マイペース男子の無限転生   作:師幻鏡介

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二桁に来ました!!

では、早速どうぞ!!!!


修学旅行の時間 一時間目

 

       ~恭弥side~

 

「ねぇ恭弥くん、良かったら修学旅行で一緒の班にならない?」

テストも終わり、椚ヶ丘中学校では修学旅行があるそうで、渚に班にならないかと誘われた。

 

「あ~スマン渚。俺、今の所は孤児院メンバーで行くことにしてたんだ。」

 

「あ、そうだったんだ。ゴメンね?」

 

「いや、誘ってくれてサンキューな。」

うん、それじゃ。そう言って渚は自分の班に戻って行った。今回の修学旅行ではプロのスナイパーに暗殺させやすいように行動してくれと言われたが、今回はどう動こうか...。

 

「ねぇお兄ちゃん!京都って金ピカのお寺があるんだよね?」

 

「金閣寺だけだけどな。」

興奮冷めやらぬようで如何にもウキウキした様子で椋が聞いてきた。

 

『お寺や神社って、初めてなので凄く楽しみです!』

 

「楽しみ。」

元の世界が違った蒼と果林は日本独特の建物に興味津々のようだ。

 

「お兄さん、暗殺のことはどうするの?」

 

「私たちが力を使えばすぐに終わると思う。」

 

「ん~、今回は正直あんまり乗り気じゃないからなぁ。どうせだから旅行を楽しむか。」

ぶっちゃけ面倒くさい。各班で計画を立てているなか、窓際に立っていたビッチが鼻を鳴らした。

 

「フンッ、ガキねぇ?」

「世界中を飛び回った私には、旅行なんて今更だわ。」

気取りながらそう言ったが、ビッチの扱いに馴れたE組は、

 

「じゃあ、留守番しててよビッチ先生。」

 

「花壇に水あげといてねぇー。」

凄くおざなりな対応だった。

 

─二日目何処に行くー?─やっぱり東山からじゃない?─暗殺との兼ね合いを考えると...─でもこっちの方が楽しそー!

 

「何よ!私抜きで楽しそうな話ししてんじゃないわよ!!」

逆ギレしやがった。

 

「あーもう!行きたいのか行きたくないのかどっちなんだよ!?」

最近じゃあ俺どころかクラス全員に嘗められてるビッチ......ハハッ。

 

「何笑ってんのよ!アンタ!!」

 

「愉快だからに決まってんじゃん。」

 

「キ~~~!!!!」

あ~楽しい。

 

ガラガラガラッ

 

「皆さんお待たせしました!一人一冊です!」

殺せんせーが入って来たが、その手...というか、触手には辞書のような物を持っていた。

 

「殺せんせー何それ?」

 

「修学旅行のしおりです。」

いや、広辞苑だろその厚さは。

 

「イラスト解説の全観光スポット!お土産人気ベスト100!旅の護身術入門編から応用編まで!昨日徹夜で作りました!」

昨日どんだけ頑張ったんだよ、アンタは。

 

「お兄さん。私たちは何処に行くの?」

E組がコントを繰り広げる中、凪に聞かれた。

 

「椋や蒼が行きたい所がメインだな。」

 

「わかった。」

今回の修学旅行も波乱万丈だろうなぁ。

────────────────────────────

 

修学旅行当日、A~D組がグリーン車で我らがE組はエコノミーらしい。

 

「まぁ、何時もの感じだね。」

先日殺せんせーに劣等感がどうのこうの言われたが、早々変わらないか...流石に。

 

「当然だ。うちの学校はそういう校則だからな。」

「入学時に説明したろう?」

 

「学費の用途は成績優秀者に優先されまぁす!」

 

「おやおや、君たちからは貧乏の香りがしてくるねぇ。」

D組の担任らしき人物と、集会のときに渚にビビった二人がコケにしてきた。

 

