ヒャァハァァァァア!!!!
ありがとうございます!ありがとうございます!
此処まで延びるとは・・・・投稿当時は5000人越えれば御の字だと思っていたのに、予想の倍になりました。
では、どうぞ!
~恭弥side~
「フムフム。クラス対抗球技大会ですか!健康な身心をスポーツで養う、大いに結構!」
シロとイトナが去り、梅雨も明けた。現在E組では椚ヶ丘中学校のクラス対抗試合のメンバー決めをしている。
「ただ、トーナメント表にE組の名前が無いのですが...?」
そうなのだ。スポーツということで俺もテンションが上がったのに、何故かE組は対戦表に書かれていないのだ。
「E組はエントリーされないんだ。一チーム余るって素敵な理由で。」
...なんだと?
「おいおいマジかよ、テンション下がるじゃん。なんだよあの阿呆ども蹴散らそうかと思っていたのに、参加できないんじゃ意味無いじゃん。見学とか、え~?どうしよっかな~。バレない程度に邪魔でもしよっかなー。」
「どんだけ参加したかったんだよ、恭弥...。」
「参加出来ないだけでそこまでだれるか?フツー。」
イヤイヤ。
「参加出来れば合法的に本校舎の奴らコテンパンに出来るじゃん?テストもスポーツもE組に負けましたがどうかしましたか~?って。」
その時の顔を見たかったのに...
「鬼畜だな...本当に。」
「でもま、参加出来ない代わりに俺たちはエキシビションがあるんだよ。」
なに!
「エキシビション?」
殺せんせーが俺より先に聞いた。
「よーするに見せ物だよ。全校生徒が見てる前で男子が野球部、女子は女子バスケ部とやらされるんだ。」
ふーん。つまり現役対素人ってわけね。しかし、バスケか...。
「バスケか...いいな...。」
俺の呟きに周りが驚いた。
「変態か!?お前!?」
「いや!違和感無いだろうけども!」
変態?・・・・あ、そういうことね。
「俺は只単にバスケの方が好きなだけだぞ?」
だから有希子に凜香に律、驚愕の顔をすんな。見ろユウキたちを、普通の顔を─────。
「「「「・・・・っ!?」」」」
『そうですよね、恭弥さんにそんな趣味なんてありませんよね。安心しました。』
おいこら、疑うなや。
「なるほど、いつもの奴ですね。」
殺せんせーが恒例の差別行為に唖然としていると、寺坂グループの三人が立ち上がった。
「俺ら晒し者とか勘弁だわ。お前らで適当にやっといてくれや。じゃあな。」
そう言って去っていった。クラスが相変わらずな寺坂たちに呆れた。
「野球といや杉野が頼りだけど...なんか勝つ秘策ねぇの?」
あぁ、そういや杉野は元野球部らしいな。しかし杉野は神妙な声で言った。
「無理だよ。かなりつえーんだ、ウチの野球部。」
「特に今の主将、進藤。豪速球で名門高校からも注目されている。」
「勉強もスポーツも一流とか、不公平だよな。」
おいおい、また弱気な発げ「でもさ、」ん?
「勝ちたいんだ、殺せんせー。善戦じゃなくて勝ちたい、好きな野球で負けたくない!」
「野球部追い出されてE組に来て、むしろその思いが強くなった!」
「コイツらとチーム組んで勝ちた────」
自身の思いを口にし、殺せんせーを見たが言葉を失った。何故なら、
「ワクワク♪ワクワク♪」
野球のユニフォームに着替え、顔を野球ボールにし、様々な野球漫画の要素を取り入れた格好をしていたから。
「お、おう...殺せんせーも野球したいのはよく伝わったよ......。」
「ヌルフフフ!先生一度スポ根モノの熱血コーチをしたかったんですよ!」
無理だろ。
「殴ったりはしませんので、代わりにちゃぶ台をひっくり返します。」
頑固オヤジか!
