フリック入力慣れてないのでスッゴく書きづらいです。( TДT)
まぁ、泣き言はこの辺で。
では、どうぞ!
~恭弥side~
「はい、みなさん。ほーむるーむをはじめます。せきについてください。」
梅雨の時期になり、本日はゲリラ豪雨のような日。
先日、凜香のことを名前呼びすることになってから有希子や椋たちと若干修羅場になりかけたが何やらそのメンバーで交渉したのか、一時停戦したようだ。因みに子猫の名前は毛が黒く、雄だったので黒丸にした。何?安直?うるせぇ。まぁ、そんなことは置いといて、俺たちE組は只今HR中で殺せんせーをガン見している。ただし、理由は違う。
「なんか、大きいぞ......。」
渚が言ったが、その通り。殺せんせーの顔が普段の二、三倍ほどでかいのだ。
『殺せんせー。33%程巨大化した頭部についてご説明を。』
クラス全員の疑問を律が聞いた。正直皆、余りの異常さに言葉を失っていたところなので、律が聴いてくれたことについては助かる。
「あぁ、これはですね。水分をすってふやけました。湿度が高いので。」
んー!と自信の顔を引っ張り、絞ると水が出てきた。
「生米みたいだな!」
クラスからツッコミが出たがそんなことより、
「先生、絞るなら外でやってくれ。見てて汚い。」
あ、俺の一言で沈んだ。
「お前は相変わらず鬼だな!?」
いやだって、汚いし。
「気を取り直して皆さん。烏間先生から転校生が来るとは聞いていますね?」
そうなのだ。先日の律の時のように烏間先生からクラス全員にメールが届いたのだ。携帯を見ていなかった俺は、いつの間にか携帯にいたモバイル律に教えられたが。
「んーまぁ、ぶっちゃけ殺し屋だろうね。」
律や殺し屋じゃないとして俺たちが来たからか、E組の反応は薄かった。
「律さんのときは甘く見ていて痛い目を見ましたからね。先生、今回は油断しませんよ。」
話題に出たからか、皆は律を見る。が、俺は律の目の前なので自然とクラス全員の視線が合って落ち着かない。あ、凜香と有希子と眼が合った。二人が手を振ってきたが、場所的に全員から見られるので、俺は律の方に振り返る。最低?どうしろと。全員に見られるわ。
「いづれにせよ、皆さんに仲間が増えるのは嬉しいことです。」
「そーいや律、何か聞いてないの?同じ転校生暗殺者として。」
原が律に尋ねた。確かに、聞いた話では送り込んだ所は律と同じらしいから何か知っているかもしれない。
「はい、少しだけ。初期命令では私と
「私が遠距離射撃。彼が肉迫攻撃。」
「連携して殺せんせーを追い詰める。と、そのような予定でした。」
「ですが、二つの理由でその命令はキャンセルされました。」
理由?