「俺はお前らより成績優秀だが、お前らみたいな負臭のする場所はいくらグリーン席でも勘弁だわ。」

これだけで煽り耐性ゼロのアイツらは、

 

「なんだと!?E組の癖に!」

面白い具合に乗ってくる。口撃を続けようとしたが、修学旅行に不釣り合いな格好のビッチがやって来た。

 

「御免遊ばせ。」

 

「お待たせ、アンタたち。」

自分の格好によほど自信があるのか、堂々としていた。

 

「待ってないし、なんちゅう格好してんだこのビッチ。」

 

「なっ!?女を駆使する暗殺者としては当然の格好よ!!いい女は旅ファッションに気を遣うのは当然でしょ!!」

状況が違うだろうが...。

 

「ねぇ?烏間先生。」

 

「その通り、目立ちすぎだ。着替えろ。」

「どう見ても引率の先生の格好じゃない。」

お、おぉ~、ビッチは見えていないようだが、スゴい顔してらっしゃる。

 

「堅いこと言ってんじゃないわよ、烏間。」

気づいていないビッチは続けて話そうとしたが、やっと気付いた。

 

「脱げ。着替えろ。」

烏間先生は完全に獲物を狩る猛禽類の眼をしていた。結局着替えさせられたビッチは席で泣いていた。まぁ、正直どうでもいい。

 

「凪。」

眠かった俺は凪に話しかけた。

 

「どうかした?」

 

「着いたら起こしてくれ。」

 

「わかった。」

───────────────────

 

ここはどこ?

 

ぼくはいったい・・・・

 

それに・・・・

 

ぼくはだれ?

 

───────────────────

 

おとうさん!おかあさん!こっち!

 

─こらこら、落ち着きなさい─

 

─フフッ、いいじゃないですか楽しそうで─

 

もう!はやくきてよ!

 

───────────────────

 

目が覚める。どうやらまだ新幹線の中のようだ。しかし、また昔の夢を見たみたいだがなんだ?あんな記憶、()()()()()()

まぁ、いいか。

 

「飲み物でも買ってくる。」

 

「行ってらっしゃい!お兄さん!」

ユウキに後ろ手を振りながらジュースを買いに行くと神崎、茅野、奥田と会った。

 

「あれ?恭弥くんもジュース買うの?」

茅野に聞かれた。

 

「あぁ、まぁな。」

「それより次いでだから、席まで持ってってやるよ。」

 

「ありがとう。恭弥くん。」

 

「気にすんな、神崎。」

そうして四人で談笑しながら歩いていたら、神崎が高校生らしき人物とぶつかってしまった。

 

「あ!ごめんなさい。」

相手は特に何も言わず、その場を過ぎることが出来たが、気になって後ろを少し振り向くと下卑た笑い顔で此方と目が合った・・・・。

 

「・・・・。」

 

「ん?どうかした?」

 

「いや?別に。」

黙った俺に気付かれたが、適当に誤魔化した。

 

『果林、聞こえるか?』

 

『どうかしましたか?』

 

『悪いが今回は渚たちの班に着いていってくれないか?』

 

『構いませんが...どうしてですか?』

 

『いや、もしかしたら厄介事になりそうだから何かあったら連絡して欲しいんだ。』

 

『そういうことでしたら分かりました。』

 

『頼むな。』

果林に頼んでおいたから少しは大丈夫か?

────────────────────────────

京都に着き、E組はボロい旅館だったが、俺はこんな雰囲気が好きなので特に気にしなかった。しかし、新幹線とバスで殺せんせーは早くもグロッキーだった。

 

「大丈夫?寝室で休んだら?」

 

「いえ、ご心配なく。」

弱っている所を狙う生徒がいたが、それでも殺せんせーは避けていた。

 

「どう?日程表見つかった?神崎さん。」

 

「ううん。」

日程表か...もしかしてあの高校生が手に入れたか?

