先週はドタバタしていて小説どころではなかった状況でした。
あと、船で11時間が辛い・・・(;´Д`)
では、どうぞ!
『それでは、第二試合に出場する方をお選びください!』
おかげでミカ以外の教会メンバーと律からスッゴイ睨まれてます。
「とりあえず
少しでもこの状況から逃げたい俺は話を逸らす。
と言うか、こうでもしないと話が進みそうに無い。
と、俺の心配をよそに立候補が出てきた。
『私が行ってもいいですか?』
果林だ。
果林かぁ・・・。
「果林は・・・・幽霊状態だけど大丈夫なのか?ミカ。」
今回の大会の当事者であり、元凶のミカに確認してみる。
「大丈夫じゃない?白夜叉ちゃんも果林ちゃんの存在に気づいてるみたいだし。」
はっ?見えてるのか?
あぁ、そういや白夜叉は精霊の一種だったな。同じ
「じゃ、問題ないようだし行って来い、果林。」
『はい!行ってきます!恭弥さん!』
ステージへ向かっていく果林。
一回戦では
なにせ対戦相手がFate/の
しかもさっきのジンを見る限り、全体的なステータスは上がっているのだろう。
正直なことを言うと、かなり心配だ。
果林がステージに立ち、黒ウサギによるルール説明を待っているが、一向に始めようとしない、なんでだ?
『えーっと.........そちらからはどなたが出られますか?』
「ん? もうそこにいるぞ?」
何言ってるんだ?白夜叉もわっかているから黒ウサギも見える筈────まさか見えていないのか?
『 ? 』
どうやら本当に見えていないらしい。
はぁ、しょうがない、何かちょうどいい能力あったけなぁ。
「バニー、ちょっと待ってろ。」
夜椿?
『は、はぁ............?』
突然現れた夜椿は果林の前へ立ち手をかざす。
「ちょっといいかな。」
『え?』
「「「「「「ッ!?」」」」」」
ハァッ!?実体化した!?
肩に触っただけだよな?何をしたんだ?
「周りの人からも見える様にしておいたよ。姿を消したかったら頭の中で念じてみてくれ。」
俺たちの疑問を余所に、夜椿は果林になにか説明をし、果林は実体化から元の幽霊状態に戻った。
どうやら本当に実体化を自由に出来るようになったみたいだ。
《ありがとうございます!》
「うん実体化しようね。」
二人はミニコントをしているが、周りは呆気にとられている。
《失礼しました!.........これでいいですか?」
「バッチリだ。じゃあバニー、後はよろしく!」
やるだけやって夜椿は元の位置に瞬間移動して帰っていった。
『.........はっ!? 失礼しました! で、では、ゲームを発表します! 内容はアスレチックです!』
やっと復活した黒ウサギが降ってきたギフトゲームを読み上げた。
『ギフトネーム名" 妖精と英雄 "
プレイヤー一覧
皇
新神 果林
クリア条件 対戦相手よりも先にゴールテープを切る。
クリア方法 いかなる手を使っても良い。ただし、対戦相手の殺害は禁止とする。
敗北条件 相手に先にゴールされる。又は対戦相手の殺害。
宣誓、上記を尊重し、誇りの下、ギフトネームを開催します。
" ノーネーム " " 新神教会 "。』
黒ウサギがギアスロールを読み終えると上空にキューブ状のものが現れ、そこから階段が伸びてきた。
階段が地面に着いた時、踏切の様なものも現れた。
『それでは、両者スタート位置についてください。』
どうやらスタート地点だった様だ。
察した二人はお互いの顔を見つめ合った後、階段の前まで出た。
一方の果林は少し前傾姿勢になりいつでもいけます!っと言わんばかりの気迫を感じ取れる。
『──────では、試合を開始しますっ!』
────────────────────────────
何で、こうなったんだろう......。
『さあ始まりました" 妖精と英雄 "。実況は俺こと皇 夜椿と、』
『新神恭弥でお送りします。』
何で実況をしているんだ俺は?
『お? さっきとは違い恭弥もノリノリですね。』
『こうでもしないと疲れるからな.........。』
わかってる。
いきなり俺の元に現れ、スッゴい笑顔で此方を見た時点で何か嫌な予感がしていたんだ。
『では詳しいフィールドの解説をしましょう。このキューブ状の中は四階層に分かれていて、下から森林、海洋、山岳、天空、という風に分かれています。』
『なるほど、各階層の名前に基づいたフィールドが形成されているというわけか。』
『その通り! 森林は迷えば抜けれないジャングル、海洋は危険生物が蔓延る魔の海、山岳は灼熱の炎が渦巻く溶岩帯、天空は荒ぶる暴風が進行を困難にしている積乱雲といった感じですね。』
『なんでそんな危険度Maxなんだよっ!?』
なんちゅうステージにしてやがる!!
