オーライ、マイサン。その前にハーケンの榛名、オレの右に、ビスマルクは左に」

 

「はい」

 

「また?」

 

(……あ、やべ。鼻の奥が熱く……。)

 

 ジョーン中将が俺を置いてけぼりにして話していたうえに胸が大きい艦娘たちを自分の横に並ばせたのを見た瞬間、揺れるものを見て鉄っぽい臭いに俺は包まれた。

 

「さて、本題だが」

 

「またかオヤジ」

 

「お、おう…」

 

「(むう)」

 

 次の瞬間、頬を大きく膨らませた玲奈に思いっきり脛を抓られることになったが。

 

「痛てぇ!?」

 

 脛を抓られた痛みからつい叫んでしまった俺を無視して

 

「まずここに来たのは…ハーケン・ブロウニング中佐、岡本隼人提督ならび岡本玲奈の保護の為2人がいる間ラバウル鎮守府に着任して信濃中堅少佐と共に護衛せよ」

 

「OK、モーゼス中将。その任務は承った」

 

 なんかまた話が進んでた。

 

「そして有栖 零児中佐、帝政 音呂中佐は情報を漏らさない様にし、なおかつこれからもブラック鎮守府の摘発を頑張ってもらう」

 

「了解」

 

「心得た!」

 

 しかも、ブラ鎮という聞き覚えがある危険なワードまで聞こえた。

 

「え?2人ともそう言うのをやってたのか!?」

 

「ああ」

 

「うむ、艦娘を艦娘として見ない奴らを野放しにはせん!」

 

「そうなんですか」

 

 ブラ鎮という言葉から俺はあの子(春雨ちゃん)のことをまた思い出していた。

 

「ただな、余達も人の子。完璧ではない所もあるからな」

 

「確かにな、だが、元帥や中将は結構ぶっ飛んでるから色々とはしょっている分、早かったりするがその際の書類とかがな…」

 

「オヤジの所の海軍部下が徹夜ですって愚痴って来るしな。よ~く今の地位に普通でいられるのはこれまでの功績もあってだろうがホントにこの元帥とオヤジは…」

 

「そんなの待っている暇がないだろ?」

 

「その通りだ。元帥として我々と共に戦ってくれている者達に敬意を払わない者に提督を、そして海軍を名乗る資格はない」

 

 っと!ぼーっとしてたらまた話が進んでる。

 

 そう思った俺の耳に飛び込んできたのは

 

「しっかし、ほっぽの時と同じ様に進化したままって…やっぱ勝手が違うのか?」

 

 Dアークを持ってそう言う天龍さんの声だった。

 

「え?そっちの北方棲姫も玲奈の様な状況になったのか?」

 

「ああ、ほっぽの場合は港湾棲姫になったけどな、玲奈の様にじゃなかったぜ」

 

 俺たちは事実のすり合わせを行った。

 

 その結果、わかったのは北方棲姫は港湾棲姫に進化してたが、姿が戻らなかったということだった。

 

 それについて俺が自分の中で噛み砕いて納得していると

 

「お、妖精さん。そっちはあれの調査はどうだ?」

 

「はい、せんごくどらいばーはしらべちゅう。そんしょうというそんしょうはないけどふぐあいとかふちょうがないかでまだまだかかります」

 

 天龍さんが妖精さんにそうたずねていた。

 

「調べてくれてるのか…ありがとうな」

 

 それを聞いて正直な感謝の気持ちを伝えると、

 

「いえいえ、あ、それとなくなったやつのかわりをわたしておくです~」

 

 そう言って妖精さんはカチドキロックシードを渡してきた。それを見たとたん、あのことを思い出して顔が歪むのが自分でもわかった。

 

「あ、ああ…ありがとう…」

 

 一応、感謝の言葉とともにそのカチドキロックシードを受け取っていると

 

「隼人殿、起きられたのですね」

 

 丁髷(アレディ)さんが俺に話しかけてきた。

 

「あ、アレディさん。ありがとうございます。あなたも俺を助けてくれたそうで」

 

 クウガに変身して俺を助けてくれたみたいなので俺は頭を下げて感謝の意志を告げた。

 

「いえ、それで隼人殿。あなたに提案があります」

 

 すると、アレディさんは俺に

 

「ええ、私とライダーの力に関する修練をしませんか?」

 

 そう提案してきた。

 

 修練…修行…あの時の俺………鍛えねぇと。

 

 俺は鍛えなきゃなんないと思ったのとあることを連想してすぐにお願いしますと頭を下げて告げた。

 

 

 

 

 

「では双方!ド準備は良いかしら?」

 

「はい」

 

「俺も大丈夫…ってかこれ有無も言わさず着せられたけどこれは?」

 

 数分後、俺は鎮守府内の広い場所で妖精さんから変なスーツとかを押し付けられ、それに着替えた状態でビスマルクとアレディさんとともにいた。

 

