リアルでもダメになりたくないなぁ……( ̄▽ ̄;)  IFルート   作:先詠む人

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サブタイトルで今回出てくる物がわかる人はわかるかもしれませんが、今回はまだ変身しません。

それと言い忘れていたのでここで報告しますが、この作品で隼人が変身するのは

平成2期(オーズ、ウィザード、ゴーストを除く)と今回触りが出てくる奴だけです。

オーズはコアメダルを妖精さんクオリティでも製作は無理と判断したからで、ウィザードは隼人が一回絶望しないといけないからで、ゴーストは隼人が一度死ぬ必要があるからです。



第3話 日常の破壊者

 あの日、家に帰ってからすぐに俺は倒れてしまったらしい。

 

 ・・・・・・・らしいって言うのはその日の俺の記憶が家に帰ったところで一旦途切れてるからだ。

 

 

 

「・・・・・ちゃん!!お兄ちゃん!!」

 

 どうも呼ばれている声がして目を開けると、俺の目の前には今にも泣きそうな顔をしている雷香の顔があった。

 

 

「あ、悪い雷香。俺寝てたのか?」

 

 俺が体を起こしながらそう言うと、雷香は俺にヒシッとしがみついて

 

「家に帰ると同時に倒れたのよ!!ホントに心配したんだからぁ!!!」

 

 泣きながら俺をしっかりと抱きしめた。

 

 それに対して俺は

 

「悪い・・・・。ごめんな。」

 

 そんな簡単なことしか言えなかった・・・・。

 

 俺は雷香に抱きしめられながら泣かせたという罪悪感のあまり顔を直視できなかった。ふと周囲を見渡すと、今いるのは玄関とリビングをつなぐ廊下で雷香以外誰も家にいないってことに気付いた。

 

「・・・・・はぁ。」

 

 ため息をつきながら俺を抱きしめたまま今度は泣き始めた雷香の頭を俺は撫でていた。

 

 

 

 

 

 

 その夜、自分のベットの上でごろごろしていたが、ふと思いついてLIMEを起動したら通知OFFにしていた所属しているクラブのLIMEに新着メッセージがかなり入っていた。

 それだけだったら多分無視したんだろうけれど、すぐに他のメッセージに上書きされたとはいえ一瞬現れたその単語を俺は見落とさなかった。

 

「バスセンターに仮面ライダーが出た・・・・?」

 

 嫌な予感から背中に汗をたらしつつ、俺はグループのLIMEのトーク画面を展開させた。

 

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 -文芸倶楽部 休憩室-

 

「」 なぁ、仮面ライダーがバスセンターにいたという話を聞いたやつはいるか?

 

 ふがし そう言えばプイッターでそう言う話が上がってましたよね。

 

 Mac どうせ寝たとかそう言う系のデマなんだろ。ほっとけほっとけ

 

 バース こんな画像が出回ってんだけどこれってミラーワールドか?

 

 バース 画像(仮面ライダー鎧武が窓ガラスの向こうで黒い何かを切り裂いている)

 

 歩 なんでそこで鎧武なんだよ!!

 

 わらわら あ、部長。

 

 歩 そこは龍騎だろ!!!

 

 Mac さっぱりわから~ん

 

「」 同じくわからん

 

 バース 俺に言うな。俺も仮面ライダーはブレイドが最後だ!

 

 コロッケ どれどれ、気合の入ったコスプレイヤーさんなのかな?

 

 隼 どうも

 

「」 この写真っていつから上がってる?

 

 ふがし そう言えば、イーグル(※部内での隼人のあだ名)が仮面ライダー今もみてなかったっけ?

 

 バース 今日の夕方ぐらいからだな

 

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

「・・・・・・・」

 

 血の気が引いた。

 多分その時の俺の顔色をうかがうやつがいたら真っ先に「大丈夫か!?」と聞いて来ただろう。

 その時の俺の顔はそれぐらい真っ青になっていた。

 

 今日の()()、そして()()。要するにあの写真に写っていたのが俺であることに間違いない。なんであの謎空間の中でその上バスセンターから遠く離れた場所で戦闘したはずなのにバスセンターの窓ガラスに映ってんだよとかいろいろと思うところはあるけれどただこれだけは思った。 

 

「認めたくねぇ~。」

 

 そう心の内をつぶやきながらでこの上に左手の甲が当たるように腕を置きながら横になっていたら気付いたらそのまま落ちて(寝て)いた。多分いきなりあんなことに巻き込まれたことからくる精神的な疲れもあったのに追い打ちをかけるかのようにそのことを知ったからだろう。

 

 

 次の日の朝。右手に握っていたスマホから流れるJUST LIVE MOREで目が覚めた俺の目の前には

 

「おはようございます。ていとくさん。」

 

 鼻頭に座るようにして俺の目と鼻の先(物理)にいる妖精さん(夕張そっくり)の超ズームだった。

 

 

「ファッ!?」

 

 驚きのあまり変な声も出てしまったけど、仕方ないと思う。

 

「ていとくさんががいむにへんしんしたのをかくにんしたのでそのえいきょうがでてないかしらべにきました。」

 

「それとこちらをどうぞ。」

 

 そう言って俺の鼻頭から退いた後、妖精さんが俺に差し出したのは

 

「ディケイドライバー・・・・・だと?」

 

 妖精さんに渡されたそれはディケイドライバーのバックル部分だった。

 