「一つは彼の調整に時間がかかったから。もう一つは、私の性能では彼のサポートに力不足。」
「私が彼より、圧倒的に劣っていたから。」
ほぉ~?律がそこまで言われるのか...。
「なら律。俺とその暗殺者、どっちが上なんだ?」
「あ、そうか。恭弥は殺せんせーの触手を八本も切ったしな。」
「あれ?そういえばあの時、銃弾を捕まえてなかった?」
今更そこに気付くか...。椋たちを除く全員から凝視される。
「フフッ♪」
必殺、容姿を利用した誤魔化し。何人かが妖艶に見えた俺の顔を見て目を逸らす。
「で、律。どうなんだ?」
「・・////。」
「律?」
「・・・・あ、はい!////」
AIなのに見とれてたのか?俺の演技力が良かったのか、それともさすがカナの見た目と言うべきか...。
「正直、彼と恭弥さんのどちらが優れているかは分かりません。彼は調整中でしたし、恭弥さんは全力を出していないようなので。」
ガラララララッ。
誰か入ってきたようだ。音に反応した全員が扉を見ると、そこに立っていたのは、内側に袴を着て研究者が着るような白コートを身につけ、頭巾か何かで頭を隠した謎の男だった。
「何?あの格好。」
「あれが、転校生?」
入ってきた異様な格好の男にクラスから思わず声が漏れるが、俺は別のことを考えていた。
(どう考えても違うだろ、身長も高いし。というか何でアイツから
そんな俺の考えなど露知らず、男は虚空に指を指し、そのまま手の平を上に向けた。次の瞬間、男の手から煙が少し出てきて、手には白い鳩がいた。
《っ!?》
突然の音とマジックに皆はビックリすると、男が喋った。
「あっははは、ごめんごめん。驚かせたねぇ。」
「転校生は私じゃないよ。私は保護者。」
「まぁ、白いしシロとでも呼んでくれ。」
男───シロはフランクに話しているが、どうにも俺は信用できない。椋たちも同じなのか此方に視線を送ってくる。しかし、確証がないため今は様子見だけにする。
「いきなり白装束が来て手品したらビビるよね。」
「うん。殺せんせーでもなきゃ誰だって─────」
そう言いながら渚と茅野が殺せんせーを見ると壁の隅にいた。態々液体化して。
「ビビってんじゃねぇよ!殺せんせー!!」
「奥の手の液化まで使ってよぉ!!」
どんだけビビってんだ、この先生は。
「い、いや!先程律さんがおっかない話をするもんで...。」
「は、初めましてシロさん。それで肝心の生徒さんは?」
そう言いながら殺せんせーは元の体に戻っていった。
「初めまして殺せんせー。ちょっと性格とか色々特殊な子なので、私が直で紹介しようかと思いまして。」
シロが教卓に歩き出すと、教室の外に烏間先生が現れた。転校生を見に来たのか?シロは教卓に立つと前をクラスを見たが、何故か俺の方を見たように見えた。
「何か?」
そんなシロに殺せんせーが問う。
「いや、皆いい子そうですなぁ。これならあの子も馴染めそうだ。」
「では、紹介します。」
そう言い、扉を見たシロに釣られて全員がそこを見た。
「おーいイトナ。入っておいで。」
「!?」
俺だけが直ぐに気付いた。
「全員、伏せろぉ!!!!」
しかし、遅かった。
ドガァアアアアン!!!!!!!
教室の後ろが吹き飛んだ、いや、吹き飛ばされた。そこから入ってきたのは、所々が跳ね、白い髪をし、夏なのにマフラーをした少年だった。
ソイツはそのまま席に座り話した。
「俺は勝った。この教室の壁より強いことが証明された。」
《いや!ドアから入れよ!?》
「それだけでいい。それだけでいい。」
電波かコイツ?いや、そんなことよりなんだ?眼はどちらかと言うと血走ってるし、さっきの超高速で動いてた
─なんかまた面倒臭いが来やがった......!─殺せんせーもリアクションに困ってる...─笑顔でもなく真顔でもなく、なんだその中途半端な顔...─
「ぐちゃぐちゃだな、殺せんせー。」
口では説明出来ないぐらい可笑しなことになっている。
「堀部イトナだ。名前で呼んであげて下さい。」
シロがそう言うが、誰も反応していない。そんな中、カルマがイトナに話しかけた。
「ねぇイトナくん。ちょっと気になったんだけど、今外から手ぶらで来たよね?」
「土砂降りなのになんで一滴たりとも濡れてないの?」
その質問にイトナは反応した。カルマの方を向き、答えを待っているE組を見ると立ち上がりカルマへ近づいた。
「お前は多分、この教室でかなり強い。けど、」
そう言いながらカルマの頭に手を置き、撫で始めた。
「安心しろ、俺より弱いから俺はお前を殺さない。」
「そして新神恭弥。」
あ?俺に来た?