 何か渡されたのはダイバースーツの様なのとフルフェイスなマスクだった。

 

「妖精さんが作った対深海棲艦用の特製防弾+衝撃吸収スーツ一式です」

 

「いや、別にライダーに変身するのなら必要ないんじゃ…」

 

「甘いぞ隼人提督。例えライダーに変身していても衝撃などが通り越して中に来たら外は無事でも装着者に影響があっては意味がない。必要なのは勝つ事以外に生き残る事を重心的にせねばならん」

 

「まぁ、元帥の言う通りだ。たとえプロでも艦娘だろうと直撃を受けちまったらその場で御終いだ。年長者の意見としてはライダーであろうと変身する前の防具にも注意しとけって事だ」

 

(いや、スーツはそうだとしてもフルフェイスのヘルメットとか逆に視界が狭まっていらなくね?)

 

 他の人達に自分が思ったことを言ってみると、めちゃくちゃ怒られた。……でもさ

 

「え?けどハーケンさんと零児さんは?」

 

 二人ともあの時こんなの着てたり付けたりしてなかったよね。そう思ってついつい聞いてしまったら

 

「当たらない様に動くだけさ」

 

「頭はともかく、ちゃんと服の下に特製防弾+衝撃吸収スーツを着ている。生身のままで動くわけないだろ。後ハーケンもカッコつけるな。お前も着てるだろ。」

 

(あ、服の下に着てたのか。)

 

 そんな答えが返ってきた。というかハーケンさん。ホントにそれができるならもう人間業じゃなくないですか?

 

「男はカッコつけたくなるからな」

 

「カッコよさより守りだ」

 

「(ああ、ハーケンさんって中将の影響受けまくってるんだな…なんで元帥は普通なのに姪は俺の知る性格なんだろうな…)」

 

 ハーケンさんの言動と中将さんの言っていることがあまりにもロマンを追い求めすぎていて、俺はネロー!!って叫ばない(普通すぎる)カリギュラさんと見比べながらつくづくそう思った…。

 

(そう言えば、アレディさんは?)

 

 ふと、疑問に思ってアレディさんにも聞いてみることにした。

 

「ちなみにアレディさんは?」

 

「避けたり腕に霊力を纏い、弾く。それだけです」

 

「アレディさん。それ私たちでも無理なんだけど;」

 

 真顔ですごいことを言ったアレディさんに対して玲奈が突っ込んでたけど艦娘にできないことは一般人(パンピー)の俺ができるわけないがな………。

 

「は、はぁ…まぁ、行きますね」

 

 内心すでにグロッキー状態の中、俺はディケイドライバーを腰に巻き付けた。

 

 アレディさんも俺と同様に腰にアークルを装着している。

 

「本当にアークルを装着してるんですね」

 

「我が部族に伝わる霊石が遠いこの地でまさかああいう形で伝わっていたのには私や師も驚いています」

 

 映像で見ていたとはいえ正直な感想を俺が言うと、アレディさんはそう返してきた。

 

「私の部族でのクウガは空より来る牙と書いて空牙と呼ばれ、はるか昔に我が部族の土地に落ちて発見された霊石が装着者を選び、憎しみや悪意のある魂を浄化する力を授けます。無論、変身する者も恥じぬ様に己を磨いて行くのです」

 

「な、成程…(そうなるとこの世界だとアレディさんの所のを元に仮面ライダークウガは生まれたって事か?)」

 

 思ってたよりすごい話を聞いて驚いたが、その話を聞いて俺はそんな仮説を建てていた。

 

 というか、それよりも今は修行だな。と俺は思考を切り替えるとディケイドのカードを自分の前に構えた。アレディさんも同様に変身ポーズをとっている。

 

「「変身!」」

 

<KAMENRIDE DE・DE・DE・DECADE!!!>

 

 そして、俺たちは同時に変身した。

 

「それじゃあお願いしますアレディさん!」

 

「はい!こちらこそ、理を轟き破壊する者との闘い、糧にさせて貰います!」

 

 変身後、俺とアレディさんはそう叫ぶと同時に駆け出してお互いの拳を衝突させた。

 

 

 

「ウラァッ!!」

 

 俺がケンカの時に多用していた上段回し蹴りを放つと、アレディさんはそれをかわしながら

 

「ハーーーートゥ!!」

 

 残像が見えるほどの速度で何十発のパンチを放ってきた。

 

「シッ!」

 

 それを数発貰いながらも後ろへとバク転しながら下がって避け、俺は上の方へと飛び上がって高所からのとび蹴りの体勢に入った。

 

「甘い!!」

 

 それを見てアレディさんはそう言いながら構えて

 

「覇王空円脚!!」

 

 と、言いながら空中蹴りのコンボを放ってきた。

 

「まずい!!」

 

 空中でうまく体勢を変えられない俺はこのままだと全部の攻撃を受け続ける良い的になる。そう悟った俺はあるカードをドライバーに投げ込んだ。

 

