リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;)  IFルート   作:先詠む人

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久々だけど異様に短い。
ごめんな。思いつかんかってん。


俺の道

「妖精さんの能力ってやっぱりいろいろとおかしいだろ……」

 

 割り当てられた自室にあるベッドでくつろぎながらそうこぼす。

 

 昨日聞いたいろいろなもの。それらすべては男の子のロマンとでも言えるのだろう物ばかり。ぶっちゃけ見たいとものすごく思う。

 

「だけどなぁ……」

 

 そう、だけどなのだ。俺は本来この世界からしたら異物。いてはならないと言っても過言じゃない。

 玲奈とかは多分元々がこちら側から来ていたのだから大丈夫と思う。

 俺がいつまでこの世界に居られるのか、そしてなんでこの世界にいきなり呼ばれたのか。それをまず探さないと色んな意味でマズいよな…」

 

「お兄ちゃん思考がダダ漏れだよ?」

 

「え、マジで?」

 

「うん。」

 

 いつの間にか入ってきていたのか玲奈が俺の顔のすぐそばでそう言って笑った。

 

「天龍さんが『元帥連絡が入ったから来い』って。」

 

「了解っと。」

 

 ベッドに一旦体を沈めてから反動を使って跳ね起きる。

 

「そんじゃ行こうか。」

 

「うん!!」

 

 俺は玲奈と二人手をつないで自室を出た。向かうは天龍さんがいるであろう食堂だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見つかったんですか?」

 

「あぁ。お前の鎮守府が見つかったってさっき刈牛羅元帥さんから連絡が回ってきた。」

 

「やったね!!」

 

 天龍さんが言った言葉に俺は驚き、玲奈はその場で飛び跳ねて喜びを全身で示した。

 

「それでいつ出発になるんですか?」

 

 俺がそう尋ねると、天龍さんは

 

「明日ぐらいに迎えに来るらしい。だけど、最近通る予定海路近辺の海域の深海棲艦の活性化も報告されているから数日はずれるのを見越した方が良いかもしれないってさ。」

 

 と、両の手を胸の前で組みながらそう言った。

 

「なるほど……」

 

 そう呟きながら俺は自分の左頬を掻いた。

 

「さ、飯にしようぜ。そろそろ昼時だしな。」

 

 そう言って天龍さんは食堂の受け取り口の方へと足を向ける。その一方で俺はその場に立ったまま考え事をしていた。

 

(貰ってばかりではいさよならだと俺も気まずいし何か返せることないかな……)

 

 そんな天龍さんが聞いたら『気にしすぎだ!』って笑い飛ばしそうなことを。

 

「お兄ちゃん?」

 

 そんな俺の様子を玲奈は不思議そうな様子で見ながら袖をつまんでいた。

 

 

 

 

 

 

 走る。走る。落ちる。はい出る。走る。すっ転ぶ。立つ。どこぞの変態にボディーブローを入れてからそのまま白い大きな虎が必殺技の時にやっていたように顔面を掴んで引きずり回す。

 

 うんうんと唸りながらただひたすらに返せるものがないか考え続けていてもらちが明かなかったので俺は鎮守府周りを走っていた。

 途中、誰かがいつの間にか作っていた落とし穴に落ちて、はい出れたと思ったらそのまま足がもつれて顔面からすっ転んだ。

 

 痛ぇと漏らしながら立ちあがると、変態行為に及ぼうとして妹を困らせている改造巫女服を着た変態が見えたので

 

「FINAL VENT」

 

 そう呟いて一気に右側から距離を詰めるのと同時に右手を振り抜く。

 その右手は的確に右のわき腹へと入り、変態次女はくの字になりながら宙へと浮いた。その顔面をくの字で宙に浮いている状態から一気に地面にたたきつけるように掴んで引っ張り、そのまま走り去る。

 

「ひぇーーーーー!!!」

 

 右手の方から悲鳴が聞こえるが自らの業が引き起こした悲劇だ。諦めろ。

 

 その状態を保ったまま港の方まで走り抜けるのと同時に俺は勢いよく腕を振り抜く。するとアンダースローで投げつけられたボールのように比叡は空を舞って海へと放物線を描いて落下した。

 

 バシャーン!!と、水音が鳴り響き、大きな水柱が立つ。

 

「悪は去った……」

 

 そう告げてから俺は後ろから聞こえる悲鳴を無視して本館へと戻った。

 

 

 




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