 

「神崎さんは真面目ですからねぇ、独自に日程を纏めていたとは感心です。」

「でもご安心を、先生の手作りしおりを持てば全て安心です。」

 

「それ持って歩きたくないから纏めてんだよ!」

あの広辞苑という名のしおりはE組には駄目だったようだ。

 

「でもあれ結構面白かったぞ?」

 

「恭弥、お前あれ全部読んだのか!?」

本は読むものだろ。

────────────────────────────

 

自由行動当日。神崎たちは果林に任せ、俺たちは出来るだけ渚たちの近くを回るようにした。

 

「有希子大丈夫?」

 

「果林には何か有ったらすぐ伝えるようにしたし、殺せんせーのしおり通りなら問題ないだろ、蒼。」

神崎と仲がいい蒼と凪は心配のようだ。

 

「椋ゴメンな?金閣寺行けなくて。」

あれほど金閣寺を楽しみにしていた椋には可哀想だが今はそんな事言ってられなかった。

 

「ううん。大丈夫!」

 

「フッ、そうか、ならお礼になんか頼み事があればほぼ何でも聞くぞ?」

テンプレ的失言を言って気付いたがもう遅かった。

 

「お兄さんお兄さん!ボクもだよね!?」

 

「私も。」

 

「蒼も。」

 

『勿論、私にもお願いしますね?』

・・・・訂正する暇もなかった。

 

「はぁ~、しゃーない。分かったから落ち着け。」

どうにでもなってしまえ。

 

『ッ!?お兄さん!動きました!』

やっぱり来たか!

 

「全員急ぐぞッ!!」

 

《わかった!》

 

(間に合えよ......!)

しかし、すんでの所で間に合わなかった。

 

「渚!カルマ!杉野!大丈夫か!?」

奥田は隠れていて大丈夫だったようだが、男子三人は殴られて気絶していたようだ。

 

「犯罪馴れしてるよ、アイツら。通報してもすぐには解決しないだろうねぇ。」

「て言うかぁ、俺が直接処刑したいし。」

カルマが本気でキレたようだった。しかし、

 

「蒼、椋、凪、ユウキ。」

 

《なに?》

 

「コイツら全員保護して殺せんせーに連絡してくれ。」

 

《分かった。》

 

「ちょっと恭弥くん、邪魔しない─────

カルマは俺に文句を言おうとしたが言葉が出なかった。何故なら今の俺はカルマ以上にブチギレていたからだ。

 

「カルマ、悪いが来るなら殺せんせーと一緒に来てくれ。俺は今からアイツらを潰す。」

 

 

“ステータス変更:速度・気配察知カンスト”

 

 

俺はそう言い残してすぐに神崎たちの気配を察知し、その場から移動を開始した。しかし、ステータスを上げたため渚たちからは消えたように見えた。

 

「あの糞野郎ども......ッ!」

早くッ!もっと速くッ!!...ッ!見つけたッ!!

 

ズガァァァァァアァァァァアン!!!!

 

「見つけたぞ...!覚悟しやがれ......!」

 

《恭弥くん...?》

 

「無事か!?神崎!茅野!」

 

「うん、大丈夫だよ。」

良かった。まだ何もされてないようだ。

 

「んだ、テメェ?」

 

「コイツらの友達かぁ?」

 

「お前のお友達みたいに無様に殺られに来たんでちゅかぁ~?」

ギャハハハハッ!

 

 

 

 

 

─黙れ─

 

 

 

 

 

「あぁ?何言ってんだテメェ。」

 

「黙れっつってんだよ糞野郎共がぁ!!!!」

 

 

“クロックワーク・プラネット:リューズ・ユアスレイブ;ミュート・ストリーム”

 

 

刹那を超高速で動き雑魚共を潰していく。能力を解除したときにはすでに不良共は倒れていた。

 

「・・・・っは?」

虚数時間で動くことの出来るミュート・ストリームでリーダー格以外を速効で潰す。

 

「て、テメェ!何しやがった!?」

リーダーが喚き散らすが俺には聞こえていなかった。

 

「く、くそっ!いいのか!?今から俺の仲間が大勢来る!お前がいくら速くてもあの女共が無事じゃすまねぇぞ!」

無事じゃない?