「用意よすぎだろ!」
「最近の君たちは目的意識をハッキリ口に出すようになりました。」
「殺りたい。勝ちたい。」
「どんな困難にも揺るがないその心意気に答えて、この殺監督が勝てる作戦とトレーニングを授けましょう!」
こうしてE組は殺監督のトレーニングを開始した。ついでに椋たちのモチベーションアップにある約束をする。
「活躍した人は出来る範囲で何かお願い事を叶えてやる。出来る範囲でだからな?出来たとしてもある程度は妥協してもらうからな?聞いてる?」
あ、燃え上がって聞いてねぇ。ミスったか?
『『私はどうするんですか!?』』
あー、律と果林か...そうだなぁ。
「なら律は公平にジャッジして、それ次第で判断するってことで。」
─『果林は蒼と一緒ってことで。』─
『『分かりました!』』
─────────────────────────────
球技大会当日。大会自体は盛り上がり、三年はA組が優勝した。そして俺たちE組対野球部の試合。
『えー、それでは最後の試合。三年E組対野球部のエキシビションマッチを行います。』
さぁ!潰すか!そんなことを考えていると進藤が杉野に話しかける。
「学力と体力を兼ね備えたエリートだけが、選ばれたものとして人の上に立てる。それが文武両道だ、杉野。」
言うねぇ?
「お前はどちらとも無かった。選ばれざる者だ。」
そう言い残しチームへ歩いていった。
「そういえば殺監督どこだ?指揮すんじゃねぇのか?」
ん?確かに...気配を探っても球場にはいるがそこにはボールしか──ん?
「あそこだよ。」
他のメンバーが渚が指差した方を見る。
「烏間先生に目立つなって言われてるから、遠近法でボールに紛れてる。」
そこには体を地面に埋め込ませ、顔だけを出している殺監督がいた。せめて帽子は取れよ。
「顔色とかでサイン出すんだって。」
バレるだろ普通。色が変わるボールとかどんなボールだ。
「てかバレるだろあれ!」
だよな。すると殺監督は一瞬だけ地面に潜り、また出てきた。色が変わって。
「なんて?」
同じことを繰り返したがよくわからん。
「えっと、さっきのは...殺す気で勝て。だって。」
殺す気?......ニヤッ
「恭弥、また悪人顔になってんぞ。」
そうか?
「まぁ確かに、俺らにはもっとでかいターゲットがいるんだし。アイツらに勝てなきゃ殺せんせーは殺せないよな。」
さすが委員長磯貝、纏めるのが上手いな。
「よっしゃ!殺るか!!」
《オォー!!!!》
こうしてエキシビションマッチが始まった。
『さあ!一回表はE組の先制攻撃。』
『一番サード新神くん。』
っしゃあ!かますか!!
『ピッチャー第一球、投げたぁ!』
進藤はなかなかのスピードで投げた。確かに早いが......!
「オラァァァァア!!!!」
カキーン!!
「何ィィ!?」
そんぐらいじゃまだまだだな。
『な、な、なんと!?一番新神くん、まさかの一球目でホームラン!?何てことだ!!』
「嘘だろ・・・・。」
「なんでE組が・・・・。」
ハッ、嘗めすぎだ。
『二番、バッター潮田くん。』
「さっきのはマグレだ、他の奴は掠りもしないだろう。」
何言ってんだ進藤、さっき言っただろう?
『おぉっと!?セーフティーバントだぁ!?』
────嘗めるなって。そのまま渚は一塁へ走り、バントが来るとは思っていなかった奴らは慌てて一塁へボールを投げるが、渚の方が速かった。続けて磯貝もバントで塁に出た。
「な、何故あの豪速球が打てるんだ?」
おーおー、相手の監督さん驚いてるな。
「へっ!こちとら殺せんせー相手に練習してるんだぜ?」
そういうこと。あの先生、三百キロで投げるわ、打てたとしても殺せんせーの超スピードで守られるわ、キャッチャー役はずっと後ろから囁きまくるし、百四十キロ程度じゃ話にならない。
『ど!?どうなっているんだ!?E組、一転先取に走者一塁、二塁!!?』
『どうしたことでしょう!?ちょ、調子でも悪いのでしょうか?進藤くん。』
フハハハハッ!ザマァ見ろ!!