「お前は確実にこの教室で強い。俺が殺したいのは、俺より強いかも知れないヤツ。だからいつかお前も殺す。」
「・・・・へぇ~?殺す?俺を?」
冷めた目で笑うと周りがビクついた。
「だが、まず殺すのは殺せんせー。アンタだ。」
そう言って、シロに貰った羊羮を食べている殺せんせーを指差した。
「強い弱いとはケンカのことですかイトナくん?力比べでは先生と同じ次元には立てませんよ。」
殺せんせーはニヤリと笑いながら答えた。
「立てるさ。」
イトナは懐から殺せんせーと同じ羊羮を取り出す。
「だって俺たち、血を分けた兄弟なんだから。」
《うぇぇえええぇえ!!!!?》
はぁあ!?兄弟!?いや、待てよならさっきの『何か』はもしかして───────
「負けた方が死亡な。兄さん。」
「兄弟通し小細工はいらない。兄さん。お前を殺して俺の強さを証明する。」
「放課後、この教室で勝負だ。」
イトナはそう言い残し、シロと共に教室から出ていった。そしてクラスの今までに溜まった疑問が爆発した。
「ちょっと先生!兄弟とかどう言うことなの!?」
「そもそも人とタコで全然違うじゃん!」
「い、いやいやいや!全く心当たりがありません!!」
「先生、産まれも育ちも一人っ子ですから!」
「昔両親に「弟が欲しい」って、言ったら家庭内が気まずくなりました!」
いらんわ!そんな情報!
──────────────────────────────
昼休み。クラスで食事を取るなか、イトナはかなりの菓子を食べている。
「スゲー勢いで甘いもの食ってんな。」
「甘党な所は殺せんせーとおんなじだ。」
「表情が読みづらいところとかな。」
それもその筈。殺せんせーとイトナは互いの机に菓子を、しかもほとんど種類が同じものを食べている。
「にゅぅ。兄弟疑惑で皆さんやたらと私とイトナくんを比較している...。ムズムズしますねぇ。」
「気分直しに今日買ったグラビアでも読みますか♪これぞ大人の嗜み。」
おい。
「おいこら、聖職者。神聖な学舎で何てモン読んでんだ。」
俺が当然の事を注意してるとイトナも同じ雑誌を取り出した。・・・・もう知らん。
「巨乳好きまで同じだ!」
そこじゃねぇだろ。
「これは俄然信憑性が増してきたぞ!」
岡島がそう言ったが何故だろう...しょうもないことを言い出す気がする。
「そ、そうかなぁ岡島くん。」
「そうさ!巨乳好きは皆兄弟だ!」
岡島も同じ雑誌を取り出した。おい、それじゃお前も兄弟になるぞ。
「はぁー...ややこしくなるから沈んどけ。」
とりあえず意識を落とす。
「恭弥くん...岡島くんの扱いも酷いよね?」
「渚。」
「何?」
渚に言われた俺は渚に向かってとても、とーっても笑顔で答える。
「変態死すべし、慈悲は無い。」
《怖いわ!!!!》
「良いじゃねえか、なんだかんだで気絶させただけなんだから。」
慈悲は与えたぞ?
《そんな問題じゃねえよ!!》
その後、あちこちで予測が出たがイマイチな物しか出なかった。
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いよいよ放課後、殺せんせーとイトナが戦う時間だ。机を教室の四隅に置き、一種のリングにした。イトナはマフラーとブレザー等を脱ぎ、上半身をインナーのみにする。
「ねぇお兄さん。これで殺せんせーを殺せるの?」
「ん?ユウキか。どうだろうな、リングがあるとはいえ殺せんせーにはそんなこと関係ないし。」
ユウキに続いて凪が聞いてきた。
「じゃあ意味無いと思う。」
「いや、そんなこと無いぞ。」
「どう言うことですか?恭弥くん。」
今度は有希子が聞いて来る。俺のところに来すぎじゃないですかねぇ?皆さん。
「勝算が無いとこんなことしないし、俺の考えが正しかったら結果は7:3で殺せんせーが勝つだろう。」
殺せんせーが勝つとはいえ、三割もの勝率があることに周りが驚く中、シロが話した。
「ただの暗殺は飽きてるでしょ、殺せんせー。」
「ここは一つルールを決めないかい?リングの外に足が付いたらその場で死刑。どうかな?」
そのルールに杉野が口出した。
「何だそりゃ、負けたって誰が守るんだよそんなルール。」
「いや、」
カルマ?