 

「何言ってんだ?お前はもう終わってんだよ。」

扉から出てきたのはボコボコにされた不良だった。

 

「修学旅行のしおり1234ページ、班員が何者かに拉致られたときの対処法。」

「犯人の手掛かりが無い場合、会話の内容や訛りなどから、地元の人かそうでないか判断しましょう。」

入り口から修学旅行のしおりを読む渚の声が響く。

 

「さらに、学生服を着ていた場合。相手も修学旅行生で旅行先でオイタをする輩ですってな。」

事前にしおりを読んでいた俺が締めくくる。

 

「で?どーする、お兄さん方?こんだけの事をしたんだから、アンタらの修学旅行はこの後全部、入院だよ?」

しかし、リーダー格の男は笑った。

 

「ハッ!粋がんなよチューボウが、まだ仲間はいるんだよ。それこそお前らが見たことも無いようなヤベェ奴等がな。」

そして複数の音が聞こえたが、入ってきたのはボロボロのガリ勉スタイルの奴等だった。

 

「ハァア!?」

 

「不良など居ませんねぇ、先生が手入れをしましたから。」

どうやら殺せんせーがやったらしい。

 

「恭弥くん、今回は見逃しますが少しやりすぎです。以後気を付けるように。」

・・・・。

 

「分かったよ、先生。」

しかし、リーダー格の男は先生という言葉に忌々しげに反応した。

 

「あぁ?先公だとぉ!?ふざけんな!」

男はそう言いながらナイフを取りだし襲ってきた。

 

「ふざける?それは先生のセリフです。」

その言葉と共に男は体が崩れた。

 

「その程度のスピードと汚い手で内の生徒を触るなど、ふざけるんじゃないッ!」

ここはもう先生に任せるか。俺は捕まった二人の縄をほどきにきに行った。

 

「遅くなったな、今ほどく。」

 

「ありがとう恭弥くん。」

ほどいている最中に殺せんせーは男と動けるようになった不良たちを次々と倒していく。

 

「彼らは確かにエリート校の生徒ですが、落ちこぼれと罵られそれでも前えと進んでいきます。肩書きや育ちなど関係ありません。」

その言葉に神崎は救われた様な顔をした。

 

「神崎。」

 

「なに?」

 

「お前に何が合ったかとか、どんな思いだったとかは知らない。でもなぁ、俺たちは神崎有希子という一人の人間を見ているんだ。その上でお前は皆にとって大切な存在なんだ。」

 

「・・・・恭弥くんにとっても?」

 

「何言ってんだ?当たり前だろ。」

 

「・・・・そっか。」フフッ

神崎の顔が赤くなる、ってまさか...いや、まだわからないから大丈夫だ。すると殺せんせーが、

 

「さて皆さん、帰りましょうか。」

 

「いやー、一時はどうなるかと思った。」

 

「んー、俺一人なら何とかなったと思うんだよねぇ?」

 

「怖いこと言うなよ...。」

 

「?どうしたの、神崎さん?」

 

「あの、皆さん!さっきはありがとうございました!」

神崎はそう言って俺たちに頭を下げた。そして今度は俺の顔を見つめながら、

 

「恭弥くんも、真っ先に助けに来てくれてありがとうございます。」

そう言った神崎の顔は赤かった。

 

 

 

 

 

・・・・もしかして墜とした?俺?

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?

やっと暗殺教室のヒロイン1号が出来ました...!
あぁ、早く律を出して修羅場らせたい!

でも、そこまでの文才があるかどうかわからない!(。>д<)


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最後まで読んでくださりありがとうございした!
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