この先どうなっていくか全く予想が付きませんが宜しくお願い致します。
拝啓 親愛なる横須賀鎮守府所属の皆様
暖かくなり始めた陽射しの中、桜の花びらが自身の全てと引き換えに我々の心を奪っていく今日この頃、変わらずお過ごしでしょうか?
皆さんの笑顔を見なくなって早三年、皆さんをまたお目にかかれる日を今か今かと待ち望んでる所存でございます。
さて、現在俺が何してるかと言うと・・・
「あんのクソジジイ、久々の連絡が転居命令たぁどういう事だよ・・・」
皆さんの上司に悪態を突きまくっております。
「それもう十回目だよ、お兄ちゃん。いい加減諦めたら?」
そんな俺の悪態に、青い髪を腰まで伸ばした美少女がため息をつきながら答えた。
彼女の名前は「五月雨」。言わずと知れた艦娘の一人だが、とある事情により俺が小さいときからずっと一緒に暮らしてきた。それゆえ俺にとってはどちらかと言うと可愛い妹という認識の方が強い。ちなみに私服である。かわいい
「そうは言うがな?我が
「そうかもしれないけどさ~」
「それにお前はどこに行くのか知ってるんだろ?」
「そりゃあ、まあ・・・」
「俺も何となく察しは付いてるしな・・・」
俺達の間に沈黙が落ちる。
「・・・忙しくなりそうだね。」
・・・こいつも同じ事考えてたんだな
「ああ、だがそれ以上に楽しくなりそうだ」
「ふふ、『楽しくさせる』の間違いじゃない?」
「良く分かってるじゃないか。」
「伊達に『お兄ちゃんの妹』やってませんよ♪」
ドヤ顔でそんなことをのたまう五月雨。かわいいじゃねえか、こんチクショウ
「・・・ねえ」
「ん?」
改めて横を見ると五月雨が不安そうな顔をしてこっちを向いていた。
「・・・私を悲しませたりしないでね」
「・・・」
急にシリアスになって何を言い出すのかと思えば・・・思わず笑っちまうよ
「?」
キョトンとしてる
「安心しろ。んな事は100%ありえねえよ。こっちだって伊達に『お前の兄貴』やっとらんわ」
そうはっきりと宣言すると、五月雨が満面の笑顔で返してくれた。
「うん!!」
その返事に思わずこっちまで笑顔になってしまう。俺達はしばらく二人で笑い合いながら目的地へと歩いて行く。10分後ついに俺達は指定された住所に着いた。のだが・・・
「まあ、ある意味予想通りっちゃあ予想通りなんだけどさ・・・」
そこには見渡す限りの防壁が連なり、門も広くて超立派。ぶっちゃけ想像以上にでかい。事前に知っていた五月雨もポカンとしている。オーバーリアクションだと思うだろ?これでも門までまだ50メートルはあるんだぜ?こういうリアクションにもなるってもんだよ。とは言え、何時までも呆けていても仕方が無い。
「・・・行くぞ?」
未だ帰ってこない五月雨を促し門へと足を進めていった。
お読みいただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?
次話もなるべく早く更新出来るよう頑張ります。
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