皆様お久しぶりです!!
今回は無彩限のファントム・ワールドです!!
とある高校の大きな講堂にある教卓にて、一人の眼鏡を掛け白衣の下に着物を着た女教師がいた。
そしてその教卓を挟んだ前にはサイドポニーのスタイルのいい少女や、小柄で髪を腰より長く伸ばした少女、ショートヘアーに星の髪留めを付け首にはヘッドフォンを掛けた少女、そしてその中で唯一の小学生で髪を触角のように前に留め熊のヌイグルミを抱き抱えた少女がいた。
「今回は町外れの空地にドラゴンの姿をしたファントムが現れたようです。」
四人の生徒に向かって先生は言う。
普通であれば女子で生徒に話す内容ではないがそれには訳がある。
「任せて下さい先生!私達なら問題ないです!」
サイドポニーの少女は自信満々に言う。
「でもいいのでしょうか?恭弥くんがまだ来てないようですが...?」
続けて髪の長い少女が不安そうに話す。
「どうせアイツのことだから何時も通りのんびりしてるんでしょ。」
ショートヘアーの少女は呆れた様子で答える。
「恭弥お兄さんは自分でマイペースだって、言ってますもんね。」
幼い少女は少しだけオドオドしながらも話す。
その会話を目の前で聞いている教師は言いづらそうに答える。
「え~と、そのことなんですが、恭弥くんには先に向かうそうです。」
「ハァ!?何でですか先生!」
サイドポニーの少女─川上舞─が驚きの声を上げる。
「急ぎましょう!舞お姉様!」
そんな舞をお姉様と慕う少女─和泉玲奈─が慌てて答える。
「そうです!一人でなんて危ないです!」
「アイツがそうそうやられるとは思えないのだけれど...。」
玲奈のように慌てる小学生─熊枕久留美─と他の人とは全く異なる反応をするショートヘアーの少女─水無瀬小糸─は落ち着いている。
「取り合えず速くあの馬鹿の所へ急ぎましょ!」
「「「はい!(えぇ)。」」」
舞の言葉に頷く三人。
そして自由に行動する馬鹿=恭弥はと言うと─────────────────
◇◇◇◇
「ゴガァァァァァァアアアアアアアアアッッッ!!!!!」
「うーん、ドラゴンと聞いたがそこまで大きくは無いな。」
全長約10mもあるドラゴンに向かってズレたことを抜かす主人公であるこの男、新神恭弥は此方を警戒し威嚇するドラゴンに向かって呑気にしている。
「まぁ、気にせず行くか。」
そう言った恭弥の手に両刃の剣が現れる。
その剣を見たドラゴンは先程までの勢いが急激に落ちる。
「やっぱドラゴンにはコレだろーな。んじゃ、行くぞ
勝負は一瞬でついた。
◇◇◇◇
「恭弥!」
空が赤くなり日が沈む時間に件の現場へ着いた舞たちが眼にしたのはファントムを封印するために愛用する小型の剣を持った恭弥がいた。
「あ、先輩に皆。お疲れ様でーす。」
ワナワナしている舞に気付きながらも無視処か楽しんでいる恭弥。
そして案の定、
「お・疲・れ・様・で・すじゃないでしょーーーがぁぁ!!」
恭弥に向かって飛び蹴りをする舞だが恭弥は軽く避ける。
「まぁまぁ。問題も無かったですし、報酬もかなりありましたから皆で飯にでも行きましょうよ。奢りますし。」
その言葉に過剰に反応するのが一名。
「良いのですか!?なら私は食べ放題のお店に行きたいです!」
ファントムを食べて封印する能力の弊害か、食欲がかなりある玲奈。その勢いは出禁になる寸前でもある。
「ちょっと玲奈!食い付き過ぎよ!!」
そんな玲奈を嗜める舞だが他の女子も行く気満々のようで久留美も目が輝いている。
「よーし、ならこのまま店にしゅっぱーつ。」
『おぉー!』
舞をほったらかしにし先に動く恭弥と、恭弥についていく女子三人。
「ちょっと置いてかないでよ!!」
何だかんだでついていく舞と、すぐに立ち止まり舞を待つ恭弥たち。
結局は笑い合いながら五人仲良く店に向かうその後ろ姿は夕陽に照らされ輝いていた。
──────これは特殊能力とファントムと言う人とは違う生物たちが存在する世界で好き勝手に能力を使う恭弥の物語の一幕。
皆様方!
不定期投稿が続きますが、恭弥共々これからも宜しくお願いします!!