「はいそうです。はかいしゃでもきゅうせいしゅでもなんにでもなっちゃってください。」

 

「破壊者にねぇ・・・・。」

 

 前回の鎧武のこともあったので俺は即座にドライバーを腰にかざした。

 

「やっぱりこれも本物か・・・・。」

 

 腰にかざした結果、予想通りドライバーの両端からベルトが伸びてそれが腰に巻かれた。もちろんライドブッカーも自動的にベルトにかかった状態で出現していた。

 

「さて、一応ありがとうって伝えておくよ。・・・・・ってあれ?いない?」

 

 俺がベルトが腰に伸びたのを確認している間に妖精さんは置手紙を残して消えていた。

 

「『戦極ドライバーはデータ取りと調整がしたいので持って帰ります』・・・・?あ、そのためのこれなのね・・・・。」

 

 俺は腰からドライバーを外し、そしてそれを鞄に放り込んでからリビングに出た。

 

 

 

 

 通学に一時間ほどかけて大学に到着すると、大学の数ある校舎の内の本館の前になにやら人だかりができていた。

 

「お~い、なんでこんなに人集まってんだ?」

 

 人だかりの中に知り合いの早崎の顔を見つけた俺がそうたずねるとこういった返事が返ってきた。

 

「なんか、美人の女性たちが武器もって学生センターに立てこもってんだと。」

 

「は?なんで学生センターに立てこもり?」

 

 俺があほみたいな面をさらしてそう尋ね返すと向こうもよくわからないと返してきた。その時に俺はとてつもない疑問を覚えた。

 

「そう言えば警察いねぇな。いつからこんな状態なんだ?」

 

「俺もちょっと前にここに来たからよくわかんないけど、十数分ぐらい前らしいぞ。「おかしい・・・」へ?」

 

「なんで、そんなに経ってんのにパトカーが一台も来てないんだ?」

 

「「「「「「「あ・・・・。」」」」」」」」

 

 俺のその指摘で周囲で俺らの話を聞き流していた全員がこの異常な事態にようやく気付いたらしい。

 

「普通、警察が来るまでにかかる時間がどれほどかかったとしてもこの大学と近隣の警察関係の施設との距離からすれば十分以内には来てるはずだろ。なのに何でここに来てないんだ?」

 

「確かにおかしいよな。それに立てこもっている理由もわかんないから尚更だよな。なぁ、岡本はこの立てこもr「そいつが岡本か!?」・・・・・なんか、呼ばれてるぞお前。」

 

「あぁ。だけど俺なんかしたか?・・・ってずんずん寄ってきてこぇぇんだけど!?」

 

 俺の名前が出たとたん急に前方にいた奴がこっちを向いて俺の方にずんずんと血走った眼をして近寄ってきた。

 

「今すぐこっちにこい!犯人の女性たちはお前をご所望だ!!」

 

 とか言いながら。でもさぁ。

 

「いや、知らねぇからな!!そんな過激な女性たちと接点持った覚えもねぇよ!!」

 

 そう叫びながら俺はとりあえず逃げだそうとした。

 

「いいからこっちに来い!!人命がかかってんだぞ!!おいそいつを捕まえろ!!」

 

「ちょっ!ざっけんなぁーーー!!!」

 

 そう言いながら後ろに下がった俺の手をつかんだ奴がいた。

 

「悪い岡本。あの男・・・・なんか変だし、俺も命が惜しいんだ。」

 

 俺が最初に声をかけた早崎の友達の塙とかいうやつだった。

 

「よくやったぁ!!!」

 

 そして俺はそのずんずんと迫ってきた男につかまって荷物を担ぐように担がれた。

 

「うぉっ!?離せ!!!離せや!!!」

 

 その男に担がれている状態で俺は必死に暴れたが、そいつは後々聞いた話によるとバーベル上げる競技の家の大学のエースだった・・・・。そりゃ逃げれるわけねぇわ・・・・・。

 

 そして俺は

 

「オラ!!!お前らが要求していた男を連れて来たから俺の彼女を離せ!!!」

 

「うぉわぁーーー!!ゲフッ!!!」

 

 俺を担いでいたそいつのその言葉とともに俺は思いっきり自動扉があいている学生センターの中へ投げ込まれた。幸いだったのはその日は珍しく鞄を肩掛けにしていたのにも関わらず、その際に離すことはなかったことぐらいだろうか。

 

 そして投げ込まれた反動で数回床の上をバウンドした俺が見たのは真っ白い髪をして赤い目を持ち、そして黒いとげとげした変な鎧のようなものを着た肌が白い女性が一人。

 

黒い髪をしてとがった部分を持つ盾のようなものを多分さっきの男が言っていたのであろう彼女に突き付けている黒色のズボンを穿いている女性が一人。

 

最後に顔の一部を黒い甲殻で覆い、そして白い髪をして黒い服を着ている女性の計3人だった。

 

「ハハハ・・・・空母棲姫に戦艦ル級、その上よく知らない深海棲艦かよ・・・・・。」

 

 先ほど思いっきり投げ込まれた際にぶつけたのか脇腹が痛い上に現実(リアル)で姫級と遭遇するという状況に巻き込まれたせいでSAN値限界な俺は、顔をしかめつつそう言うことしかできなかった・・・・・・。

 

 

 

 




次回は書けたらです。
できれば来週中には更新したいと思ってます。

感想、評価をもらえると作者はキラキラします。
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