俺は夜椿に殴りかかるが悉く避けられる。
『安心しろ。命の危険がした場合、ギフトが正常に働けばそのフィールドがある階層の入り口まで自動転移されるとカンペに書いてある。』
『大丈夫なのか、それ.........。』
『万が一死んでも蘇生されるのでご安心を。』
『いや無理だから。』
俺は死んでからの転生だが、死んだ瞬間の記憶は無い。
ってか、そんな記憶は要らん。
『これからは若干丁寧な口調になりますが気にせず行きましょう。それでは進行具合を見てみましょう。』
夜椿がそう言うと、上空に半透明のディスプレイが二つ出現し、二人の様子が映し出された。
『ディスプレイには各階層にそれぞれ設置されているカメラの映像が流れており、画面下に書いてあるバーはゴールまでの距離だそうです。現在リードしているのは.........果林選手! 既に森林を突破し、早くも海洋に繋がる階段を登っている!』
おぉ...!まさか果林が先行しているとは!スゲーな。
……...それにしても果林に興奮している男どもがうるせぇ。
…...潰すか?
『流石ですね、恭弥さん』
おっと、解説解説。
『俺も驚きましたよ、そちらより先行しているなんて.........』
果林の快進撃に驚愕している俺だが、一つ気になったことがある。
どうやってあのジャングルを抜けたのか。
『恐らく霊体化したんでしょう。そうすればジャングルの木が邪魔することなくスイスイ行けますからね。一方の蒼選手は.........漸く森林を突破した様です!』
俺の疑問は直ぐに夜椿が解説したが再び気になったことが見えた。
『.........夜椿。』
『なんでしょうか、恭弥さん。』
『なぜ彼女の通った道には木がないのでしょうか?』
そう、生い茂った木々が一切無くなっているのだ。
『よく見てください。切ったんですよ』
『大木をか?』
おかしい...。どう見ても樹齢千年はあろうかという巨木がきれいに切られている。
『もちです。』
…………...。
『............果林選手は既に海洋の中間地点を突破した様です。』
この時点で俺の中の常識が崩れ去った。
こんなに精神的に弱かったか?俺は?あれ?常識ってなんだっけ?
『海洋では入り口付近の岸に置かれているモーターボードやマリンバイクで移動しても良いそうです。』
こんな時は現実逃避した方が楽だ。
『............。』
何か言えよ、夜椿。
『さあ、蒼選手はここからどう巻き返すんだぁぁああああ!!!』
『..........恭弥、無理しなくていいんだぜ?』
『.........そうしとく。』
かと言って、テンションがハイになりすぎたようだ。
『気を取り直してっと。蒼選手は今どこに.........わお。』
…...ん?
夜椿が変な声を上げたので、俺は顔を上げる。
そこでもう何度目かわからないが、驚愕した。
『もうなんでもありだな............。』
水面を沖田・・・おっと、
しかも、猛スピードで。
いや、俺も水面を走るくらい出来るが、簡単に行くなぁ。
『蒼選手が襲いかかる海洋生物を一刀両断しながらみるみる差を縮めます! っと先ほどまで華麗な運転捌きを見せていた果林選手が海洋の出口に辿りついた様です! しかし今の蒼選手なら僅か数分で追いついてしまうでしょう!』
『............。』
よし、自棄だ。寝よう。
『恭弥がメンタルアウトしたので、ここからは俺一人で実況をお送りします。次の階層は山岳。荒れた地面に急な傾斜、何よりも噴き出る溶岩が走行を困難にしています。』
『果林選手は霊体化で物理攻撃が当たらないためドンドン進み、蒼選手は縮地を駆使して溶岩に当たる前に移動しているので画面にも映っていません.........。実況者泣かせですね............。』
夜椿も気落ちしてきたようだ。
『............最後は天空、ここは.........クリア不可能でしょうね。果林選手みたいに飛べなかったら。』
「「「「「はぁぁぁあああ!?!?!」」」」」
うおっ!?なんだ!?
俺が顔を上げると
もう何でもありだな、このゲーム。
『圧縮した空気を蹴ってますね.........。』
なんか同じ顔なだけあって、アルトリアに見えてきた。
『果林選手と蒼選手、どちらも遅れを取りません。二人の差はもはや0! その手に勝利を収めるのはどっちだーー!!』
ゴールまで数十メートルになった二人は、観客がギリギリ視認できるほどのスピードで走り、鬼気迫る雰囲気を醸し出していた。
そして───。
「「「「えええええーーー!!!」」」」
なんと、あと数メートルの距離で
有りなのかそれは。
『しょ、勝者、皇 蒼!』
「「「「わあああああ
あ!!!!!」」」」
ともあれ、勝敗は決した。
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「申し訳ございません......。負けてしまいました。」
帰ってきた果林はしょぼくれていた。
「いやいや、あれは予想外だったし、何も問題ねぇよ。なぁ?」
そう言い、皆にも果林の活躍を訪ねる。
「そうそう!すごかったよ!」
うんうん、やはりユウキはこういう時にすごく元気付けてくれる。
「お疲れ様。」
凪も微笑んでくれた。
「と、言うことだ果林。良くやったな。」
「恭弥さん、皆さん......!」パァ......!
おぉ、笑顔に効果音が。
さて次の対戦にモチベーションを上げるために言うか。
「よし。ゲームに勝つ、もしくはあと少しで勝てそうだった場合は何かご褒美でもやるか。球技大会のやつとは別で、一人一つで。」
キュピーン!
あ、目が光った。
あ~、ちょっと褒美とかし過ぎたな~最近。
でもあんまり身内に厳しすぎるのもなぁ、いやなんだかんだで好転してるからいいか。
いかがだったでしょうか?
イヤー(^^;)ゞ久々の戦闘描写に続き、難しいですね。頑張らねば(`・ω・´)
では、また次回お会いしましょう!