<ATACK RIDE BLADE METAL>

 

 体を鋼のごとく(物理的)固くすることで落下速度を速めて地面に素早くつけるようにする上に、攻撃のダメージを減らそうと考えた末の行動だった。

 

 だが、それすらもアレディさんの前では意味が無かった。

 

「機神乱獣撃!!」

 

「ガハッ!!」

 

 体をメタル化させることでダメージを軽減できると読んだ俺だったがアレディさんの攻撃はなんとその防御を貫いてきた。

 アレディさんが腕を振るうたびに炎のオーラでできた塊が俺を打ち貫く。そしてそれが何発も続いたのちに、勢いよく突き出した手から直線的に放たれたオーラによって俺は吹き飛ばされた。

 

「クソッ!だったらいきなりだけど決めてやる!!」

 

<FINAL ATACK RIDE DE・DE・DE・DECADE!!>

 

 これ以上は体が持たない。そう思った俺はファイナルアタックライドのカードをドライバーに読み込ませて黄色いバーコードを前面に浮かばせながら中腰になるよう構えた。

 

「さすがに早すぎやしませんか?」

 

 そう言いながら俺の様子を見てアレディさんも何かに気づいたらしく両手に炎でできたエネルギーを浮かばせながらその手を回した。

 

 それを見て嫌な予感を感じながらも俺は飛び上がった。

 

 すると、アレディさんの手に貯められていたエネルギーがかめは◯破のように俺の方へと飛ばされてきて俺はそれにまっすぐ突っ込んだ。

 

 炎の壁となったそのエネルギーを越えてアレディさんの元へ必殺のキックを放とうとするも、その瞬間勢いよく俺のいる空中のさらに上へと飛び上がってきたアレディさんに下に叩き落され、そのまま地面に着くことさえも叶わない連続ラッシュを食らった。

 

 しかもラッシュの最後に上空へと打ち上げられ、その状態で

 

「真覇朧撃烈破!!」

 

 おそらくアレディさんの必殺技である打ち上げ型のとび蹴りを食らって俺の中に封印エネルギーが流れ込んだ。

 

「ヤバッ!!」

 

 打ち上げられて空中浮遊してるさ中、蹴りが当たったあたりに浮かび上がったクウガの紋章を見て俺は焦った。このままだと爆死すると思ったからだった。

 

 必死に助かる道を探す中、ふとあるシーンを思い出した。

 

 それは仮面ライダークウガのワンシーン。

 

 必殺技を食らったがその時に流し込まれた封印エネルギーを気合で消してやられなかった奴がいた。それを俺も再現できるんじゃないか…と思った。

 

(バクチになるが何もしないよりマシだ!!)

 

 俺は体の中の丹田を意識して力を紋章が出ているあたりに集めるイメージを強く持った。

 

 ドクン

 

 すると鼓動の音とともに、体中から紫色の炎が吹き出し、紋章は掻き消え、次の瞬間俺の体は爆発したわけではないのに炎に包まれた。

 

「はぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!」

 

 自らの中の力(チャクラ)を全力で引き出すために、そして折れそうになる自分自身に活を入れるために俺は叫びながら地面へと落下していった。

 

「これは!?」

 

 俺を上に飛ばすかのように蹴り飛ばしていたため、先に地面に着地していたアレディさんが人が紫色の炎に包まれているという異様な光景に気付いたがその時既に俺の姿は大きく変わっていた。

 

 体の色はマゼンダピンクからつややかな紫色へと変わり、そして頭には二本の角が生えていた。

 

 その姿はまるで日本の神話に伝わる鬼そのものに近く、そして未だに体中から吹き出ている炎はその不気味さを際立てていた。

 

 しかし、それは隼人が変身したディケイドも腰に付けていたディケイドライバーを腰に付けていた。

 

「あれは!!」

 

 と、天龍は驚き

 

「お兄ちゃん!?お兄ちゃん!!!」

 

「危ないから離れなさい!!あ~もう!何で戦艦の子ってこんなに馬力がド強いのかしら!!!」

 

 玲奈は兄が燃えているという異常な事態に対してパニックを起こしそうになってビスマルクに抑え込まれていた。

 

「ほぅ…。これは!」

 

 そして離れた場所から紫色の炎に包まれた隼人がゆっくり着地するのを見てアレディはそうつぶやいた。

 

「ハァ!!!」

 

 周囲から聞こえる声を無視して俺は体中にまとわりつく炎を勢い良く振り払い、そして

 

「ここからは第2ラウンドだ!!」

 

 専用武器である阿形と吽形と呼ばれる口を開いた鬼と口を閉じた鬼を模した赤い石が先端についているバチ(音撃棒烈火)の吽形の方の先をアレディさんへと向けて叫んだ。

 




感想、評価をもらえると先詠む人は嬉しいですが、ただの作者アンチに対してはマジでキレてます。
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