「皆の前で決めたルールを破れば先生としての信用が落ちる。殺せんせーには意外と効くんだ、あの手の縛り。」
へぇ、さすがカルマ。しかし殺せんせーならそんなこと関係なく、
「いいでしょう。そのルール受けますよ。」
って、言うだろうな。
「但しイトナくん。観客に危害を加えても負けですよ。」
「ならある程度は俺が皆を守っとくわ、殺せんせー。」
最悪特典を使うかも知れないが。
「では、合図で始めようか。」
その言葉と共にシロは手を上に掲げる。そして、降り下ろす!
「開始!」
その言葉と同時に殺せんせーの片腕が切られた。
「まさか...!」
殺せんせーは驚く。腕を切られたことではなく、
シュンシュンシュンッ!!!
「やっぱりか...。」
あのとき見えた『何か』は触手だったのか。
「そういうことね、そりゃ雨の中でも濡れないわけ。」
「どこ...だ?」
殺せんせー?
「どこでそれを手に入れた...!」
殺せんせーの顔がドス黒く染まっていた。
「その触手を...!」
「うわーヤッバ。」
守れるかねぇ~?その状態で暴れられるとキツいぞ。
「君に言う義理は無いね、殺せんせー。だがこれで納得しただろう?」
「両親も違う。」
「育ちも違う。」
「だが、この子と君は兄弟だ。」
シロは殺せんせーの顔を見ても平然とする。
「しかし、怖い顔するねぇ?何か、イヤな事でも思い出したかい?」
殺せんせーは触手を再生させ言った。
「どうやら、貴方にも話を聞かなきゃいけないようだ。」
「聞けないよ。死ぬからね。」
シロは左手を上げ、袖を開くとそこから何か光が放たれた。
「にゅや!?」
「この圧力光線を至近距離で照射すると君の細胞はダイラタント挙動を起こし、一瞬全身が硬直する。」
アイツ......幾らなんでも触手のことを知りすぎじゃないか?
「全部知ってるんだよ、君の弱点は全部ね。」
イトナは硬直した殺せんせーを容赦なく攻撃する。クラスのほとんどが殺られたかと思ったが、殺せんせーは例の脱皮を使ってイトナの猛攻から逃れた。
「そういやそんなのもあったね。でもねぇ、殺せんせー。」
「その脱皮にも弱点があることを知ってるんだよ。」
再びイトナの猛攻が始まる。
「脱皮は見た目よりもエネルギーを消費する。よって直後は自慢のスピードも低下する。」
「加えてイトナの最初の攻撃で腕を失い再生したね?」
「それも結構体力を使うんだ。」
何者だ、コイツ?研究者だとしてもこの理解力はあり得ないぞ?