『四番、ピッチャー杉野くん。』
『さぁ!試合再開...おぉっと!?またバントの構え!?』
焦ってる焦ってるw進藤はなんて考えてるかな♪
“とある魔術の禁書目録;
(な、なんだよコイツら...。俺がやってるのは......野球なのか...?)
まぁ、そんなこと思うのも無理ないな。焦りながらも進藤は投げるが、投げた直後に杉野は構えをバントから普通に戻し打った。
『打ったー!打球は右中間を深々と抉る!』
『ランナー二人ホームへ向かう!打者杉野も三塁ホームへ間に合ったぁ!!』
本校舎の奴なのに解説はしっかりするんだな。
『な、なんだよこれ...予想外だ......E組、三点先制...。野球部、タイムを取るようです。』
ん?理事長?野球部の方へ何しに来やがった?あ、監督さんが倒れた。
「一回表からラスボス登場かよ...。」
『い、今入った情報によりますと、野球部顧問の寺井先生は試合前から重病で、選手たちも先生が心配で、試合どころではなかったとのこと。それを見かねた理事長先生が急遽指揮をするそうです!』
その言葉に本校舎生は盛り上がる。
「調子よすぎだろ、理事長が来ただけでそこまで盛り上がるか?」
前原が打席に立ち、理事長が野球部に何か言ってから席に戻ると
『さぁ、ここから───な、なんだこれは!?
なるほどね、俺たちの攻撃パターンの少なさを見抜いてそうきたか。
「ダメだろ!?あんな守備で!」
「ルール上では審判が駄目と言わなければどこで守っても、問題無いらしい。」
審判は向こうの人間だからそれは無いな。前原がなんとか打ち上げたが、守備が内野にいるため簡単に取られる。次の岡島が殺せんせーへ指示を求めるが、諦めのサインを出した。結局、そのままスリーアウトになった。攻守が変わり相手の攻撃だが、杉野の変化球に打てない。
「打たすなよ、杉野!ボール来ても取れる自身ねーぞぉ。」
「ハッハハ、わかってらい!」
そんな会話をしているが守備位置の関係上、俺は理事長が進藤に何かするのが見える。なーんか、催眠的なことしてんなぁ。その後、杉野の変化球でまた攻守が変わるが相変わらず全員内野守備だ。
『八番、レフト赤羽くん。』
呼ばれるカルマだが、打席に立たない。
「どうした?速く打席に立ちなさい。」
あ、審判に注意された。
「ねーえ?これズルくない理事長。」
あぁ、カルマの挑発で揺さぶるのか。
「こんだけ『邪魔』な位置で守ってんのにさぁ、審判の先生もなんも注意しないし、お前らもおかしいと思わない?あぁ!そうかぁ、お前らバカだから守備位置とか分かんないかぁ?」
さすがカルマ。確実にイライラさせてる。案の定本校舎の奴ら文句言ってきやがった。
「ちいせぇことでガタガタ言うな!E組が!」
「たかだかエキシビションで守備にクレーム付けてんじゃねぇよ!」
しかし、その後はなにも出来ないままスリーアウト。そして進藤が打者になるとさっきの催眠で凶暴化したのか、スゴイ迫力でボールを打った。
『おぉっと!!フェンス直撃ぃ!外野取れないぃ!!!!』
ッチ、さすがに守備じゃ負けるな。そのまま二点を取られ、さらに打順が俺に回る直前で最後の攻撃も終わってしまった。
『さぁ!残すところは三回裏、野球部の攻撃のみ!』
そして、第一球は相手にバントをされ走られてしまう。俺たちはバントをとる練習はしていないため、簡単にノーアウト満塁までに追い詰められた。タイムを取り杉野のもとへ集まる。
『ここで迎えるバッターは、我らが誇るスーパースター!進藤選手!!』
