「それで、未来は今どこまで進んでいるのか教えてくれるかしら?」
「んーそうねぇ。今は霧のボンゴレリングを持っているちっちゃい娘が襲われて、笹川了平が助けに行ったところよ」
「そう。ありがとうルッスーリア」
「んもう! 真夜ったら本当可愛いんだから!」
ルッスーリアが照れながら私に抱きついて頬擦りする。筋肉でちょっと苦しい。
「じゃあ明日になったら並盛へ向かうわ。今日はもう遅いからここに泊まってもいいかしら、ザンザス」
ザンザスに視線を向けるとザンザスは無言で目を反らす。沈黙は肯定と解釈し、礼を呟いた。
「姫、俺の部屋に泊まりなよ」
「結構よ」
「やーい、先輩振られてやんのー 」
「カチーン、死ねよ」
ベルの誘いを断っていると、フランが話に割り込んで煽ってくるから、果然ナイフを投げられた。
「でっ! 武器攻撃はんたーい」
ここは一先ず退散だというようにフランはベルから逃げて退室し、ベルも追っていなくなる。
ルッスーリアはお風呂に入りに行き、レヴィとスクアーロは仕事へ。私はザンザスと二人きり。
沈黙がしばらく続いていると、ザンザスは緩慢な動きで立ち上がる。
「おい、さっさと行くぞ」
乱暴に私の腕を取ると、腕を引っ張りながらどこかへ連れ出した。
痛いくらい強く腕を握られながらザンザスの自室と思わしき部屋に通されると、ベッドへ乱暴に押し倒された。
これじゃあいつかの紀光さんと同じだけど、一つだけ違うところがある。
情欲の炎がめらめらと灯された瞳が、鋭く私を見つめていた。
「ザンザ……」
「うるせえ。黙ってオレに抱かれてろ」
ザンザスは煩わしそうに自分の服を脱ぎ、私の服も荒々しく脱がすと、露になった鎖骨に強く噛みついて吸った。
「いっ……」
甘噛みなんてもんじゃない。
歯形がくっきり出来、凹んだところからは血が浮き出す。私の鎖骨には歪な花が咲き、それをいやらしく舐めとられる。
暗闇の中で光る瞳は肉食獣のように獰猛で、私は草食動物のように喰われてしまうんだろうな、とぼやける目でその鋭い光を見ていた。
それから赤い花は首、胸、腹、内腿、項、背中、尻と様々な場所に咲いていく。
私が強く感じるところには触れず、焦らしながら噛みつき吸う獣に少し怒りが湧いて、抗議しようと口を開いた途端、胸の頂きにある小さな蕾を抓られ甘噛みしながら強く吸われてしまい、あられもない声を上げてしまった。
電気が背筋を駆け抜け、腰が大きく揺れ震える。
少しずつだけれど蓄積されていた快感は、突然の刺激を与えられたことによって爆発した。
「いい声で啼くじゃねえか」
更に強弱をつけて抓られ、弾かれたりする度に甘い痺れが私を襲う。
行為をするのは紀光さんに抱かれたあの時以来だ。
とても久しぶりだから、体は何倍も敏感になっていてすぐに達してしまう。
和訳:肉食獣は腹ペコだ!