「椋、凪、蒼、果林、ユウキ。アイツは要注意しておくぞ。得体が知れない。」
「「「「分かった。」」」」
『分かりました。』
俺たちは小声でやり取りする。
「私の計算では、この時点で互いのパフォーマンスはほぼ互角。」
「また、触手の扱いは精神状態が大きく依存する。予想外の触手へのダメージでの動揺、今どちらが優勢か一目瞭然だろうねぇ。」
・・・・気に入らねぇなぁ。
「さらに保護者の献身的なサポ───「させるかよ。」ッ!!!?」
“ステータス変更;速度上昇”
「子供に対する過干渉は教育に悪いらしいぞ。保・護・者・さ・ん?」
速度を上げてシロの手を掴み無理矢理下に下ろした。それでも若干光を浴びたのか、殺せんせーは俺の邪魔により触手は一本だけとはいえ足を切られた。
「新神恭弥くんだね?いきなり何をするのかな?」
「はっ!何するかじゃねぇよ。これは元々殺せんせーとイトナの勝負だろうが。保護者が口出しすんな。」
そんなやり取りを無視しイトナは殺せんせーに話しかける。
「これで証明されたな、兄さん。アンタより俺の方が強い。」
「何が強いだ、シロからサポートがあって始めて追い詰めてるヤツが。」
俺の言葉に強く反応した。
「なんだと?」
「ヌルフフフ。先程はありがとうございました、恭弥くん。それとシロさん、貴方の計算には一つ入れ忘れていることがありますよ。」
「無いね、私の計算は完璧だ。やれ、イトナ。」
イトナは飛び上がり、全ての触手を殺せんせーへと突き刺す。触手の破片が飛び散った。しかしそれはイトナの触手だった。
「おや?落とし物を踏んづけてしまったようですね?」
床には生徒全員の対殺せんせー用ナイフが転がっていた。・・・・なるほどね。同じ触手なら弱点も同じなわけか。そしてイトナの上から脱皮後の皮が降ってきてイトナは動けなくなった。
「同じ触手なら対殺せんせー用ナイフが効くのも当然ですねぇ。」
「触手を失うと動揺するのも同じです。でもね、先生の方がちょっとだけ老獪です!」
皮で包んだイトナを外へと投げる。勝負あったな。
「先生の脱け殻で包んだのでダメージは無いはずです。ですが、君の足はリングの外に付いている。先生の勝ちですねぇ。」
「ルールに照らせば君は死刑。もう二度と先生を殺れませんねぇ?」
「ついでに俺もな。」
茫然としていたイトナの目が最初より血走る。
「生き返りたいのならこのクラスで皆と一緒に学びなさい。」
「性能計算では簡単には計れないもの、それは経験の差です。」
「君より少しだけ長く生き、少しだけ知識が多い。先生が先生になったのはねぇ、それを皆さんに伝えたいからです。」
「この教室で先生の経験を盗まなければ君は私には勝てませんよ?」
何時ものように
「勝てない...俺が、弱い......?」
瞳が黒くなった?殺せんせーが黒くなったのと関係あるのか?
「不味いな。イトナは大の勉強嫌いだ。勉強嫌いの生徒に説教すれば、
「黒い触手!?」
「ヤベェキレてんぞアイツ!!!」
クラスが騒ぎだす。
「俺は強い、この触手で誰よりも強くなった...!誰よりも!」
教室へと侵入し、殺せんせーへ飛び掛かったが突然崩れ落ちた。シロが何かを撃ち込んだようだ。
「すいませんねぇ、殺せんせー。どうやらこの子はまだ登校出来る精神状態では無かったようだ。」
「転校初日ですいませんが、しばらく休学させていただきます。」
「待ちなさい!担任としてその生徒は放っておけません!卒業するまで面倒を見ます。」
イトナを抱え上げ、去ろうとするシロを引き留める。
「それにシロさん、貴方にも聞きたいことが山ほどある。」
「イヤだね、帰るよ。それとも力付くで止めてみるかい?」
なおも帰ろうとするシロの肩を殺せんせーが掴んだがたちまち溶けた。
「対先生繊維。君は私に触手一本触れられない。心配せずともすぐに復学させるよ。三月まで時間はないからね。」
そのまま二人は去っていった。
──────────────────────────────
「恥ずかしい...恥ずかしい...恥ずかしい...。」
何やってんだコイツ?