・・・・なんだあれ?筋肉とか膨張してるじゃねぇか。
「おぉーい、監督からしれーい。」
カルマ?殺せんせーから何か言われたのか?・・・・へぇー?そういうこと♪
『さぁ!試合再開...ですが、こ、この守備陣営は!?』
殺せんせーからの指令は俺とカルマが超至近距離で進藤へプレッシャーを与えること。効果は進藤の唖然とした顔が証明している。
「明らかにバッターの集中を乱すけど、さっきそっちが先にやったとき審判はなにも言わなかった。なら、別にいいよねー?理事長先生ー?」
「どうせ真の強者はこれくらいじゃ集中を乱さないとか言うんだろー?」
俺とカルマの質問に理事長は、
「ご自由に。」
余裕を持って答える。そこまで言うなら、
「なら、遠慮なく行くかカルマ。」
「オッケー♪」
俺たちはさらに近付き、進藤がバットを振ったら当たるレベルで近付いた。
『ち!近い!?前進どころかゼロ距離守備!?』
「気にせず打てよ、スーパースター。」
「ピッチャーの球は邪魔しないからよ。」
杉野がボールを投げ、進藤はビビりながらもバットを振った。もう少しビビらせるか。
“ドラゴンボール;孫悟空の身体能力”
カルマは直前で避けるが俺は動かない。いや、高速で動いて俺の体をすり抜けたように見せる。その事にE組や他の生徒も驚愕した。
「・・・・ハッ!ス、ストラーイク!!」
『な、何が起きたんでしょうか?今、新神くんには当たったように見えたんですが...。』
「ハ、ハハ、今のはビックリしたよ恭弥くん。どうやったの?」
「ん?気にすんな。それよりは進藤、そんな遅いスイングじゃ意味無いって、」
そして俺とカルマは揃って言う。
「「次はさぁ・・・・。」」
─殺すつもりで振ってみろよ─
「ヒ、ヒィィイイッ!!!!」
完全にビビった進藤は2球目を何とか当てるが、へっぴり腰だったのでカルマが軽く取り、キャッチャーの渚へ渡し、そこからトリプルプレーで試合は終わった。
『ゲ、ゲームセット...なんと、なんと......E組が...野球部に勝ってしまったぁ!!?』
《オッシャアァァ!!!!》
「お兄さんおめでとー!!」
「おめでとうお兄ちゃん!」
「おっと!?ユウキに椋か、いきなり飛びかかるな。」
「「えへへ♪」」
途中から見ていた女子たちもやって来た。
「男子おめでとう!!」
「やったね!野球部に勝った!!」
「女子はどうだったんだ?」
磯貝の質問に男子も気になった。
「私たちも勝ったよ。」
おぉ!マジか!
「新神家が暴れ回ってたよ。」
その言葉にE組は思った。
─《化け物すぎるだろ新神家!!?》─
こうしてクラス対抗球技大会のエキシビションは男女ともにE組が勝利した。
「律、誰が活躍したんだ?」
あの約束の結果を俺は律に尋ねた。
『それが・・・・。』
ん?どうかしたのか?
『皆さん活躍していまして、誰が一番かが判断しにくい結果となりました。』
「あー、それならしゃーないから皆でどっか行くか。」
『ハイ!』
すまない木村正義くんよ・・・・君のポジションをとってしまった、許してくれ。 (。>д<)
皆さんいかがだったでしょうか?
今回は心理戦がメインっぽかったのでスゴく書きにくかったです。
さぁ、次回はヤツの登場です。・・・・どうしてやろうか...。
誤字脱字やご意見などがありましたらメッセージ、または活動報告にてお知らせください!
読んでいただきありがとうございました!
今更ですけど、出てきた能力説明した方がいいのでしょうか?( ; ゜Д゜)
では、次回お会いしましょう!