「何してんの殺せんせー?」
教室の後片付けをする中、殺せんせーは教卓でひたすら恥ずかしがっていた。
「シリアスな展開に加担したのが恥ずかしいです。」
「先生どっちかって言うとギャグキャラなのに。」
─《自覚あるんだ...。》─
「安心しろ殺せんせー。アンタは確実に存在がギャグだ。」
超生物、何があろうと、哀れなり。字余り。
「かっこよく怒ってたね、『どこで手に入れた!その触手を!』。」
「いやーーー!言わないで狭間さん!改めて自分で聞くと逃げ出したい!」
「つかみ所の無い天然キャラで売っていたのに。あぁも真面目なことをすればキャラが崩れる。」
天然キャラは作れないだろ。
「でも驚いたわ、あのイトナって子。まさか触手を出すなんて。」
ビッチ先生が言った。・・・・やっぱり心の中ではビッチでいいや。
「ねぇ殺せんせー、いい加減説明してよ。」
「先生の正体、いつも適当にはぐらかされてきたけど、あんなの見たら気になるよ。」
「そうだよ。私たち生徒だよ、先生のこと詳しく知る権利があるはずでしょ?」
ビッチの言葉を期にクラスが殺せんせーの秘密を改めて聞いた。
「仕方ない。真実を話すとしましょう。」
「実は...先生......。」
さてさて?どんな秘密なのかねぇ?
「人工的に造り出された生物なんですよ!」
クラスの空気が固まった。・・・・えぇ~?言うのそこぉ?
「だよね。」
「で?」
簡単に予想できることを教えられた皆は冷めた反応だった。
「にゅや!?反応うす!?これは結構衝撃的告白ではありませんか!?」
「つってもなぁ、自然界にマッハ20のタコとかいねぇだろ。」
「宇宙人でもなければそんなこと考えられない。」
「で、あのイトナくんは弟って言ってたから先生の後に造り出されたと想像がつく。」
ここら辺は誰でも考え付くよなぁ。
「はっ!?察しが良すぎる!恐ろしい子たち!?」
どこのガ○スの仮面だ。
「知りたいのはその先だよ、殺せんせー。どうしてさっき怒ったの?イトナくんの触手を見て。」
「殺せんせーは何処で産まれて、何を思ってここに来たの?」
渚の核心をついた質問に殺せんせーは無言になる。
「残念ですが、今ここでそれを話したところで無意味です。」
「先生が地球を爆破すれば、君たちが何を知ろうが全てチリになりますからねぇ?」
凶悪な笑みを浮かべた殺せんせーに何人かが後ずさる。
「逆に皆さんが先生を殺せば、君たちは幾らでも知ることが出来る。」
「もうわかるでしょう?君たちがする行動は只一つ。殺してみなさい。」
「アサシンとターゲット。君たちと先生を結びつけた絆の筈です。」
「先生の中の大事な答えを探すなら、君たちは暗殺で聞くしか無いのです。」
へぇー?
「なら全力で殺しに行こっかなー♪今すぐに♪」
「にゅや!?今ですか!?」
ハハッ、今すぐだ!
「・・・・逃げるが勝ち!」
「逃がすか!行くぞ!」
「「「「分かった!」」」」
俺と孤児院組ははそのまま殺せんせーを追いかけた。その後、他のE組生は烏間先生へ更なる暗殺技術の指導を請いに行った。放課後は希望者のみを追加で訓練するそうだ。しかも早速らしい。
「アッチも面白そうだな、皆覚悟を決めた目をしてる。死ぬ気の炎出せるんじゃないか?」
「あれなら出せると思う。」
「凪が言うなら確実だな。」
そんなことを話している俺たち。
「新神さんたち!いつまで追いかけるのですか!?」
未だに殺せんせーを追いかけながら。
《飽きるまで!!!!》
「にゅや~~~~!!!!!」
おや8000字を越えた・・・・。
ん?前話のオリジナルが約2500で原作5000が基本越え。
・・・・・・・・・。
気にしないでおこう!!!!
無理ですね、ハイ。
文才の差が目立つ(。´Д⊂)ウゥ...
誤字脱字やご意見がありましたらメッセージ、又は活動報告にてご連絡下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
では、次回お会いしましょう!